2011年12月10日土曜日

バッテリの記録

私の愛機KOHJINSHA SX3のバッテリがへたってきた。ちょうど一年前くらいに、残容量が一時間を切ってしまい、Windows7で警告メッセージがよく出るようになってきたのだが、そのまま使い続けたところ、見るごとに5-10分程度低下していき、現在は十分程度しか持たないようになってしまった。そこで、TN07Tのバッテリーを流用したり互換バッテリーをロワさんから購入したり、という感じで使ってはいる。
使い方も変わってきた。特にロワさんの互換バッテリーは満充電せず、使用するときしか装着しないようにした。満充電時は2:50ほど持つらしいが。SX3はもともと純正のバッテリーで4時間程度バッテリーが可能なので、多少は不満だが、とりあえず使えないよりはよい。
また、この互換バッテリーは型どりが多少失敗しており、ロックがかかりにくい。本体右側のロックは半分、左側のロックは力任せに押し込まないといけない。まあ、どちらも力業でロックするのであるが。
本日、純正バッテリをはめてみたところ、上記のような画面が現れた。あり得ない数字である。

2011年12月7日水曜日

フリースポット 各自治体様からの問い合わせ

このところ、私のところへ、なんとうれしいことに全国から問い合わせが相次いでいる…。最初は比較的ご近所さん、遠くても県境をまたいだくらいのところだったんだけれども、この頃は電話で話し終わった後に、google mapで『ここかー!』みたいな会話が成り立っている。

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その中で多い質問。
1. プロバイダやネットワークはどういった形態か。→ 攻撃の対象となるためここでは書けませんが、二種類の方法を採用しています。
2. プロバイダは? → 自治体は出資しているプロバイダや地場のプロバイダを一般的に採用しているのですが、フリースポット用としてはプロバイダ約款との整合性がとれず、遠隔地のプロバイダを紹介してもらいました。約款についても確認がとれています(というより、当たり障りのない規定にとどめる、という回答でした)。悩んではいけなかったのかも。たぶん、責任とらないから、勝手にやってね、と地場のプロバイダには言われていた気がします。
3. FS-HP-G300Nの使い勝手は。 設定時にわけのわからない動作がありましたが、再起動すればとりあえずOK。一台のみ初期不良で返品しましたがこんなものでしょう。FS-HP-G300Nは欠点としては、
① 電波強度の設定ができません。
② メール認証後の時間は2時間固定です(ほか、ゲスト認証10分、半年の選択肢がある)。
③ ポップアップテクノロジー(認証後の画面誘導)はFS-HP-G300NとFS-G54は搭載されていますが、FS-G300Nは搭載されていません。
④ 規約はどうなっているか → あまり細かいタチではないので、私自身は全然気にならないのですが、『公衆無線LAN利用約款』で検索していただければすぐに引っかかると思います。先行したある自治体様のものをもとにFS-G300NやFS-HP-G300N対応に作り替えています。H17当時に潜行(先行の誤字ではない)して試験提供をした際には、規約もプロバイダも全然気にしていませんでしたけど。
設定時に、アクセスタイムコントロールの範囲外だと、設定が一切できなくなります。電源は入っているのだから、そのへんちょっと気遣えば、ファームの作り込みぐらいできるはずなのに。FS-G54ではできてたような気がする。

FS-HP-G300Nについては、Wi2とのタイアップ製品なので、自治体としてはこのあたり非常に気にかかるところです(っていうか公有財産や行政財産を多少かじったことのある職員であれば、この仕様は致命的だと感じますよね…。行政財産の目的外使用に引っかかってしまう…)。
正直、自治体モデル、FS-HP-G300Nの機能性能を保持したまま、へんなアクセスポイントがなく送信出力の制限ができるモデルがほしい…。

お問い合わせは大歓迎です。このブログを見たって言っていただければ(っていうか、結構アクセス数あるんですよね。みんなやりたがっているみたいですね。)。うまく話せるかどうかはわかりませんが、よくいい声だって言われます(笑)。

2011年11月22日火曜日

自治体 フリースポット FS-HP-G300N 広報 ホームページ

内緒で書いているから、名称や所在は明かせないが、我が社の施設でのフリースポットをPRするホームページがやっとのことでオープンした。
ことの発端は、ある町のホームページでフリースポットを調べていたところ、google mapを利用したフリースポットの地図を見たことがきっかけである。これいいかも、とうちの若いモンに相談したら、『そんなの広報でやってますよ。』と素っ気ない応答が返ってきた(というより一喝された、といった方がいいかもしれない(笑))。で、広報に相談したら、地図は作ってやるが我が社のホームページに一つページを作ることが条件、そこからリンクを張ってやる、ということになってしまった。
まあ、とにかくつくりゃいいんだろ、と思ったが、我が社のホームページは一つ一つのページが複雑怪奇なテンプレートで構成される。こいつは素人には解析不可能といってよい。
まあ、それでも趣味を仕事に持ち込んだ、とあきらめて作成させてもらったら案外きれいで気に入ったので、ヘッダー部分にgoogleの検索画面を仕込んだりしたがこれはさすがに×の判定をいただいた。仕方なく本文に組み込んだり…。
フリースポットのFS-G54及びFS-HP-G300Nは『ポップアップテクノロジー』という機能を持っている。何のことかというと、フリースポットに接続後、最初に表示するページを提供側が仕込めるものでPR効果が高い(というよりユーザーの意に沿わないもの…)。そこで、当社もその技術を用いて宣伝させてもらおうと考えているが、20箇所もフリースポットの設定画面を変えることになるので、少々きついと想像される。そこで、現行のindex.htmに当たるページを別のものに置き換えそこからMETAタグで広報のページに飛ばしてやればいい、と考えている。
で、index.htmは、
『あなたの予想に反して、このページが見えているでしょうか?』をパクってしまっている。まあ、ブラックがわかる人ならいいが…。

2011年11月5日土曜日

自治体 フリースポットと広報 FS-HP-G300N

自治体のフリースポットを展開する上で、その意義や性質などを論ずるのは難しい。特に事業の『目的』も曖昧と言わざるを得ないだろう。
何のために…。今では携帯電話でネットができるのに。
と取材の新聞記者に聞かれ、確かにそうだな、と頷いてしまった自分がそこにはいた(笑)。
『速度が速いことと、無料なことですかね…。』それしか答えようがない。

実に、21時間前であろうか。ツィッターでつぶやかれた。
我が社を名指しでつぶやかれた。
『…市の公共施設ってかなりFREESPOTが導入されているのか。何気に知られていないところで地味にすごかったりするんだよね、…(省略)』
そのフォローは、
『アピール下手。広報をしっかりしないと魅力が発信できませんね。』
で、『そうなんだよね。実にもったいない。』
ときたもんだ。

大局的にはそうかもしれないが、我が市のフリースポットは公共施設で展開している以上、まず一義的には施設の利用者のためにあると言えるだろう。前回書いた図書館は、パソコンの貸し出しも含め積極的にフリースポットを提供すべき立場であるが、市の公共施設での展開を図った立場は多少異なると言える。どちらかというと消極的である。たとえば、出張所のフリースポットは勤務時間や開館時間と開設時間を合わせていないので、その時間内に来たフリースポット利用者は建物内に接続可能であるが、時間外の場合は建物内での利用は不可、となるのは当然である。本庁内のフリースポットは21時まで接続可能であるので単純に各出張所はおおかた21時にあわせてある。職員がいない時間にも利用者がこないとも限らないので、質問のあった利用者に対しては、『駐車場からでも接続できますよ』と言ってある。
行政の行うフリースポットの意義としては、単純に『先進市』の称号を受けたり、情報政策部門のPRだったりするのではないのかな、とも思う。正直、あまり実のある政策ではない、が市民が知ればすごい自治体の仲間入り、である。ただし、この展開によりある程度救われる人がいるのも見過ごせない事実である。
一番実感できる効果というのはあちこちに無線のルータを置いたことにより、先般の震災時のように社会インフラがずたずたとなったときに、もしかして、通信が一カ所くらいは可能かもしれない、という望みをもしもの時に託せることだ。当社の場合、地元や東京のプロバイダとはフリースポットという性質もあり契約していない。それが本社二本、各図書館で三本契約しているのでいざとなったら"逆流"させてやればよい。ネットワークを理解し、いざとなったときにゲートウェイとスタティックを打ち替える技量が必要であるが、なんとか万一の際の行政機能は提供できる、くらいの『保険』的な意味合いはある。もっとも、電源が落ちたら何もできない状態となるので、自家発設備を備える部署には優先配備をすることが望ましい。幸い、我が庁舎は正直とてつもなく防災設備と職員の意識は充実しており、3.11の被災直後からフリースポットを全面開放し、何も問題はなかった。また、インターネット的に『会社でメールがつながらない』などの理由で"避難"してきた市民が認められており、ほかの箇所からネット的に出て行く、ということもなさそうだ。むしろ、フリースポット系は県外プロバイダであるので、県内プロバイダに出て行く情報系ネットワークの設備が不通となった際に、庁内プロキシからフリースポット系ネットワークに接続するだけで、インターネットへの疎通は確保できるはずだ。ただ、グループウェアからは残念ながら使える状態ではないと思うが。非常時に自社メールの疎通を本番系で確保するためには、やはりサーバーを外に置く必要がある…。

さて、フリースポットの広報であるが、主に、市ブログ(新着情報)、課HP等によってなされ、また、フリースポット協議会のホームページにも記載してある。開設当初は二回にわたり、各新聞社にも記事にしていただいた。まあ、それ以上の広報はできないと思われるが、せっかくのご指摘であるので週明け以降、各方面と協議をしてみたい。まあ、積極的に広報活動を行うのは冒頭の意義性質を考えると少々気の乗らない部分ではあるが…。

2011年10月30日日曜日

自治体 フリースポット FS-HP-G300N

自分の仕事的には『順調』そのもので、メーカーとの交渉においては『紆余曲折』であったが、なんとか『先進事例』となっているようである。この事業はそもそも積極的に実施したい『図書館』という存在があって、それを予算確保の上でなんとか支援できないものか、と考えたところ『とりあえず図書館と情報部門で財政当局をゲリラ攻撃』(笑)し、情報部門は図書館の予算確保を条件に引き下がる、という方向を思いついた。要は図書館は積極的に実施すべきと認められるので、一般部局のフリースポットを全部やめるから図書館につけて欲しい、と懇願するつもりであった。
いざ蓋を開けてみたら財政当局は、実際私よりもよく考慮しており、(対SB対策として)本庁で実施しているのならば出先部署もやらなければいけない、と考えたようだ。しかも実施する予算は庁内インフラを投下するよりはるかに安上がりである。財政部門は逆に私に条件をつけた。実施の時は最大限図書館に対し技術支援をせよ、ということである。
結局、一般部局と図書館パラレル展開となったが、なんとか図書館の展開も終わり一息ついたところである。
図書館というのは実に面白いところで、一般部局のお客さんであれば自己責任と考えられるべき範囲も負担している部分がある。資料を分析する部署が置かれていたり、学習室があったりするのは大して学生時代に図書館も利用しなかった私にとっては驚きであった(そもそも学習なんかしなくても成績は良かったのだが(笑)。冗談と受け止めて…)。

図書館は情報部門のインフラは使用できなかった。これを使ってしまうと図書館の業務系も兼用しているため、フレッツの帯域自体を圧迫する恐れがあったためである。フレッツの引き込み及びプロバイダ契約から図書館は業務を始めることになった。
次いで、フリースポットやルーターの設定。これは私が嫌々ながら(笑)実施することになった。
実施にあたっては、利用者用パソコンの設定や既存パソコンの修正を行ってきた。図書館では、もともと情報入手という観点からパソコンの提供業務が最優先らしく、フリースポットの提供は副次的な効果とも言えるが。
図書館は三館あるがすべてでパソコンの貸し出しを行っている。特筆すべきは、ある図書館の学習室では有線LAN接続及び電源接続も可能になっていることである。たまたま最新設備の図書館のため、備品もそういうものを買ってしまった、
ということらしいが、これに情報部門が魂を吹き込んだことにより、まさに便利な環境を提供できたと言える。
FS-HP-G300Nは利用者用PCの使うカスタマイズSSIDを設定できる。利用者用PCを使うのにフリースポットに接続しメール認証なんていちいちやってられないもんね。

これにより、わが社全体では二年間にわたる整備で投入した個数は20個、延べ19箇所でのフリースポットが実現した。

google 先生で市民のウケを調べてみた。
『出先にも拡大していくとのこと、大いに期待したい。』ありがとうございます。今年はもう終わりなんですが、わが社の方法では実施費用も格段に安く上がるため、常に実施拡大が可能な状況にあります。
『市長が変わった雰囲気を感じる』フリースポットは市長及び前市長の命令や市施策の実現、という観点ではなくボトムアップな施策でした(そもそも事業実施自体が副市長決裁。安すぎて…(笑))。施設管理的側面を切り口にし市全体のチームワークにより実現した、というところでしょうか。特に図書館の実施にあっては今年退職の図書館長さんの長年の努力の賜物です。
またのご利用をお待ちしております。
『キャンプ中に入稿…助かった。職員の対応に感謝したい』わが社のフリースポットは郊外にもおいてあります。また、簡易マニュアル等を配備したため、迅速な対応が可能となっています。特に、職員の親切さ、は私もこの会社にいる意義、誇りに思うところであります。

市民の反応は上々である。さて、次は何をしようか…。

Softbank vs au by kddi (続編)

ネット上ではスピードテストも遅延性の小ささにおいてもauの圧勝であったが、駅からの帰り道で近所の知り会いに聞いたところ、『私の会社のあるところで試したところ、そんなには変わりませんでした。』とのこと。

2011年10月15日土曜日

iPhone 4S KDDI vs Softbank

昨日、販売されたのでネット上で各陣営(?)が報じていることをできるだけ客観的にまとめてみることにする。しかしながら、私はTu-Kaのファンなので多少KDDIをひいき目に見る傾向があるようだ(笑)。

① KDDI版iPhoneは余っている? らしい。
② ソフトバンクの登録システムがダウンしたらしい。
 大手家電店などの話によると、KDDIの当日整理券が余ったそうだ。ということは一見、売れていないのかって思える。しかも、ソフトバンク側は登録システムがダウンするほどに売れている、ということなのか。これは、判断できない。というのも伝統的にソフトバンクの登録システムは弱いらしいし。もし、同数売っていたと仮定すれば、ソフトバンクの登録システムはかなり改善しなければならないとも言える。
 逆に、ソフトバンクのペースを上回る速度でKDDIが売っていた場合、KDDIの登録システムはすばらしいものという結論が導き出される。また、激しい登録業務に対応できる労務や人事、それに業務が滞らない社員の教育、精神などもすばらしいものだ、とまで言うことができてしまう(笑)。案外、後者だと笑える…。

③ ソフトバンクは前機種の乗り換えでも残金免除など優遇策が。KDDIはそういった優遇はない。
そもそも、このキャンペーンはiPhone3G, 3GSユーザーが対象で、auはこの割引制度はないのが当然だろう。

④ 回線速度もサービスもソフトバンクの方が(規格上は)上。
ソフトバンクは規格上14Mbpsないしは7Mbps超、au速度は3M程度。今日の夕方に各報道の実効速度が出てきた。案外ソフトバンクが健闘してるじゃん、という印象もあるが、実はiPhone4が健闘していたりする。どうやら、4S自体で比較すると、auが圧勝という印象を受ける。端的には、下記の記事を参照。
http://www.gizmodo.jp/2011/10/_iphone4s_auiphone4s.html
全然違う。ただ、auに偏り過ぎって言う意見も。
ブラウジングについては、こちら。
http://www.ustream.tv/recorded/17861349
ギズモードさん
http://www.youtube.com/watch?v=5sE4cbSwD_E&feature=player_embedded
ギズモードさんなかなかマニアっすね…。

挙句の果てにこんな笑える画像も。Wi-Fi(auひかり)の結果か?。と思ったら、改ざんらしいな。やるなら、決して理論値超えるなって笑われてた。
http://img.blog.mian.cc/20111014_2016902.jpg

しかし、ソフトバンクが勝利するところでもauのほうが上り速度が4倍以上出ていて、Webブラウジングでは圧倒的にauのほうが速いらしい(当然そうではない結果もネット上にはある)。
たとえば、http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/061/61289/
なんとなく、auの個体のほうは故障しているかのような感が…。auが不安定ってあまり聞いたことがない…。特に、4箇所計って、KDDIが1Mbps超え一箇所っておかしな感じなんですが…。なんか、ソフトバンク誘導のにおいがする。
特に、下記の記事は…。いえいえ、私は客観的ですよ。
http://kimobiler.blog133.fc2.com/blog-entry-278.html
ソースはフジテレビ『めざましテレビ』らしいが、この調査結果はいただけないと思われる。選挙の前日に開票結果を予想するようなもんか、もしくはソフトバンク側の機種変は除くべきか…。
http://blog.esuteru.com/archives/5110599.html
とか
http://jidoushahokenhikaku.blog49.fc2.com/blog-entry-1916.html
とか。

しかし、概してブラウジングにおいて、ソフトバンクが勝利している結果は無いように思える。
確かに、うちのケーブルテレビが64kbpsだったとき、案外速かったのはDNSの反応や上り速度によるものだった。反面、ソフトバンクは閲覧の命令をしてから表示が切り替わるまでの時間が長い。これは回線がぼろいのではなく、DNSサーバーやL3 SWの類の最適化がなされていないために起こると思われる。内部の仕組みを総入れ替えすれば何とかなるかもしれない…。
auはスピードテストで負けてもそのへんはずば抜けて(おそらくドコモよりも)速いのかも…。余談だが当方のDNSサーバーのレコード伝播において、docomoのDNSは一週間ほどかかった覚えがあったな…。

⑤ そもそも料金もソフトバンクの方が安い。実売の端末代金もソフトバンクの方が安いらしい。
KDDI『ISフラット』… 4,980円
ソフトバンク『パケットし放題フラット』… 4,410円
KDDIの社長は『ソフトバンクでいろいろオプションをつけてしまうと、うちと同じくらいになりますよ』と言うことを言っている。あれやこれやと言って、不要なサービスを押しつけるのは各社とも変わらないが、確かにソフトバンクはその傾向が強い。この570円差を総合してどう見るかは、判断の分かれるところ。ただし、ネットワーク差、速度をみると、auの方が経験上品質は絶対にいいのは明らかである。通信でのこの価格差は当然とも言えるし保険的な扱いとも理解できる。私はこの金額差は案外安いのではないか、とも思っているが、一般のユーザーはカタログの数字を見て判断する傾向にあると思われるので、ソフトバンク有利にこの価格差はいくらか働くであろう。
両社とも、パケ(3G)を切断しておいて(契約しないで)、Wi-Fi運用すれば安くなる、と思うのだが、そういった契約ができるのかどうかは知らない…。当方のAndroid(auのシンプルEプラン)はそういった運用。

*追記 auのプランは自由度が高く、ダブル定額やIS NETを切った契約も可能とのことです。通話もメールもやらなければ、ソフトバンクから少なくとも4,410円も安く契約可能になりますね。2,999円激安WiMAXでも契約しようかな…。

⑥ KDDIは通話と通信が同時にできない。
これは規格上の制限で、それ自体はソフトバンクに軍配は上がる。しかし、そういう必要性ってあるのかな、とも思える。速い回線で瞬時にダウンロードが終わればそもそも並行稼働なんて必要ない、とも思える。SBMのiPhoneユーザーがフリースポットにつないだときに、『速い!!』って必ず言うが、auのユーザーは『フリースポットって必要か?』という反応を見せる。それだけ、auの回線は速いのだが反面、ちょっとした操作ミスであっという間に400円くらい課金されてしまう時も。

さて、この対決、どちらが勝利するのであろうか…。

しかしKDDIの戦略には恐れ入った…。凋落のKDDIかと思っていたし、今回のiPhone騒ぎも11月末とか来年だ、とか発売時期についてはいろいろ言われていたが、すべて仕組まれていたこと。まさか、ソフトバンクの発売日にあてるとは…。スマートフォンやiPhoneを取り込むのにあたり、EV-DO Rev.A×3の準備を行い、3Gが逼迫しても大丈夫、という印象さえ受ける。
いつもは孫さんに煮え湯を飲まされてきたが、今回は記者会見でも水面下の資本投資でも人の動き、モノの動きでもKDDIがきれいに復讐してやったという感じ。起死回生とはこのことだろう。

iPhoneの私の勝手なシェア予測では、KDDI 5 × 3 Softbank くらいか。
純増者数も久々に1位をauが獲得するに違いない。ソフトバンクは足踏み(今回はiPhoneユーザーがauにある程度転出することは間違いないので)もしくは純減、ソフトバンク配下のWillcomは純減を免れる程度か。

いままで、auの人って結構マニアな人が多くて、結構iPhoneに流出してたみたいだからその人たちauに帰ってくるのかな…。

2011年10月6日木曜日

素人ながら小沢氏裁判の行方を論ずる

本日夕方、J-WAVEを聞いていたら、ジャーナリストの大谷昭宏氏が意見を述べていた。
あらすじは、検察が小沢氏は一度クロと言ってみたものの、証拠不十分で起訴をあきらめたのに、検察審査会が起訴しろと言うのでしょうがなく起訴して裁判となった、と言うものである。
大谷氏はこう断ずる。
『小沢氏が無罪であっても、有罪であってもこれは大問題である。有罪ならば、検察が二度あきらめた事案なのにそれが有罪となると言う検察の立場(意義)が微妙となるし、無罪ならば、今度は私人に対し嫌疑をかけたまま世の中に影響を与えてしまう検察審査会の存在意義が全くなくなってしまう。』(先生はこういう表現をしなかったかもしれない。が意味はそうずれていないだろう。)
この裁判は、私が思うに世の中のエネルギーを異常に浪費してしまう事件で、難しいと思う。先ほど、大谷氏のHPを見てきたが、『状況証拠だけで判断してしまうのは、えん罪の温床となる』という言葉が印象的である。

しかし、この事件はわかりにくい。罪状は『虚偽記載事件』であるので、何かの記載をだまして書いた、ということらしいが、正直、国民は『贈収賄』事件の立件だと思っている。で、金まみれの小沢氏を排除しろ、となってしまう。何かが違うんじゃないかな。やっぱりこの国はファシズムが進みつつある。

正直に書こう。小沢氏の政治団体である陸山会は金持ちの小沢氏から借り入れを行い、それを政治資金収支報告書に記載しなかった、というのが今回の案件である。私は、これだけを聞くと『微妙…』としか言えなくなる。これ自体が犯罪になるかどうか、疑わしいと思える。だが、銀行融資等も記載する決まりになっているらしいので、これは事務方のミス、と言っても良い。これだけだと、小沢氏の立件はできない。
検察側は独自のストーリーを作ってしかも、国民感情を味方につけて立件している。
検察は、『政治資金報告書になぜ記載をしなかったのか』ということに目をつけた。ここに、何らかの故意があれば立件できるかもしれないと考えたのである。
asahi.comによれば、小沢氏からの借り入れのタイミングと同時期に、中堅ゼネコン「水谷建設」から裏金5千万円を受け取ったと言及。「収支報告書に4億円を記載すれば、マスコミから原資を追及され、水谷建設からの5千万円も明るみに出ることを恐れた」
としている。貧乏人に言わせれば、これはおかしい。隠しておきたいものがあれば、ほかのものを隠そうとする意志が働くかもしれない。Aを隠しておきたいのでBも隠す、ということはあり得ない。Aを隠したいからBをさらすのが人間の心理であろう。言い切ることは危険である。
こうでない場合もある。Aの中にBを包含する場合である。この場合、AもBも隠そうとするだろう。となると、小沢氏が献金を受けて、それをそのまま土地購入に充てた場合が該当する。
これだけを書くと、後者のあらすじにより立件は可能だろう、と思ってしまうが、実は土地の購入代金が4億円であり、その後に秘書が献金を受けた5千万円も含めて1億円であり、帳尻が全然合わないのである。
で、実際の土地取引は銀行融資を受けているとのこと。これは、政治資金報告書に記載があるが、この支払日を2004年10月と書くべきところを2005年1月と書いたことが今回の罪状である。

よく西松建設云々という話も聞くが、これも同規模の献金であり、全部あわせても購入代金の半分にも満たない。

で、国民も裁判官もなんだかわからないから有罪にしちゃえ、悪いやつだと思っちゃえ、と言う気分にさせてくれるのが今回の事件である。確かに、微妙に悪い点が積み重なって、あいつは悪いやつだ、って心の中で断じてしまっている部分は否定できない。これを検察は利用しているが、どうも、そのでっち上げ方が厚生労働省の部長を立件したときの構図に似ていなくもない。
指示があるかどうか、金のやりとりがあるかどうか、これを積み重ねてわけわからなくさせて善良な市民をクロにさせてしまうやり方である。言ってみれば大変危険な手法である。今回は贈収賄で立件しているわけではない。幸運にもこの拙文を読んだ方はこのことだけは忘れないでいてほしい。

本来、この問題は『虚偽記載』で争うものではなく、『未記載』の献金部分が問題である。この部分は『使途不明金』となっているかもしれない。ごちゃ混ぜにしてしまうと、真実は見えないし、法的にも正しい裁判ではなくなってしまう。

組織で働いたことのある人ならば、日付を空白にして請求書をもらったりしたことがあると思う。そうしないと処理に時間がかかり契約上の支払いのルールを守れないからだ。あまりいい話ではないが、これをいちいち『有印私文書偽造』で起訴していたらほとんどの日本国民は起訴されてしかるべき、という妙な事態となってしまう。土地や家を買った人ならば、書類を多数作成しなければならないが、それらすべてが正しい日付だろうか。案外、関係者に都合のいい日にちになっていたりする。これをすべて違法と呼べるのであろうか。
今回の事件も裏金を隠すのが目的ではなく、なにか事情があって処理日を翌年度に繰り越す必要があったのだが、当の本人たちはその事実を忘れてしまっているのが今回の事件の真相ではないか。もしくは、何か事情があって隠そうとしているのだが、もともと国をあげて裁判をするような性質の事件ではない。罰金程度の話ではないのか。虚偽記載の本質は、たとえば取引先の要請があったり、税法上の取り扱いだったりするのではないか。本来はこの事件、つまらないことをつついて、やはり政治家は金まみれだ、特に、小沢は噂どおり汚れた政治家だ、と国民に対し信じ込ませ、あたかも贈収賄があったかのように偽装させているのである。

もし、私が裁判官だったら、『検察側に訴の利益なし』で却下する。個人の政治団体に主催者が金を貸したり返してもらったり、土地を買ったり、日付が違ってたり、という問題はたいしたものではない。道ばたの1円玉を拾って側溝に捨てたら通貨毀損で訴えられたようなものである。しかし、検察側が西松建設や水谷建設の裏金を立証して、小沢氏が受注の便宜を図っていたことを立証したのなら、これは大問題であるが、これは『虚偽記載事件』でなく別の事件でやるべき話である。

それを各マスコミもはやし立てる。小沢氏に対して、金の出所を明らかにせよ、と書いている。なら、新聞記者も財布や決算の中身を一円残らずその使途を明らかにできるのか。あの産経でさえも議員辞職を求めている。なんか、いやな裁判である。虚偽記載が真実ならば金の出所を明らかにする必要はない。しかし、贈収賄事件ならばその必要が生じる。裁判所も国民もこのことは気づかないといけない。

法学論的にもこの裁判は健全ではない。また、日本国民もこの裁判を看過し、迎合すること自体、病んでいるとも思う。法治国家としてのわが国の行く末が大変心配である。

内閣総理大臣様 公務員の安月給について

私は主任(一応係長クラス)の給料をもらっているが、昨日嫁に言われた。『ボーナスも給料も使い果たしたので、財形を下ろしてきて。』
配偶者と、三人の子どもの世帯である。上の娘は私立の高校、下の娘も私立の幼稚園に行っているので、金はさすがにかかるが、こんな窮状になろうとは。
普通の給料って生活するに十分な給料と余裕のできる(投資的な)一時金のはず。一般的な公務員でも生活できなくなっているレベルというものを感じる。
とりあえず、財形を5万円下ろす手続きをとったのであった。でも、これがなくなったら、恐ろしい事態となる。

今選択すべきは増税ではない。経済である。日銀政策を変えることをまず強く願う。

2011年10月4日火曜日

iPhone by KDDI

iPhoneの発売をすっぱ抜かれた(らしい)。
総合すると、iPhoneの供給先をソフトバンクだけでなく、KDDIにも広げること、また、電波品質の悪いソフトバンクにアップルは辟易しており、KDDIのような品質のよいパートナーを探していた、とのことであった。しかし、口の軽いKDDI幹部にはアップル側にとっては心配の種であり、破談になる可能性もある、ということであった。
auの今月号のカタログには、「関東おススメ!」というサービスが紹介されており、「iPhoneご利用の方は2011年10月21日(金)からお楽しみいただけます」という一文の記載が見られるということから、iPhoneの発売は電撃的に10月21日となる、という『噂』が本日流布したようであるが、それは大方のネットユーザにとっては『ガセ』に過ぎないらしかった。
だが、android au の文字が消え、携帯メーカーへの冬モデル発注数が異常に少ないなどの噂を考慮すると、KDDI版のiPhoneは確実視されるらしい。

さて、ここで復習しよう。
ソフトバンクの母体は出版社としての『ソフトバンク』であり、私なんかも世話になった雑誌をやっていた。その他ソフトウェアの卸売(ルートセールス)なんかも。日本テレコムを傘下におさめ、デジタルホンとデジタルツーカー(J-PHONE→ボーダフォン)を買うことになる。そして携帯会社としてのソフトバンクが完成する。
方や、KDDIは国策企業(現NTT)が空前のインフレ不景気前に(おそらく急激にインフレになる前に電電の保護のために)国際電話部門を切り離しにかかった結果により成立した国際電信電話株式会社が母体である。要するに、NTTもKDDIも母体は一緒なのである。で、IDOとDDIを合併することになり、KDDIが誕生することになる。ついで、関東関西東海で展開していた、デジタルフォン(ソフトバンクの母体となるデジタルフォンやデジタルツーカー)とローミング関係にあった『ツーカーセルラー』や『ツーカーフォン』を吸収合併することとなる。
吸収合併案が浮上する前には、テレコム側(ローミングの関係にあった現SB)に売却を考えていたが価格が折り合わなかったため、吸収したと聞いている。売り飛ばした企業はたとえば、DDIポケット(現ウィルコムでソフトバンク傘下)やフュージョン(全国展開しているプロバイダで電力系を経て現楽天傘下)などがある。
私は踏ん張ってツーカーを吸収したところが今のauの品質の良さにつながっている、と思っている。ツーカーは品質の良さが売りの一つであり、玄人受けする所以であった。ツーカーがKDDI内部に存在することが回線品質を他社よりも一段上に持って行くことが伝統として織り込まれているものと勝手に推測させていただいている。おそらく、iPhoneが増えてKDDI回線が逼迫する事態となれば、休止したツーカー基地局を再利用するに違いない、と思うし、ソフトバンクと比べれば余裕の展開策があるに違いない。また、実は、このツーカーの存在がこれからのauの事業展開を決定する一つの要因となるだろう。

ツーカーとデジタルフォン、デジタルツーカーは兄弟会社といっても良かったが、iPhoneを巡ってのユーザー獲得競争は因縁の対決と呼べる大変注目する話である。

もう一つ、KDDIさんツーカーブランド復活させてくれないかな。Tu-KaブランドのiPhoneなら人に自慢できるのに。刻印だけでも。

子どもの虐待問題としつけの一考

子どもを傷つける事件があとをたたない。人の親として、大変疑問である。確かに殴りたくなる気持ちはないわけではないが、命を奪うほどに殴ってしまう、そして、『しつけのため』であるとうそぶく。もはや、ここまでくると親ではない。悪魔である。
よくあるパターンに、『女性の連れ子』というのがある。新しい血のつながらない旦那、もしくは同棲中の男が子どもを殴り始め、女性の方も『捨てられたくない』という気持ちを持ってしまい子どもを殴ってしまいついには虐待死に至るというパターンである。これも、当然許されないことである。常識を持っていれば、連れ子といえども『天からの授かり物』であり、殴ることでさえも躊躇するのが当然である。こういった状況にある女性は、お願いだ。男を守るより子どもの命をまず守ってほしい。一刻も早く正気に戻り、そんな男を捨ててほしい。
社会全体が、子どもを慈しむことが必要である。私も、経済的に許せば人の子さえ育てたいと思う。特に小さい子を街角で見かけたりすると、かわいくてしょうがない。しかし、変なおじさんと勘違いされては困るのですぐに立ち去るが大方の親御さんたちは私と同様の反応を示すだろう。

突然、なぜこんなことを書くか。実は一番下の娘とじゃれ合っている時に、娘の左目を私の人差し指でついてしまったのである。ちょうど腹のあたりに手を伸ばしたときに、彼女はしゃがんでしまい不幸なタイミングで事故は起こってしまった。
しかし、数分後に泣き止み幸いけがはない。まだ若干一部に充血が残っているが、大事に至らなくて済んだようである。その瞬間、私は、私の命を奪われてもいいからこの子の目を無事にしてほしい、と思ったのであった。その事故以降、かなり精神的に参った私を見て、我が娘はなんと自分の目を気にすることもなく私にこんな言葉をかけてくれたのであった。
『気にするなよ。』

まだ、四歳児である。
子どもはしつけなんかをしなくても、親の姿を見て育つんだろう。自分よりもずっと大きい存在である。

2011年9月8日木曜日

is01 microUSB-18芯(充電器)変換ケーブル 断線

前日まで元気に充電していた microUSB-18芯(充電器)変換ケーブル を差し込んでも充電ランプがつかなくなってしまったので、悩んでみた。
充電器からUSB側のコネクタ部分を折り曲げたりすると充電ランプがついたりしたので、おそらく断線だろう、という結論に達した。しばらくの間、(100円ショップの)Xperia用のUSB充電ケーブルで我慢した。

そのままでも困るので、ネットで純正品を探したが、http://auonlineshop.kddi.com/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=2191

のものが一番近い。なんでこんなに高いのだろう。これを買うのであれば、http://www.amazon.co.jp/microUSB-AC%E5%85%85%E9%9B%BB%E5%99%A8-au-BK-RBJAG71/dp/B004CJKJFQ
の方が至極合理的である。直販でも、http://auonlineshop.kddi.com/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=2450
の方が格安感があるが、冷静に高い。

そこで、断線しているであろうコネクタ部分を開けてみた。
ねじを外し、接合部にツメを突っ込み、こじ開けると…。
見事に赤色のケーブルが断線していた。結構固いケーブルなので、充電時の角度によって配線に無理な力がかかり、破断したものと判断される。こんなものが1,000円を超える製品だなんて、我が目を疑ってしまうわな。至極単純な製品で、充電ケーブルからは2箇所しか接点はない。当たり前と言ったら当たり前ではあるが、もうちょっと良心的な価格で販売できないのであろうか。到底1000円の製品ではない。200円でよい。

修復には半田ごてが必須である。まず、断線した部分の半田付け部分を半田ごと取り除く。
次に、このまま断線したケーブルの被覆を剥がし半田付けすれば普通は終わりなのだが、この製品は配線をぎりぎりに作っておりそれではコネクタケースが装着不可能であるので、半田付け部分の配線を延長してあげなければいけない(このぎりぎりの設計が断線の直接的な原因である。使い方ではない。)。
そこで、廃棄LANケーブルを解体し、一本の針金を取り出して、7mmくらいに切断。それを基盤の当該部分に差し込み、基盤裏から半田付けを行いさらに表面に半田を盛った。
この盛った半田の部分に断線したケーブルを溶かし込んで余分な配線部を曲げてショートの心配を極力排除した上でケースに格納した。

最後に導通試験を行い、OKとなった。1,000円は使わずに済んだ。しかし、もうちょっとまともな設計はできないものか。中国製だから品質が悪い、といえばそれまでだが、商品取引上の信義というものがあるだろう。KDDIはS社と比べればマシだと思うが、こういう細かい部分も必要だよな。

2011年8月3日水曜日

再度不信任案

本日の産経の一面に面白いネタが乗っかっていたので記録しておく。
産経の一面とは、通常の新聞の『報道』ではなく、裏話や解説のことが多い。そこに、『小沢氏、不信任案提出へ』の記事は、朝の寝ぼけた脳を一気に覚醒化させた。
産経によれば、案の提出は、執行部を巻き込むことを考えているんだとか。党執行部の了承がなければ衆院議長は慣例として案を受理しないそうである。で、そこからが小沢さんらしい戦略。もし、執行部が案の提出を了承しないのであれば、民主、自民の反増税勢力を結集し新党による提出も視野に入れての話である。小沢さんの持ち駒は現在100だとか。前回不信任騒ぎの時は私は90と踏んだが、まんまと策中に乗ってしまい失敗したあとの報道で小沢氏は相当な痛手を被るという各社の『見込み』があったが、私はかえって、小沢さんの意向を気にする人が増えるのではないかと予想していた。党員資格停止中なのに。

以前、このブログにおいて民主党自身が不信任案を提出せよ、と書いたが、一瞬読んでるのかな、と思ったくらい、ビックリさせられた(笑)。まあ、読むわけないか…。

まったく話は変わるが、自民党議員による韓国内での政治パフォーマンスは、完全に韓国側の敗北であった、と思う。こういった態度を示すことが日本の意思を示すことに繋がる。
日本は従来から国際司法裁判所で白黒つけよう、と言っているのに、そういう覚悟もできず国内情勢如何で日本人いじめをする国家である。実効支配が国際法に反することは多少研究すればわかることである。だからこそ不法な占領を既成事実化して日本にのまれないためのシンボルたる所以となる。某俳優が反韓流を掲げ『退社』までしたこと、気持ちはわからなくはない。

2011年7月31日日曜日

中部電力やらせ問題

菅首相はまた、経産省の原子力安全・保安院が「中部電力」にシンポジウムでの「やらせ発言」を依頼していた問題について、「薬害エイズの構造とそっくりで、安全性を国民の立場でチェックすべき保安院が逆に、推進する側のお手伝いをこえることをしている。事実なら根本的な問題だと批判した。

菅さんの好きな自然エネルギー協議会も、俺に言わせればもっとひどいことをしようとしてるのに。今回はただのやらせ。こちらは許認可庁を巻き込んで権限を公正に執行させないようにたくらんでいるように見える。

日テレのニュースサイト見てたら小沢さん代表選出馬という記事が急上昇してたので、いよいよか、と思ったらなんと一年前のニュースが急上昇してた(笑)。デマみたいなもんだな。

2011年7月27日水曜日

電力抑制と増税

本日の産経では、増税路線が報じられていた。どうも政府の対応は真逆である。消費活動を抑制する増税で復興資金を賄おうとし、原発の再稼働を認めないことによって、社会活動を抑制する。結局増税部分も経済活動の抑制によりとれなくなることはわかりきっている。縮小経済路線をただでさえ行っているのに、増税によりさらに景気を抑制する。総理も官僚も阿呆である。
普通は、臨時的に点検項目いくつかを免除し、フルに操業してもらうだろう。拡大経済を一過的にでもさせ、この危機を乗りきるのが正論である。
B型肝炎訴訟で和解金をタバコと酒税の増税により補うだと。これは、特定消費税で賄うものではない。普通消費税もしくは直接税部分から捻出するものだろう。タバコはすでに国鉄の負債を払わされているし、めちゃくちゃな税制になりつつある。

産経一面では、原発ビジネスで暗雲が立ち込めている、と報じている。首相の反原発の軽い発言が、受注がほぼ決まっていたトルコとベトナムの不信感を煽ってしまい、韓国がそのかわりに受注を受けようとしているんだとか。国の信用を失墜させる首相を国民はどう思うか。こんなにも国際社会に誤った、国益に合致しないメッセージを送り続けた首相はいない…。私が総理大臣になったこと自体が誤りでした、すべて反故にしてくださいと言って明日にも辞任しなければ、産業、雇用も国民もぜんぶ駄目になる。
私も、理想的にはすくなからず原発には疑問がある。だが、現実の世界はこうではない。みんなが生きるためにはどうすればいいか、である。首相一人が生き残る政治を目指しているわけではない。

産経ではこうも言っている。
『増税よりもまず経済成長』
同感である。もしかして産経さんこのブログ見てるのかな(笑)。

2011年7月25日月曜日

円高の抑止

本日、経団連の会長が『為替相場が78円台前半まで円高が進行していることについて、「単独介入では効き目がない。協調介入をやるのかどうか、適切な対応をしてもらいたい」と述べ、協調介入の必要性を強調した。』との報道について、一言。

円の人気については、産業界の頑張りによるところが大きい。輸出立国だから、確かに円高はきついが、私が前に書いているように、円高になっても耐え、労働者がさほどいらない生産手段を備え、法人税、所得税が比較的安い『社会機構』を持つ日本が海外の投資家は魅力的だから、円高になる。法人税の削減を求めておきながら、介入を求めるなど財界も支離滅裂である。まだ、減税プラス資本投資ならば市場は健全性は保たれるのに。
日銀に介入を求めても一過性のもの。経済がわかる総理になれば、日銀は国内に『介入』するだろうな。貨幣紙幣流通量を増やし、法人税を上げ、内部留保をはき出させて日本の金融市場の魅力を減らす。そうすれば、円高は抑止できる。経済界は自分の身を切ることは要望せず、国民に特に労働者に負担のあることばかり要望するが、企業価値を落としてまで日本のためになることは主張しないのだろうか。

ちなみに菅総理はこのあたりのセンスはまるでない。経済は決して『帳尻あわせ』だけではなく(使う金が多いから増税する、みたいな議論にすぐなってしまう)、経済とは作り出すものであることを知らない。小沢さんはこのあたりのセンスは抜群にあるね。

中国鉄道事故

既に報道にあるとおり、事故により貴重な人命がまた失われた。驚くのは中国当局の人命軽視と復旧の速さ、なんというか、この国には検証という概念があるのかどうか。
私の知る中国は、こんな軽い国ではなかった。『徳』の実践、特に蒋介石が『日本人を恨まず徳で当れ。』と言ったことは有名である。ただし、中国は裏腹に実利を重んじるようだ。満州や台湾の文化文明の進歩は中国にしたら(゚д゚)!仰天だったに違いない。これらの2地域が手に入るのであれば、戦後賠償なんてものはまったくいらなかったに違いない。
しかし、その後、国内の政治的な必要性から反日教育がなされるようになったのは天安門以降のような気がする。それまでは、日中ともに手を携えて、というのが世論だったような気がするのだ。日本は大量な資本を大陸に残し、中国は残された資本を活用し、ソ連に対抗する勢力を作り上げる。それが日本の大陸進出の目的だったのだから。
これが、早々に裏切られる。中国共産党の台頭である。共産党は中国東北部を拠点としていたので満州の資本さえあれば革命を遂行できる、ということになった。

車両を埋める、寄りかかった車両を落とす、というのは日本では考えられないことである。普通、持ち上げるだろ。なんか信じられない。これが日本と中国の差である。

知的財産権問題に関して、実は予言している人がいた。このことは私も1年前、新聞各紙に取り上げられていたのでかすかに覚えていたのだが、
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aFCrUkvxBgRA
JR東海:中国への新幹線売り込み考えず-知的財産権の扱いに懸念 2010/04/06 12:54
という記事がある。こうなることは予想してたんだよね。だから、JR東海は売らなかった。でも、JR東日本と川崎重工が売っちゃった。
『JR東日本と川重によって中国に技術を売り飛ばされたJR東海が怒りの会見』となり、同時に、『JR東海会長の「中国高速鉄道批判」に、中国の専門家が反発 2010/04/07(水)』につながっていく。なんと、JR東海会長は事故を予言していた。まあ、運行がかなりだらしないという話だから、誰でも予言はできるんだろうけどね。
上海万博のパクリ事件の時と構図は変わっちゃいない。
『中国新幹線の特許申請に不快感 JR東海社長「日本の汗と涙の結晶」』2011.6.29
国の誇る機密を売って裏切られるんだから、そりゃ国民は怒る。JR東日本の責任なんだから、JR東日本が責任とれよ!!って言っている。

ここまで書いてくると、安全性と知的財産の保護というものはなぜか比例するようにも思えてくるのだが。

7/26 追記 衝突の速度と、高架橋からの落下速度を考えると、犠牲者は桁違いに膨らむと思われる。300人程度だろうか。39人が事実とすれば、営業が成り立たないくらい空いている路線である。
落下した車両をいじくり回すのが日本製パワーショベルなのに、高速鉄道で特許出願って。中国政府は正直になるべきだ。『徳』のある対応を望む。
その後の中国の報道を伝え聞くところによると、かなりの反発が推見される。なんだか、珍しく政府の統制に従っていないような。反日が国家統制のシンボルだったのだが、ボロが出始めた予感。いよいよこの国は分裂に向かうのだろうか。

2011年7月20日水曜日

自然エネルギー協議会、再生エネルギー特別措置法案と自治体

前回、ソフトバンクの『自然エネルギー協議会』の件で、
『今回も行政はソフトバンクさんに多額のコストを払わされるに決まっているが、あまり詳しく書いてしまうと業務妨害だし、こんなものに参加する弊害は県庁の優秀な部下にでも推測してもらう方がよい。』と書いたが、やはりそういう自治体が出てきた。
岐阜県の試算によると、『再生エネルギー特別措置法案』で一千万世帯で太陽電池?を導入した場合12兆円かかり、その分を火力で補った場合は4兆円で済むという。太陽光は火力発電の三倍もコストがかかり、これに『自然エネルギー協議会』の実施分を上乗せすると、さらに負担は膨らむとしている。
『エコファシズム』に『原発危機』が重なって世論はめちゃくちゃであるが、良識ある行政がまだまだ残っていることに安堵した次第である。がんばれ、岐阜県。私も同意見。

総理は民間に埋蔵電力なるものがあるとし、それらを活用することによって、原発停止の不足分を補う、などというむりな考え方に持っていってしまったが、この人は正直まともな会社…、というか設備で働いたことがないのだろう。あまりにも現実から乖離し浅はかな妙案である。
会社の発電装置は社内全部のコンセントに繋がっているわけではない。生産設備のすべては自家発で補えず、一部の機能保全を図るのに過ぎないものを、さらに『電力線』まで逆送など…。一体誰がそこまでの設備を負担するのか。電力会社との責任分界点は('_'?)。小規模発電はかえってコスト増でもあるが、その負担は。聞いてるだけではごもっともであるが、ただただ不思議に思うのである。不思議だからこんなもの進むわけがない。自分のところでさえ電力供給がおぼつかないのに他人に協力などできないだろうし。
しかし、基本的なことも示されていない。要は、立法化の措置を講じなければ自分の身を削ることはできないのである。総理がどうしてもやりたいのなら、発電燃料の政府負担割合などを定めておき、安定した制度を作り出してもらいたい。立法化が必要だから、今やることはできない。さらに、記者会見で言いっぱなしはよくない。国民と経済界を混乱に陥れたただの悪相というレッテルは、日を追うごとにますます強くなる一方である。

ストレステストもそうであるが、この制度も導入は少なくとも来年以降でよかったのである。原発事故による被爆の死者はまだ出ていないが、熱中症による死者は現実に出ている。憂慮すべき点である。この選択は、決して正義とは言えないだろう。

2011年7月18日月曜日

おめでとう 日本

早朝からテレビは大騒ぎ。

体格差で優位にたつアメリカの目立つゲームであったが、なんとか二度追い付いたということか。
速度も封じられてはいたが、キャプテン澤だけは負けていなかった。
後日注 : 得点に絡む頻度や、キックの正確さ、それに加えて『土遁の術』と言われるほどの日本一点目の"あがりっぷり"の宮間がすごい。上空からのカメラが右相手陣内で川澄→永里とボールが出た時にはるか後方から上がり始める宮間をとらえている…。DFと丸山が交錯しDF二人がクリアミスした時にカメラ上で突然出現、そのままボールをもらってしまって得点する姿は痛快。

しかし、この前のスウェーデン戦もそうだったが、海外の女性もなかなか素敵だな~、と思いました。みんなポニーテール姿ですね。で、男性ほど乱暴でないので統制のとれた試合は見ていて安心できる。

日本人は今回の『優勝』は喜んで良いと思う。しかし、記録上は引き分けである。アメリカに勝てた、というわけでない。しかし、世界中に称賛されるであろう。東洋人の小さなチームが、みたいなかんじで。
日本は、敗者を讃えるとともに開催地に感謝するべきである。これがやはり大事だ。

2011年7月16日土曜日

女子サッカーと封建制

なでしこが快進撃である。確かに男性のサッカーに比べれば迫力、体力、技術も劣るらしいし注目度もないのであるが、それはそれ。世界の強豪たちと渡り合う姿は久しぶりに明るいニュースである。
しかし、冒頭に男性に比べれば…、劣る、とは書いてみたものの、素人目にはなんとなく、なでしこは体格差で劣る日本人の闘いかたを教えてくれているように思える。
要素は、スピードと、敏捷性、そしてパスの正確さ、ということである。男子サッカーでは、いいところでも相手に倒されてしまうのだが(ラフプレイは日本人は不得意)、なでしこの場合、倒されながらシュートを放つ。または、倒される寸前に放っている。これが男性との決定的な差である。もしかしたら、その瞬間の判断力の差、かもしれない。
走りながら無回転を放つ技量にも感服した。

チームの中の何人かは、震災でチームの経営が危機になっているとも聞く、また、海外に活動の場を移した、とも報道される。また、実際に被災したり、肉親、知人がなくなったりした方もおられるのではないか。なにかの一大事に選手が想像以上の力を発揮するときがある一例かもしれない。昔の横浜フリューゲルを思い出した…。

しかし。今回の教訓はこれだけでない。試合後相手を讃える姿、これこそ日本人の姿である。
また、『To Our Friends Around the World Thank You for Your Support』(世界中の私たちの友よ、サポートありがとう)に当初これは日本人らしくない発想だな、とは思ったものの震災後に向けられた支援のことを言ってるのか、と一人納得した次第であった。

日本人らしい発想、これは封建制を体験したことに他ならない。これは武士道と共通するものがある。未だ、日本は某国など追い付かれてはいない。この精神性を世界に広めることも日本人の責務ではなかろうか。

2011年7月13日水曜日

自然エネルギー協議会と脱原発

確かに、両論も理想的で素晴らしい政策であり、整合性がとれている。しかし、なぜ県レベルで賛同者を募ったのか、また、安易に民間企業の策略に県知事と言われる人たちが乗っかっているのか、疑念は膨らむ。
建築基準法というものがある。また、各種の建物や工作物についても法律、条例による規制は付き物である。この『自然エネルギー協議会』なるものは、自然エネルギーの設備、建物の障害となっているそれらの規制の緩和を求めていくそうである。
マスコミ各位はここに注目してもらいたい。こういったものの許可は、県土木や特定行政庁(市)に任されている。規制の適用は言わば県知事の手中にあると言ってよい。規制する者は厳格にその立場を律し、公正にその職を遂行しなければならないのに、『自然エネルギー協議会』なる『規制緩和』を求める『圧力団体』に身を投じる、もしくは安易に参加してよいのだろうか。贈収賄並みの行政の質の低下であることを指摘しておく。県知事は規制権限を有する行政庁の親玉であるという認識はないのか。

今回もこのようなものをぶちあげたソフトバンクさんには、一応賛美の拍手でも送っておくか。総論はもちろん賛成であるが、手段はよくない。またか、という感じもある。『無料』と言っておいて実は大変金のかかる携帯屋さんである。法の適用を『無料』とかでごまかす技法もある。で、その技法を暴いた自治体には二度と来ない(笑)。今回も行政はソフトバンクさんに多額のコストを払わされるに決まっているが、あまり詳しく書いてしまうと業務妨害だし、こんなものに参加する弊害は県庁の優秀な部下にでも推測してもらう方がよい。
当然行政は民間事業とは一線を引かないといけない。これは、役人としての使命である。県庁の役人はソフトバンクの片棒を担ぐのか…。

一番頭に来るのは、明らかに孫さんと菅さんはリンクしていることである。一国の総理が新進の大企業の社長に心酔し、俺から見れば行政を食い物にされているように見えることである。もっと警戒しろよ。俺なんかさ、ちっちゃなことでもビクビクしているというのに(笑)。

と、こんなことを考えていたら、また新しいニュースが飛び込んできた。
『首相「原発依存度を段階下げ」 将来は脱原発めざす』(日経)
だからさ、支持率のために理想論をぶちあげるのやめようよ。この夏の電力供給がまず大事で優先度が高い。それを示さず、理想ばかり追い求め、この国のインフラを壊しにかかっている総理大臣なんていらないよ。もう最悪。
脱原発はもうわかったからさ。理想論。犯罪なければ警察だっていらないよね。周りの国が脅してこなければ自衛隊いらないよね。理想の『ユートピア』を実現すれば、政府もいらないよね。それと同論である。それは、まだ学問の世界でしかない。実際の政策としては却下である。民主党は自らの党首に対し不信任を突きつけ成立させろ。前代未聞の退任劇だ。これ以上、この誇るべき国を壊すことのないように。

本日の産経では小さな記事であったが、注目すべきニュースがあった。
国家公務員の給与削減は今国会に提出しないそうである。これについてはいろいろ言いたいことがあるが、次の機会に。

2011年7月11日月曜日

自治体 FS-HP-G300N

わが社が展開した、フリースポットの製品である。しかし、解析していくにつれちょっと困ったことが出てきた。
自治体としては、公益のため、という目的であればどうにか仕事はできるのだが、このFS-HP-G300Nという製品は、『wifi square』と『FON_FREE_INTERNET』のSSIDがあることが発覚した。
これはいずれも『利益的』な事業である。これらを製品として包含させるのは商品企画としてどうかな、とはバッファロー社に申し上げた。しかも、フリースポットのアクセスタイムコントロールがこれらには効かないらしい。SSIDを無効にもできない。要するにこの二社にはわが社のインフラを勝手に使われるということになる。
当然、自治体としては規約等を定めてフリースポットを提供するが、この二つのIDを規約に定めて提供するのはやはり特定の二者の片棒を担ぐことになりあまり好ましいことではない。じゃあ、どうするか。私のなかでは無視することに決めている。
なにか、問題があれば何ら契約行為がなく、またSSIDを止められない、という注意事項もHP上に記載がないし、※本機能は自動的に動作するため、オーナー側での設定変更はできません、と書かれている。これでは機能自体は止められるが、設定の変更はできない、ぐらいに思っていた。これは私の過失ではない。もし問題があれば損害賠償請求である(これは本気ではないけれども)。勝手に電波を出しやがって。
『他事業者のWi-Fi…も提供できる』じゃねえだろ。『他事業者のWi-Fi…も強制的に提供』じゃねえか。

また『FON_FREE_INTERNET』のある製品とない製品がある。これは不思議である。できれば、『FON_FREE_INTERNET』のない製品に変えてもらいたいものだ。おれはソフトバンクの展開するFONルーターと友達になりたくはない。

今一番困っているのは、is01での表示が遅く下手をすればタイムアウトになるという不具合がこの機種ではあることだ。WM6でもそのような傾向にある。バッファローのサポートにも連絡をとっているがこの障害、時々なおってしまうので正直つかみにくい。

FS-G300Nではこのような問題はなかったが、逆に『ポップアップコントロール』(最初のアクセス時にオーナーの指定するページにジャンプする機能)が搭載されていなかった。

バッファローさん、なんか商品企画ふざけていませんかね。『FS-G54』の機能でメール認証のサービスを提供してくれるだけでいいのに。変なこと考えすぎ。

FS-G54はOP25B化により、使えなくなってしまった。プロバイダを変更したら今度はSMTP Auth のメールサービスが提供されていたので大変困った覚えがある。FS-G54はSMTP Auth の設定ができない。そのときはWAN側にメールサーバを置いて、そのメールサーバにAuthを被せる役割をさせてプロバイダに静的配送をかけたな。会心の作品(o⌒∇⌒o)。しかし、この機械、満足に使わないまま何年か経過して、使い始めたら一週間に何度も再起動しなければならないような安定性が悪すぎる機械だった。いまだ、まともなフリースポットはない、ということか。

2011年7月10日日曜日

電力会社に告ぐ

バカ総理が欧州並みの『ストレステスト』なるものを言い出しやがったので、また混乱である。こんな総理のもとでは、経済もへったくれもあったものではない。住民説明会でも『命と原発とどちらが大事か。』と住民に怒鳴られ、『命の方が大事』とやっとのことで答える国の担当者が印象的であった。俺なら、『停電により失われる命もある。』と言うだろうな。
私が卒論の時に浜岡原発の情報公開の件に触れ、『自己保存に関わる案件は住民にとって、最大の関心事である。』と書いたのだが、まさに今の時代を予見したような。タイトルは『法による行政の原理と法治行政』である。
今回はさすがに各電力会社は弱りきったな。原発を稼働させなければ現時点では国家の運営でさえまともにできないだろうに。足元を見ずして、理想論ばかりを唐突にぶつけてくる、回りの方のご苦労は大変なものだろう。

さて、今回の被害をどうやって抑えるか。脱原発は長期的な政策であり、当然一個人の思い付きで推進するものではない。現行法制が変えられていない以上、ストレステストの法的な位置付けはまだ与えられていない。しかも、現行法の中で綿密な点検項目が与えられているはずなのである。だから、今回のテストの件は『法制化を求める。』
これだけを電力会社は言えばよい。法制化しなければやらなきゃいい。原発が再稼働できず、電力の供給が滞れば政府も総理抜きで今後の方策を考えるだろう。
もしかしたら、この件ソフトバンクの孫さんが絡んでいるかもしれないな。稲盛さん出番ですよ(笑)。

ストレステストの結果、浜岡原発は『世界最強』のオチがつく。そういう結果を私は期待している。

さて、この総理を民主党諸君はどうしたいのだろうか。執行部は前代未聞の『内閣不信任案』を提出せよ。一事不再議はあくまで原則である。辞めると言って寸前のところで命拾いして居直り、辞めない狂った空前の悪相をやめさせるためには与党が死ぬ覚悟で正常化を目指すしかない。

自治体 公衆無線LAN フリースポットとWi-Fiスポット

我が社の計画した公衆無線LAN フリースポットの展開が完了した。今回は14箇所の配備+本社1箇所の交換である。
昨年、ソフトバンク社の営業が来て、我が社の管轄地域内で『是非とも我が社のWi-Fiスポットを展開してもらいたい』ということだったので検討を開始したが、次の条件で結果的に折り合わなかった。
・機器についてはいわゆる『占用』であるが、ソフトバンク側は設置するのに『無料』で電話線をADSL化するから電話線を貸せということだった。これは公有財産の取り扱い上できないことである。我が社の電話はソフトバンク『おとくライン』であるが、安く電話を運用できているはずだから貸せと恫喝されたがこれも次元は別な話なので断った。
・ソフトバンク社営業は、『無償で設置します。』という話であったが、規約などを調べると無償で設置するのではなくあくまで設置者(お客さん)が設置するもので機器が壊れたり移設などもお客さん側に回復の義務(管理責任)が発生すること(こういう考え方ではそもそも占用ではない)。機器の撤去においても『違約金』が発生する。『占用』なのに違約金とは…。
・営業が言うには、公益、地域情報化にも役立つということであったが、実際ソフトバンクの携帯のみ使用でき(接続については当面無料と言っていた)、ソフトバンク以外の他社ユーザーが使用するには480円/日という通常あり得ない提供価格となる。これは事実上、ソフトバンク社のアンテナを庁内に設置させてあげているようなもので、だから『電話線を貸せ』ということにはつながらない。
・出先への展開については、本社が努力しろとのことだった。ソフトバンクの機材を置くのにどうして俺が労働力を負担しなきゃいけないのか。

結局、ソフトバンク社の営業は来なくなった。電話線と管理責任の面だけ解決してもらえれば設置させてあげたのに、とも思うが。
しかし、その後、http://mb.softbank.jp/mb/information/details/110218.htmlのような報道発表があり、あからさまに端末の制限を行ったのは正直閉口した。制限してるのに何で『サービス向上』なのか。やっぱりこの会社は変(嘘つき)と言わざるを得ない。
なんとも…、一緒に商売しなくて良かった…。

残念ながら、ソフトバンク社とタイアップして大規模展開してしまったところも。
http://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/detail.html?lif_id=30870
とか、
http://www.okinawa2go.net/(現在リンク切れ、詳細はokinawa2goでググってください)
など。
少なくとも役人は特定の会社の片棒を担いではいけないと思うが、結果的にソフトバンクの利益になってしまっていることに危惧を覚える。
ということで、わが社は汎用性が高く、自力で設置するフリースポットを採用した。しかし、これについてもかなり気に入らない面があるが、それは後日書くことにする。

2011年6月19日日曜日

合衆国の誤り

第二次世界大戦でヨーロッパがドンパチしているのを見て参戦の機会を伺っていた合衆国政府であるが、時の民主党政府は、
『ドイツ側についており、中華民国と紛争状態であった有色人種の日本政府を外交挑発し、また、禁輸措置をすれば必ず日本は必ず打って出てくる。これを機に、ヨーロッパ戦線へ繰り出す。』という版図を描いた。
しかし、そう考える勢力ばかりでなかった。なんと共和党は、
『日本を敵対視しない。日本と共同してソ連と戦う。』
という考え方であった。当時の東アジア勢力図はソ連 vs 日本であり、中国は混乱期を迎えていた。日本を叩くことは東アジアの安定のためにならないことは容易に想像がついたことであろう。
要するに、民主党は10年のスパンの政策を実践したが、共和党は100年の長期政策を主張していたのである。

もし、日本が合衆国と戦争をしていなかったらどうなったか。
現在の北朝鮮問題はなかっただろう。しかし、満州はソ連領かも。ただし、日本は大平洋と大陸の二方面作戦に失敗したのであって、大陸に限れば勝利していたかもしれない。満州は日本人、そして女真族からしても王道楽土を実践していたと言うし。
しかし、インドネシア等の解放はずっと遅れることになったかもしれない。
今のような中国の覇権主義も中国共産党もなかった。朝鮮の人々は我々以上に日本人であったし、日本の恩恵を最大限に受けていただろう。それを選択すれば、の話であるが…。
中華民国は南京政府が正当な政府であり、国民党と共産党政府は存在し続けることはできなかった。むしろ、共和党はそれで良かったともいえる。また、日本の戦争により残してきた功績は認めてはいけないことかもしれないがあまりにも大きいのである。

第二次大戦後は米中の同盟など5年も持たなかった。まあ、米は国民党政府を支持したし5年後は共産党政府にとって代わられたので、同盟が継続するなんてことはなかったが、その後の東アジア情勢をみればやはり、信頼のおける国、それなりの武力を有する資格のある国は日本であり、米国の戦争外交は明らかに誤りだったと言える。日本の敗戦は、日本以上に米が失うものが大きすぎたのだ。日本の至上命令としての対ソ防衛は日本に代わって米が担当することになった。まさか、日本を100年ほど苦しめていた大国が、日本の敗戦以降、亡霊のように合衆国を襲うことになろうとは、対日戦を画策した連中がそこまで読んでいたとは到底考えられない。

しかし、一番不思議なことが日本で起きている。戦後、66年もの間、日米の安保と交流は安定している。今般の空前の規模とも言われた『トモダチ作戦』なんかは代表的な例である。むしろ、それが、戦前の日本の地位が失われたことに対する代償のようにも見えるのだ。都市の空襲と原爆による死者は、今回の震災の比ではない。この大いなる代償を今後も合衆国政府は払っていくのであろうか。一言で言えば、合衆国の偽善と詐欺的な外交により、日本の利権と国土を失わせ都市を破壊し人命を奪った補償を、現在に至るまで合衆国は負わされているようにもみえる。

しかも、だ。国防については『委託契約』で合衆国に依存してるし。かつての満州みたい。ただ、予想として、2040年あたりに安保の転換期がありそうな予感がする

米国の先進的な武器を一番正確に使いこなせるのは日本の自衛隊である。今見える脅威についてはその路線でいいと思うが、100年先の脅威についてはどうか。私はむしろ、航空機、艦船を『自力』で製造し、むしろ合衆国に技術供与できるくらいのレベルにならないと駄目だと思う。また、核の平和利用もいいが、平和利用を促進するための核の制圧、も考えなければならない。その中で核武装という結論に達すればそれもやむを得ないことだと考えている。

日本は、有色人種であるが故に戦争になるように挑発され、連合国は簡単に叩けるはず、と思っていたが叩かれてしまい、盛り返しても犠牲は多くなるばかり。島を占領するのに万単位の犠牲は普通出さない。それだけ日本軍は強かった。
で、最後は人種差別、というか、サル程度としかみなされていなかった日本人に対する実験台としての原爆投下である。この事実は日本国民は忘れてはならない。合衆国に感謝するべきときはすべきだが、特に戦後教育のように騙されてはいけない。日本だけが悪者ではない。むしろ、戦後の教育は、日本がなぜ参戦しなければならなかったのかを示すべきである。日本は首に刀を突き付けられ後ろから脅迫されたのである。正当防衛を主張できる状況ではないのか。終戦直前には一般人の虐殺までを体験している。当時、どちらが悪い政府だったのだろうか。

到底、戦犯など事後立法で裁けるものではない。日本はそれによく耐えたし戦負国の『特権』としての平和を謳歌してきた。まさに戦前、日本国民が望んでいたであろう平和を享受してきた。
しかし、この幸せはこれから100年続くのであろうか。

U.S. Strategic Bombing Survey Report ( Pacific War ) 1946
日本の指導部が国家の存亡にかかわる利益の為にと固く信じて、戦争を始めたことは明らかである。これに対してアメリカ は、単に自分達の経済的優位と主義主張を押しつけようとしたのであって、国家の存亡にかかわる安全保障のために戦ったのではないと、アメリカ人は信じていた。

日本こそが白人至上主義を改めさせ、世界の歴史を変えたのである。

2011年6月16日木曜日

復興に向けての提言

産経新聞 平成23年6月16日(木) から引用。

双日総合研究所副所長
吉崎達彦氏

復興に向けての提言。

『国債を発行すればいい。』
『政府の復興構想会議などで増税の話が出るのはおかしい。』
『構造的な財政赤字と比べれば東北の復興に必要な費用は微々たるものだ。』

『そもそも平成23年度予算では44兆円もの国債を発行する。』
『復興費用で毎年5兆円程度の国債を上乗せしても国債の市場が崩れることはない。』

『復興と増税リンクさせてはいけない。』
『増税する場合も1-2年は待った方がいい。』

私は、増税などするな、税制を改めろ、という考え方も含むが、破壊されたインフラの復旧に対してはこのような一流の経済学者とおおかた意見が一致している。そもそも、国家公務員の給料や地方交付税をこの際削ってしまい、人気をとろう、という政府内閣の考え方には辟易させられる。なんで、公共投資に税を直接投下するのか意味がわからん。先生の言われるように国債なり財政投融資を使い、税は償還という形で長期間にわたって分割して使えばよい。経済センスが問われる時だと思う。

先生に拍手。

2011年6月13日月曜日

Android で産経新聞 (2)

3000 Viewer は 3K Net Viewer に名前を変えて半年経過しようとしている。最初の頃は、各社の決済システムやログインに対応できずYahooのみの対応であったが、現在他のログインにも対応している。私も、NiftyのIDを持っており、当初はこれが使えなかったが今はできるようになった。あとは自動ダウンロードであるが、これはさすがに対応していないようである。私はぜひ、実現してもらいたいと思っているのであるが。まあ、5分ほど早起きして、寝床からマニュアルでダウンロードすればいいはなしで、実際そうしている。
一ヶ月315円で電車の中で朝刊が読める。かなり右翼的な新聞ではあるが、歳を重ねれば重ねるほど産経の主張に共感できる。

2011年6月11日土曜日

不思議な話

もう40年以上も前の話である。
川下の集落より歩いて10分程度山に向かって歩いたところ、ちょうど谷間のわずかな平地に作られた古ぼけた木造官舎に住んでいたのであるが、そのときの話である。

なぜその車に乗ったのかはよく知らない。覚えていないのである。隣のおばさんが下の集落のあたりにいた俺を車で家まで乗せていってくれる、という話だったと思う。俺は後部座席に乗った。で、しばらく家まで乗っていったと思う。
ちょっと雨が降っていたし、昔あったプッシュボタンのカーラジオが車についていたのを明確に覚えている。

でも、それだけが記憶の中に明確なイメージで焼き付いており、その前後はどうなっていたのか、全然覚えていない。
しかし、幼心にちょっとした不自然さを感じていたのだろう。後日隣のおばさんに確認してみた。おばさんとはなんかよく遊んでもらった。自然の中で、自分の親よりもよく遊んでもらっていた。
『この前さ、車で家まで送ってもらったよね…。』
返ってきた答えは意外だった。
『私、車も免許も持ってないよ。』

今でも、思い出す。でも、不可解である。幼児の頃はいろいろと不可解な出来事が起きるとはいわれているが、これもその一つなのだろうか。

2011年6月7日火曜日

参議院の良識

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110606-OYT1T01156.htm?from=navr

まさに『良識の府』である。
参議院が政策的に機能している…。
今回の法案化は人事院総裁が遺憾の意を表明しているんだって。知らなかったな。

学生の頃、元人事院総裁の方とコーヒーを飲みながら、語ってもらったことがあったな。トイレから帰りついでに一般の職員をつかまえて、『今の給料、生活苦しくないか…』て聴いて回ってた、とのこと。
国家公務員の給与を守ることは、すなわちサラリーマンの給料を守ることに結び付く。国民は安易に足の引っ張りあいをしたがるが、その風潮は財界に政界が引っ張られているため。いい加減、気づかないと。私は派遣制度の廃止を唱えているが、一般的なサラリーマンも派遣並み給料にされちまうぞ。おい。

2011年6月5日日曜日

いますぐ辞めろ

本当に詐欺的な発言だった。投票を控えたまさに昼、『一定のメド』という言葉を乱発し、不信任賛成派を懐柔しておきながら、翌日には『一定のメド』とは年明けのことだという。ハトとサギの闘いと小池百合子氏は言うし、今回の件、娯楽にもならない。
鳩山さんは詰めが甘い、というのも事実である。

しかし、だ。昨年の代表選で菅さんを選出したのは、一体誰なのか。それは、一年持たないのか。二人の政策を見れば差は歴然としていた。それなのに…。

民主党の皆さんは、少しでも意見すれば、キレる、怒鳴る、の総理を代えたがっているが、そんな能力もない総理を選んだ責任はないのであろうか。人心はすでに離れた。でもね。こうなるくらい見通せ。

菅さんはあんなにも狡猾なところがあるってはじめて思い知らされた。しかし、ちょっと先のことも予想できない。大相撲は引退のことを口にすれば、二度と土俵には上がれない。8月か6月かいろいろ言われているが、一度、退陣を口にしてしまったら、新しい総理を早く出せ、それまでは審議も応じないってやることもできる。ということで、2週間程度しかもたない、っていうのが俺の予想。いや、2週間なら我慢できる…。いや、いますぐ辞めてほしい。

2011年6月2日木曜日

政局の行方

明日である。
今政局をやっている場合か、ということも頷けるし、原口さんの、『命を守るために政治家になったのであって、民主党を守るために政治家になったのではない。』という言葉にも感動した。
テレビ朝日のニュースステーションを見ながら帰ってきたが、『こんなことをやっているのではなく、被災地を回って被災者の声を聞いてこい』とも言ってたな。
そういえば地震のあと、小沢さん一ヶ月行方不明になっていたが、どこに行っていたのだろう。俺は被災地を回っていたと勝手に想像していたのだが。
さて、小沢氏の票読みは当たるのであろうか。すでに70票はクリアしたらしい。共産党は案外今回は及び腰だったな。俺だったら貸しをつくったのに。残りは12ほどである。執行部の読みは「自由投票」の鳩山グループから数名の離反者とのことであるが、民主党の事実上のオーナーの鳩山さんのこと、私は最大30、最小10程度と読んでいる。数名の離反者が出るのは樽床さんのところだろう。マスコミが面倒くさくて態度保留、不信任反対を言っているに過ぎないかな。
いずれにしても微妙な情勢であろう。

今回の政局は、被災地のことを思うから、じゃないかな。もし仮に、小沢さんが干されず働けたら、と思うと今回は残念な結果である。しかし、もっとよくなる可能性もある。おそらく、現執行部は経済的な知識に乏しく小沢さんとの政策の差は歴然である。

マスコミは、今回の政変について否定的な見解だが、果たしてそうだろうか。被災地では、怒っているみたいな感じで書いているが、内閣が変わればもしかして仕事が早く進むかもしれないし、そう一方的に世論を誘導する視点には閉口している。

2011年5月30日月曜日

刷ればいい

さて昨日のつづきである。
復興財源について『ただ刷りゃいい』と言った言葉。単純なようでかなり深い。このセンスは菅総理にはない。浜岡を法的根拠もなく止め、公務員給与を巻き上げて被災地に投下する、と言ったケチケチした愚策ではない。
インフレを起こし、目減りの恐れから200兆もの企業内内部留保を市場に再度戻し、経済活動を活発化させる、ということに繋がる。これが、税収増、円安をもたらし、さらには国際競争力につながっていく。なるほど、さすがに慶大経済である。ちなみにインフレは国債の国際競争力(人気)を失うが、償還しやすくはなるだろう。財務省のエリートはこのような経済モデルが存在すること、それが一政治家のもつ理論であるが、ちょっとは勉強してもらいたい。

今日の動きである。
小沢氏に近い山岡賢次民主党副代表は社民党の又市征治副党首に接触し、「小沢グループを中心に(不信任案同調者が)90人集まった」として賛成を促した。(時事通信社)
俺は小沢さんに期待しています。

岡田さんは『反党』の経験がある。世の中巡りめぐるものである。おそらくかなりの議員は自己を犠牲にして自分の信ずる途に対して票を入れるのではないか。

それよりも、ジャスコの駐車場は節電する気あるんですかね。自分のとこだけはいいんですか。

2011年5月29日日曜日

小沢氏の言

震災復興の財源をどうすりゃいいかという質問に対して、

A:復旧に必要なことは、お金がどれくらいかかったって、やらなくてはならない。あのままでは住めなくなる。再臨界に達するかもしれない。あそこが爆発したら大変だ。爆発させないために放射能を出しっぱなしにしている。爆発するよりたちが悪い、本当のことを言うとだ。ずっと長年にわたって放射能が出るから。だから私は金の話じゃない。日本がつぶれるか、日本人が生き延びるかどうかという話だと言っている。金なんぞ印刷すればいい。その結果、国民が負担することになるが。国家が本当に放射能汚染をここで食い止めるという決意のもとに、徹底して金だろうがなんだろうがつぎ込まなくてはだめだ。 国民はそのことをよく理解してほしい。国債でやれば借金だし、いずれ償還分は払わなくてはいけないが。

と言っています。やはり、私のとる主張と方向性は一緒。小手先で公務員給料をつぎ込んだっていくらにもなりはしない。増税も言明せず、『ただ刷りゃいい。』当然拡大経済路線です。でも、インフラの危険性に対しては国民に負担を求めている。
少なくとも経済センスは菅さんより数段上ということが見てとれる。

この頃世の中変だ。蛍光灯抜いたり、PCのスタンバイ時間を変更したり。しかも、企業なんてさ、節電に協力しなければ『罰則』まであるんだよな。こういう発想ができるのはやはり狂っている。
確かに、節電は必要だけど経済といった意味では悪影響を与える。それらの分析をしてからやってもらいたいものだ。

近年は江戸時代の三大改革も見直されている時代である。あまりケチケチしないで遣わせてあげるのも国民へのサービスかもね。
おれは、この世の風潮を『エコファシズム』と呼ばせていただいている。

2011年5月28日土曜日

政局

今国会での補正予算等をめぐる政局が不透明である。まず、自民は公明と協力し、不信任案を突きつける気でいる。民主党も一部それに乗じ、執行部と駆け引きの毎日である。
国家公務員の給与削減とか、地方交付税の削減などほんとうにやる気があるのかどうか。また、公務員給与削減での連合系はなぜあのタイミングで妥結したのか、実に不思議であった。
さて。不信任案は大変に可決は難しい状況である。なんせ、民主党は300議席を超えており社民党が反対を表明する中、可決には80議席ほどの造反が必要である。ハードルは高い、と新聞では書かれている。

で、私特有の穿った見方をひとつ。
近日、渡部、前原、小沢の三氏が急接近している、と伝える報あり、また、小沢さんを推している鳩山さんも、一括りにできるだろう。鳩山さんは私財を投じて民主党を作った経緯があるので、党は割って欲しくない。で、意見を総合すると…。

もしかしたら、民主党構成員のなかで旧社会党系が実権を握っているなかで、旧保守系のグループはすべて反菅に染まってしまっているかもしれない。その数は実に200以上。この規模で造反をするならば、逆に現執行部が民主党を追い出される事態になるかもしれない。さすがは小沢さんですね。現執行部を降ろすのに、党内を『党員資格停止中に』自分の色で染め、自民党まで巻き込んで画策するとは。しかも、ほとんど小沢さんは口を開かない。本当はどこまで進んでいるかわからない。新聞も情報を書けない。自民は本当に小沢氏周辺がやる気があるのか、勘ぐっている状況だという。

ということで、6/2-6/3あたりは目を離せない状況になりそう。今回、不信任が可決されでもしたら、確かに小沢さんの持つ政策は大したものがあるが、人間的にも師として尊敬させてもらうよ。『老兵は去ろうと思っていたが、もう一仕事』。もしかしたら、前代未聞の首相退任劇が待ち受けているかもしれない。

給与削減をめぐる労使交渉においても、小沢さんと仲のいい連合は先の政局が見えていたのでとりあえず妥結した、と推測してもいいのかもしれない。

補足 : たった今産経から新情報。『造反50人超』。造反だけでもかつてない規模である。決議するためには、あと30余り集めるか、60人あまりの欠席が現時点では必要。私は、この数字、小沢さんなら可能と見ている。小沢さんの手駒は90。小沢外しは理解できなくもないが、執行部はその反動を予想できなかった、というところか。

2011年5月17日火曜日

櫻井よしこ先生との一致

産経新聞のコラム 『菅首相にもの申す』にて
政治主導の名の下に、結論だけがいきなり降ってくるのが菅政権だ。国益や国家戦略を欠いた首相の思考と、民主主義のプロセスをとび越えた首相の手法こそ、日本国が背負い込んだ最大の負の要素である。
このブログでは、
こういった手続きを無視する手法を許してその前例を作れば、原子力事故以上に日本国民は負の遺産を抱えることになるかもしれない。
と書いた。偶然でしょうけど似てますね。大変光栄である。サイン欲しい(笑)。
しかし、櫻井先生文章うまいな。流れるようである。それを詭弁と決めつける方もいらっしゃるが、逆に問いたい。浜岡を止めることにより福島は収束するのか。そういうふうに『誤解』をさせること自体が詭弁だと…。

ここでは少なくとも法律による手続きにより、浜岡を止めろと書いた。中電の努力は素晴らしい。静岡と言う土地柄自体、地震をなめてはいないと思うし原発の大事故は起こさないだろうと信じている。

しかし、『自発的に止めた』と国は言っている。最悪。国からは何の補償も今のところ出ない。だから、立法化を盾にしろ、って書いたんだけど…。ひどい政府だ。ほとんど詐欺だな。

2011年5月14日土曜日

給与削減

国では震災復興の財源に充てるため、組合協議にはいったとのこと。

で、こんなニュースも。ソースは産経。

地方公務員給与も削減へ
2011.5.13 01:00
財務省は12日、東日本大震災関連の復興財源を捻出するため、国家公務員の給与引き下げに合わせ、地方公務員の給与に充てる地方交付税も最大10%削減する方針を固めた。国費ベースで最大6千億円を2011年度第2次補正予算に充当する。地方公務員の給与水準は地方自治体の自主性に委ねられているが、人件費は国家公務員の約4倍に達しており、国家公務員に準じた引き下げが必要と判断した。引き下げ対象には教員給与も含まれる。

財務省も相変わらずばかだな。そもそも地方にいくのは地方交付税交付金である。また。地方交付税交付金を全体で10%削減するのか、人件費分の交付金を算出しておいて、そこから10%削減するのかはわからないのである。キーとなるのは6千億円という数字だけである。
4倍、と言ってるのも気にくわない。ラス比較はなんのためにある。しかも、生活に金がかからないのは国とか県とか。地方公務員があたかも高給のように受けとる恐れのある報道発表だな。
まず。自分(財務省)の公務員住宅と県の官舎全部売って復興資金にあてがえ。

そもそも公務員の給料は下げる必要はない。もらいすぎになったら物価を上げるように誘導すればいいだけのこと。そういう能力が今の日本政府はないらしい。消費税があるためにコントロールが利かないのだ。

こんなことを国が勝手にできる、というのは問題はないだろうか。国の役人の給与は『労使間の妥結』がなければ減らすことができない。しかし、本来国から独立して給料を支払っている各自治体への交付金を財務省が半ば勝手に増減できる制度が問題である。実際に給料を減らす際は各自治体で労使間協議が必要であるが、組合の強い自治体は削減に了承しないし、交付税交付金に頼りきってる自治体は人件費の削減幅が大きく、各自治体でばらばらの対応となってしまう。逆に石原さんのところでは、一切減らす必要がないと思われる。石原さん減らす方向みたいだけど、減らした分余計なお金が余ってしまう。なんに使うのだろう…。各自治体取り扱いが異なり国の統率が弱まりこれを機に財務省に対する財源譲与の攻撃も強くなることは簡単に想像できる。将来的に、起債の許可なんかも手ばなさなければならないかもね。
補正が成立したとしても、基準財政需要額は10%減らして計算するのか、という計算上の取り扱い、どうすんだろ。人件費分10%減らしたら不交付団体になっちゃったりしたら目も当てられないわな。
そもそも一般の自治体は労使間協議しても労働協約の締結の義務は課せられていないので、条例で勝手に削減する手法しか残されていない。結局地方公務員は弱い立場である。しかし、労働協約が締結できる労組がある。現業の労組である。各自治体においては現業の労組化をまず行っておき、財務省の交付金削減及び使用者側の削減提案に向けて準備してもらいたい。

財務省の役人は相当優秀なのはわかるが、そういった各種法律の知識があるのか、ないのか。震災だから、国全体が頑張る必要があるのはわかるが、それをたてに人件費攻撃をするのはやはり震災ファシズムであろう。労働法があり、人勧がある。これらを無視する手法は民主菅の浜岡の一件に象徴される手法であり、手順、法制、政策形成過程を無視する手法である。最後に『ご理解をいただきたい。』が常套文句である。理解できるわけねーだろ。このぼけが!。

今、連合は民主支持であるが、今回の補正予算案には、民主の小沢先生の動きに注視したい。連合と小沢先生とはかなり仲が良いと聞いているため。小沢先生が動けば、補正予算成立しないのに。

ちなみに連合は消費税増税に賛成したようだが、今聞いてみたい。国公労、自治労の職員の給料が10%減らされるなかで、消費税額10%。どちらも反対の立場をとるしかないのでは。で、民主は巨大な支持母体を失うことになるんだろうな。きっと。
菅、仙石はそのくらいの目先のことも見えていない。完全に次は民主は勝てない。

この前も書いたことだが、震災復興の本質はインフラの投入である。今いる公務員が震災地のインフラ復興の資金を拠出してはいけない。今いる国民と将来の国民が均等に負担すべき話である。そこからして、まったく間違っている。資本財の知識、財政の考え方もまるでなし。震災地の地名ですら知らないらしい。だから、放漫財政なんだよ。
震災復興の予算的な特別枠を設けて、そのなかで運用するしかないよね。で、社会資本の再建は原則起債で行うべきなんだろうな。

震災復興特需は必ずある。消費税を下げ、景気の更なる刺激策をとれ。公共財は公務員の給与を財源にするのではなく、財政投融資せよ。そうすれば民間の資本投資を活発化でき民間復興も早めることになる。給与削減は『景気抑制策』であり、総フローを下げる政策になってしまう。今、一番やってはいけない手法だ。で、不景気の悪循環が起きるだけである。結果として震災復興や償還も遅くなる。
ついでにインフレを恐れるな。インフレになったら、直接税を増税せよ。財界だって時限措置としての法人税増税にOKしてるのに。内需が震災特需により拡大するから、法人税は高くしてもしばらくは大丈夫だよね。

財務省と民主は難しい財政や金融の計算式でなく高校の政治・経済の教科書を学習してくれ。帳簿や予算では見えない部分を読むのが経世済民の本質である。人件費抑制は浜岡問題と同じく、人気取りとただの帳簿合わせに過ぎない。真逆の政策を採ってはいけない。

俺と同じような考え持ってる人もいるんだよな。積極財政論。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/676043/566837/67665204

公務員の給与削減が経済に与える影響はこちら
http://news.livedoor.com/lite/social_stream/list/5557641/?is_posted=1

近いうちに内閣総辞職かな。菅さんやりすぎで衆院でさえ補正通らなそう…。

やい、財務省。キレぐせのある総理は無視して、震災復興しやすい財政を展開しろ。まちがった財政は戦争になるぞ。

2011年5月8日日曜日

呑気な要請 【中電危機】

【今日の産経より】
これに先立ち、海江田万里経済産業相はフジテレビ「新報道2001」で「浜岡原発は地震が発生する可能性が非常に高く、この立地条件だと津波を伴うことになる。地震、津波による電源喪失、建屋の密水性などいくつか気になる点があった」と要請理由を説明。国民の生命、財産、安全を守る立場からどうしても止めなければいけない。ぜひ私どもの要請を受け入れてほしい」と訴えた。また、海江田氏は「日本産業の中心的な部分である中部電力管内にどうやって電力供給できるか、万全な体制を整えたい」と述べた。関西電力に対し、中部電力管内への送電を要請したことを明らかにした。

だからさ、わかるんだけど、順番が逆だつーの。原発の許可は国がやってるので、それで地震に耐えられない、津波に耐えられないんじゃ、今までの原子力行政が間違っていましたと認める話だ。そういうことなら、日本国内すべて止めてしかるべき話なのに、浜岡は地震の確率が高いからという理屈。屁理屈にもなってない。今回は国民を騙したときのようにはいかないよ。本当に国をあげて、中電を支援してもらわないと困る。そして、その支援は中電と協議して立法化すべき。停止も立法化して、中電の損失も担保しろ。実際、口だけでなく働いてもらわないと。関西電力への要請もわかるんだけど、中電の炉停止費用と損失は国が全額負担しろ。ボケ。
これで(防潮堤ができるまでの)2年以内に東海地震が来たら歴史に名を残す宰相となるが、地震が来なかったら、国民を混乱させているだけの大ボケ首相ということが立証されてしまう。

中電は大変だけど、停止と支援がセットで『立法化』されれば、おとなしく国に従います、と今は言っていればよい。どっちかっていうと、支持率回復のためのとっさの変化球にすぎないからさ、素直に打ち返してあげればよい。誰もが認める正解で、内閣支持率は落ちるし、内閣は瓦解し、中電側も将来安心して原子炉を止めることができる。円満解決。原発に依存している御前崎市には悪いが。
今回は危機管理ファシズムだな。中電が国民の目を覚ますときが来た。一発、公式の場で、正論を言ってくれ。それだけでいい。

今回は県知事も「浜岡原発の津波対策が不十分であることは私も指摘してきた。原発について、中途半端な対策はノーだと政府が明確な姿勢を示した」とした。(静岡新聞より)
そうじゃないだろ。なに呑気なこといってるのか。自分の職務を全然考えてない。原発であっても、海岸法の規定は適用されるべきだろ。海岸保全基本計画を誰が策定するのか県知事はわかっていないと思われる。今回の浜岡防潮堤の計画はあくまで原発敷地内に計画している。しかし、それだけでは県民、御前崎市民の生命安全は守れない。津波対策に努力した原発だけが当然守られる。
すぐにでも土木の余ってる技術屋を御前崎に送り込んで田子の浦並みの17mh重力式防潮堤ぐらい設計させろ。
災害対策は総合的に判断しなきゃならない。県が実施主体、中電と関係自治体が折半しつつ、浜岡の周りの駿河湾と遠州灘に防潮堤をつくればいい。県と海岸管理者が施工できる海岸線に国を黙らす大防潮堤を建設しようじゃないか。また原発周辺は海岸線ではなく、中電が無償提供した敷地内もしくは砂丘の高さを利用した30mh大防潮堤(砂丘15m+防潮堤15m)だ。いまこそ地震立国静岡の能力を発揮すべきだと思うが。→ 仕分けバカは今回退出願いたい。国政がまちがった判断をしたために、自治体も間違ってしまう。浜岡原発の津波対策は、県及び海岸管理者の津波対策の総点検のきっかけとなるべき話である。今回の事件の本質は国をはじめとした行政の津波対策がいい加減だから、中電は独自に津波対策をしなきゃならない、ということなんだけど。
だから、県知事は本当はこういうべき。
『浜岡原発の津波対策が不十分なので、県としても憂慮している。少なくとも県は中電とも連携しつつ周辺地域の津波対策の分析を行い、不備があれば強化する方向で進めていく。』行政としてはこれがもっともスマートだ。特に、中途半端な対策はノーだと政府が明確な姿勢を示した、なんてことはまったく言う必要はない。言ったら、俺みたいな性格の悪いたかが法学士(笑)に揚げ足をとられ笑われるだけである。中途半端なまま運用させていたのは政府や県である。特に、今回原発ばかりが注目され、法手続も無視されるなかで、民主系我らが県知事は原発を含めた県内全域の安全を図る責務があることを忘れている。自己の怠慢に気づいたら大至急中電本社に連絡して防潮堤建設について協議しろ。

一方、中電の会長は直接カタールに乗り込んで、代替燃料のルート確保をやってる。頭が下がります。
でもね、これも国がやれ。呑気すぎるだろ。

中電の会長と総理大臣をチェンジしろ(笑)。

2011年5月7日土曜日

浜岡原発停止 【中電緊急事態】

しかし、なんで民主党ってこういうことをいきなりやるんだろうね。法、ルールに則らない手法が首相の持ち味なんだろうけど。
確かに、浜岡原発の危険性が高いことは国民としても承知している。しかし、だ。なんの議論も尽くさずにいきなり前触れもなくこういうことを言う。私も、原発自体はどうかな、とは思っている。でも、あまりにも思いつき行政じゃないのか。今回、中電が東電の危機を助けているんじゃないのか。また、関東をパニックにするつもりか。震災のときもそうだったが、地理的な知識がまったくないと思われる。関東と中部が接しているという地図ですら頭の中にないようだ。しかも、『要請』といういい加減な形である。

これについては、国民はすべて同意するとは思えない。

今までの原子力行政は法律によって推進してきた。ならば、法治主義の総理大臣ならば、当然法律の根拠を指し示して止めるべきであろう。マスコミもそのへん調査したのか(首相の嫌いな産経はすでに指摘している)。行政過程があまりにも欠落している。権限を法律で認められている以上に振り回しているように見える。
また、本当に止める気があるならば、国会の場で議論し、浜岡原子力発電所特別法とか作って止めるべきだろうな。津波対策が出来ていないという指摘があるならば補助金の手当は必須となる。また、停止中の営業損失(停止費用)はすべて国が提供するぐらいの覚悟が必要だ。
『国が誘導した』結果原子力発電所が建ってしまい、それが震源域になるとわかってから『国の命令』で止めるんだろうから、国が責任を大部分かぶるべきだろう。その辺の議論をしてはじめて『停止』、『廃炉』が可能になる。

中部電力も言いたいことを言ってほしい。また、今回の原発事故は不可抗力というよりも人災的な要素も見えるんだが…。電源を喪失したときに、どう対応するのか中電はシミュレーションして結果を公表してもらいたい。
今回の件、訴訟やむなしかもね。なんなら、知恵を貸そうか(笑)。
中電管内の私は正直言えば、今回の『要請』は無視してかまわないと思う。そのかわり、2年かかると言われている防潮堤を地元と協力し、少なくとも半年程度で完成させなければならない。中電は首相を無視して悪者になってしまうかもしれないが、こういった手続きを無視する手法を許してその前例を作れば、原子力事故以上に日本国民は負の遺産を抱えることになるかもしれない。民主党の支持率や選挙に与する必要はない。首相はごくごく正しい判断をしているかもしれないが、それであれば、すべての原発を止める政策を打ち出す必要があるはずだ。地震の起きる確率が他とは桁違いに違うから、という言い分であるが、それもおかしい。過去に原発が地震で事故を起こしたのは浜岡以外の地震をナメてた原発である。確率を振り回して中部圏の存亡に関わることを気楽に言うこと自体がことの重大さをわかっていない証拠でもある。

すでに民主党の政治主導は限界に近づいたようだ。政治主導とは、国会の議論なしに国民の生命財産を奪うことのようだ。恐らく首相の個性もあるかも。
今回のキーワードは『法治主義』と『行政過程(手続き)』。確かに、安全性に疑問があるならば止めることも必要だが、一事業者が一方的に損失を被るのは回避し、止めるのであれば行政的な手続き、時には立法措置を踏まなければいけないだろう。
ところで、原発を止める手続きってどうするんですか。

【今回のオチ】
日経では、『中部電の結論先送り、首相官邸「想定内」』として、『首相周辺は結論持ち越しについて「長期的な電力見通しなどをパッケージで打ち出さなければならないためだろう」との見方を示した。』としている。正直、国策一事業者の存亡に関わることを勝手に言っておいてこのように他人事のように傍観すること自体、政府が行ったことに対して自分自身が無責任であることのあらわれである。
このような要請を行うならば、政府が「長期的な電力見通しなどをパッケージで打ち出」してから要請を行え、ということだ。停止してもしなくても安心・安全に関わる事態なんだから。まったく話にならない。

2011年5月4日水曜日

大杉久美子の歌声

こんなことを書くとアニメが好きだと思われるかもしれないがそれはまず否定しておく。
世界名作劇場ではこの人の歌が頻繁に流れていたが、柔らかく包み込むような声で、高音を優しく歌い上げるのが特徴と言えるだろう。アニメ系ではミッチの露出が多く注目される中でこの人はあまりテレビでお目にかかることはなかったし容姿もそれなりに歳を重ねたようだが、『杉美子』名義のジャケットを拝見すると、驚くほど美人である。失礼な表現をすれば流行のアイドル歌手になりそこなったのだが、それも運。その後、日本国中の子供たちはこの人の歌声を聞いて育つのだから、歌手冥利に尽きる、と言っても過言ではないだろう。
YouTubeを聞いていたら、歌声については、昔とかなり違うことに気がついた。実は再放送のアタックNo.1の歌を昔(中学時代、30年前)聴いていて、その後の名作劇場の歌声と違うことに気づいたのだが、なんとなく大杉久美子と言う感じである。なにも知らない人が聞いても名作劇場の歌手と言われないと気づかないと思われる。彼女のこのレコードの発売は19歳である。おそらく、高校を卒業したばかり、18歳頃にレコーディングされたものだろうか。それを聴くと、なんと言おうか声に張りがある。どちらかと言うと演歌っぽい声をしている。特に一番盛り上がる『ナ~ンバぁ~ワン』は絶品。また、ところどころに入れた嫌みのないビブラートも完成度の高さをうかがわせる。遡ってみて、環ルナ名義(17歳くらい)のころの作品を聴いてみても、低音時にさえ張りがあるくらいだ。よく言う、女子高生の黄色い声である。で、『ジャングル黒べえ』(22歳)も歌い出しこそ大杉久美子であるが、全体的に張りのある声でしかも演歌風、都はるみ顔負けのコブシがきいているところがある。その後の『リミットちゃん』(23歳)は名作劇場のころやさしい感じと張りのある歌声が同居する声に変化する。イメージ的には『リミットちゃん』は悲しい話なので、『黒べえ』のように歌えず、歌い分けをしたのも事実であろうが、声質もかなり異なってきている気がする。正確にはその間半年ばかりであるが、彼女の身に何かあったのであろうか。
『エースをねらえ!』でも同様である。それから、ハイジのエンディング『待っててごらん』を数ヶ月後に歌うのだが、これは完全にその後の『大杉久美子』特有のカドの取れた優しい歌声となっている。

芸能界でも同様の例がある。島倉千代子だ。彼女も『天才少女』だったが、若いころ声帯ポリープを患ってしまう。これによって、彼女の声は張りをなくしてしまうが、これ以降でもヒット曲はある。大杉久美子の場合の変化は声が丸くなり芯が見えると言うか…、その変化は私はただの声変わり、というか大人の女性へと変貌する自然の変化だと思うが、この声の変化については、ご本人は何もコメントしていない。ただこの声変わりが彼女の技法と『艶っぽさ』を確実に引き出したのは事実である。非常に大人っぽく、反面癒しの効果のあるかわいい声と言おうか。

大杉さんその後80年代後半より高音が出なくなってしまったようだが、その後のレコーディング作品やテレビを拝見しても美声は健在だと思う。某巨大掲示板ではいろいろ書かれる部分はあるけれども、幼年から少年期を大杉久美子の歌と一緒に成長してきた自分にとっては、大杉さんがあの時代歌ってくれていただけで幸せだったといいたい。

そういえば、俺もレコード会社に『デモテープ出せ』と言われて、ちょっと演歌っぽいやつを持っていってもらったことがあったな。ギター1本でやってた頃。今は地方居住のサラリーマンにどっぷり。
大杉さん曰く、
『特に私の歌を聴いてくれる人は、アニメの歌というより、音楽として聴くという人が多かったみたい 音楽好きっていうのかな。クラシックが好きな人だったり、自分も音楽をやる人だったり。そういうファン が私の歌を聴きにきてくれましたね。アニメの歌が、だんだんと音楽性を求められるようになってきた時期だったと思います』
まさにそのパターン。なぜか、ずっと憧れの存在。

最後にネットで拾い物をしたのでご紹介しておく。アイドル歌手並み、というのは本当でしょう。
【13歳】
【20歳】
男なら誰でも彼女にプロポーズしちゃうよね(笑)。
【28歳】
色っぽい…。松田聖子登場以前だけど、聖子ちゃんカットに似てる。その前だと石川ひとみの髪型もこんな感じだった。当時は流行ってたんでしょうね。
このレコードは俺も買ったな…。
【無断リンクですが宣伝】
http://columbia.jp/artist-info/kumiko/interview01.html コロムビアレコードにリンクしています。関係者の皆様<(_ _*)>。

2011年4月29日金曜日

災害復興と税制

妙な感じである。災害復興のために増税はやむなしというのが庶民の感覚であるが、民主党も自民党も『消費税』の増税により賄おうとしている。
元来、消費税は過熱した景気を抑えつけるために存在するのであって、今回の復興のように景気を刺激するために増税するのは帳尻あわせであり経済政策ではない。ただの人気取りに公務員の人件費を使っている気もしてくる。また家庭の所得を制限するために社会全体の成長を抑止するため、復興が例えば10年かかるところが20年かかる羽目になる。しかも、成長率を抑止した結果投資の借金によりさらに苦しむ結果になる。
戦後復興時の税制を学習せよ。景気刺激策とインフラと減税がキーワードだ。
また収監されつつも資産ん十億円は文句言えないが、たいした労働もできず、そのなかで何千万円も収入があるのは国の税制が狂っている証拠である(別に個人非難しているわけではなく国の政策批判をしている)。
たばこ税や消費税をあげたところでどのくらい災害復興ができるのだろうか。それよりは民主党によりめちゃくちゃになった歳出部分、自民党政権よりも増えてしまった完璧に赤字国債で賄われることになるであろう歳出部分をすべて、被災地のインフラ投資に使えば景気は過熱でき、民間経済の再生も早まることになるであろう。
あとは被災地から総理を出すのも手だな。すべての赤字国債の責任を背負った上で、被災地へ言葉は悪いが利益誘導してもらう。適任がいるのにこの人が出てこられない民主党は…、おしまいだな。言っておくが、某東京の人は、絶対に災害復興なんてできないよ。港も地名も知らないんだから。言われても記憶にとどまらない。それでは政策として反映されない。

今は景気を抑止しないことが大前提である。ここから災害復興を考えよう。東電は給料を減らすそうだがこれも賠償の上から言えば間違っている。感情としては、給料を減らすのは当然な気持ちであることは理解するが、多額に上る賠償金のうち、振り向けられるだろう東電の人件費など何パーセントにもならない。逆に社員の生活や経済活動に余力を持たせてあげて、すべて遣わせてあげれば経済復興は早まる。例えば、普通の社員は20%減らされる予定なんで、これを減らさないで、社員は20%福島産の野菜、果物、米を会社にて強制購入させるとか。そうすれば、金回りがよくなり復興を間接的に手助けすることになる。
私も63ヶ月8%の減額を受けた口だが、これをやってしまうと飢えに家族が苦しむことになる。社内全体の政策としては投資的経費をその間抑えたのだが、結局合理化された上でそういうことをやると、その間設備更新が遅れ、将来更新は義務的に行わなければならなくなるので、後世に過剰な負担を強いることになってしまう。人気取りの政策は実施しないほうがよい、ということになる。
国家公務員の人件費も昔からやり玉にあげられており、今回の復興も公務員の人件費を巻き上げ、被災地に使おう、という意見があるが反対である。義援金や食料であれば賛成するが、巻き上げた人件費はほとんど投資に使われることになる。本来インフラの投資は公務員の給料、しかも現在いる職員が負担すべき性質のものではない。むしろ人件費は保障し家庭内で『生産力の再生産』に十分に使用してもらう。被災地のインフラ復興は資本投資なので、借金して分割払い(国債の部類で)するのがよい。そうすれば、次世代の生産力が準備されているので、継続して返済や安定した資本投資を行うことができる。一時しのぎの政策はやめたほうがよい。
人件費の削減は直接的に国家全体の景気を抑制する。なぜこうも単純にものを考えるのか。政府にマクロ経済学やケインズ経済学の学徒はいないのか。みんな竹中学派なのか。もっと全体を考えろよ。
今回、つくづく共産党はすごい、と思ったな。民主も自民も共産党に学んでこい。

2011年4月28日木曜日

災害時の携帯のつながりやすさ

前掲ではあるが再度。
見放された旧DDIぽ > 京セラ+国営国際電話&旧ツーカーセルラー&DDI&IDO連合 > 国営の巨人 > デジタルツーカー(デジタルホン含)
(旧ツーカーセルラーはデジタルツーカーを除く)

いろいろな議論があってマスコミもCMなんかの兼ね合いで本当のことを書けないみたいだが、被災地でもこの順番は基本的に変わらないみたい。
SBのユーザーに初めて『すごい、私も変える!』と言われたauって。どんだけ商売っ気ないんだよ!!。

追記 : SBさんネットで相当叩かれている。docomoショップ、auショップともに店を開放し避難者に充電等のサービスを提供したのに対し、SBショップは早々に店を閉めたとか。いや、気持ちはわかるよ。あれだけ繋がらなければショップで暴動が起きるもん。孫さん震災を受けて、災害時にもつながる携帯へっていうプレゼンやってたけど、うそでもああいうことやらないとユーザーの疑念は晴れないよな。他社ユーザーは冷笑するのみです。
Willcomは消息筋によると本社前で携帯を無償貸出ししたとかで、気概が違う!!っと称賛されてた。稲森さんもしくは楽天くらいかな。SBの財力に対抗できるのは。Willcom社丸ごと買ってくれねえかな。SBの色に染まっていくこと、信者は我慢できない。
俺?。古くからのツーカーセルラー信者(現au)。13年も信じてきたけど、料金に我慢できずショップに文句いった上で、Willcomに転出。2年たったら安くなったのでまたauと契約。今2台持ち。auはまだ料金体系がガラス張りで助かる。基本料無料で運用中。SBだったら基本料は安いが請求書がどうなるのか誰にもわからないところがある…。Willcomはつなぎ放題のSIMをW-ZERO3 adesに入れて、月額230円でパケし放題。
あまり宣伝してないけど、auひかりにまとめトークっていうのがあって、au携帯に対し無料。auひかり電話からも無料、というサービスをやっています。SBおとくラインとホワイトプランを掛け合わせたようなサービスですが基本料はauのほうが断然安いですね。たぶんauは見かけ上非常によいSBの財務状況の本質を見抜き、SBが絶対に追従できない基本料無料とかSkype連携とかを波状攻撃して、SBの財務が悪化するのを傍観している、という感じかな。当然、auもこのあたりのサービスを宣伝すると自己の経営が悪化するので大規模に展開できない弱味があるんですが…。

2011年4月25日月曜日

不謹慎な国民

「韓日戦同点ゴールよりうれしい。うっとりする。」
「久しぶりに温かい便りだ。さっぱりする。」
「以前の関東大地震や神戸大地震のように、まん中に大きく一発さく烈してくれれば、今晩はよく眠れるだろう。火山爆発に8.8大地震 で終わらせてやる。」
「この程度で喜ぶとは。明朝まで待ってみろ。まだ喜ぶのは早い。」
「こういう難しい時世で、やる気も出ないが、久々に温かい話が聞こえてきた。そのまま沈めばという感じだ。」

いかれた国の一部国民の言葉である。いったいどういう教育なのか。人の命はあの国が好きだ、嫌いだ、と同レベルで語ることは決してできないだろうに。かの国では無垢な一般国民の大量殺戮など当たり前なことだという遺伝子が流れている。元寇ではさんざん対馬で島民を虐殺していたが、秀吉出兵でも朝鮮戦争でも自国民に対して破壊と殺戮をして最後は日本のせいにする。現在でも日本人は殺しても凌辱してもいいらしい。あくまで一部の感覚で、一般国民は違った考えでいると信じたいが。
反面、この国とは同じ血を分けた民族だがそれ以前に日本人の血は縄文人との混血で、高い道徳観と秩序はここから来ていると推測している。

やつらはまだ気づいてはいないようだが、日本がつぶれれば、かの国もつぶれる。なぜか。
かの国は製品は作れるが、部品は作れない。それが回答。
日本は80年頃から製品化のための工場を輸出してきた。日本と競争できるものの作り方を教えてきたが、部品を作ることは教えていないのである。作っても日本と勝負できる部品は決して作れないのである。その証拠に近年の円高がある。日本の部品を皆買うために円を決済のために欲しがっているんだよね。
決して日本は不景気じゃないんだよな。税制と雇用がちと(産業界の要望により)おかしく困ったことになっている…。私はこの現象を産業界ファシズムと呼んでいるが。

今回の災害は、日本なくして経済が成り立たないことをかの国に少しは教えることになればありがたい。私のような右翼の日本人でも互助互恵の精神はもっている。日本人の大多数はこのような妄言を相手にしないが(かの国をまともに相手にせず、という認識で一致)、もっとマスコミは事実を報道し政府は怒ったほうがよいと思われる。冒頭のこれらの発言は人道に対する罪である。かの国の大統領はネットで自国民がこのような発言をしていることに気づき、謝罪すべきである(そういえば彼も日本生まれだ)。言ってはいけないことだろうに。教育分野での内政干渉をするぞ、と少しは禁輸措置でもちらつかせて交渉したらどうなのかな。

大砲を向けて外交はできないが、経済的優位を背景に外交するのは分かりやすい。経済援助はたぶんしばらくできないだろうが、今回を機にいきすぎた反日教育をやめさせて、互恵的に両国が発展できることを切に願う。

2011年3月22日火曜日

消防隊

わが社の消防第1陣が被災地から帰還した。聞くところによると相当なものだそうだ。みなさんのご支援をお願いいたします。

そういえば、某大臣が7時間放水をめぐって『処分発言』をして、都知事が官邸に怒鳴りこみ『陳謝』したという事件があった。これは自治の歴史の中での珍事件と言わざるを得ない。消防隊の出動や指揮において某大臣は何の権限もない。最高責任者は都知事である。だから都知事は官邸に怒鳴りこんだ。道理である。また、消防の管轄は総務省消防庁であり総務省から見てもあまり気分のいいものではなかったに違いない。しかも国は地方公務員の人事権に対して何の権限を持っていないはずである。そういたところからみて、某大臣の勘違いであるとみてとれる。

本来、東京都下を守る消防隊を出動させ文句を言われ、機器が故障するまで働かせられたのに、横槍が入るというのはどうだろうか。これが民主党の言う政治主導というなら、自治労はもう民主党の支援はするべきではない。その程度の意識で政治主導というなら、完全に自治権の侵害、地方公務員の生命軽視と言わざるを得ない。よっぽどタカ派都知事のほうが部下は幸せである。

今回の消防の活躍は自衛隊と並び感動をもたらした。消防隊の方が涙し、都知事が涙し、某大臣は恫喝し、総理は相変わらず他人事のように見えるが、また何か違和感が…。確かに消防隊は見えない敵と戦ったわけであるが、放射能による危険性以外放水の現場としてはさほど難しい現場ではないように思う。普段から消防隊はもっと命を懸け戦っている。じゃあなぜ、消防隊は涙したのであろうか。
某大臣が脅迫したから…、それもあるだろう。しかしもっと深く考えると、普段から命の危険を顧みず家族のことも時には犠牲にし、我々のために働いてくれている。隊員からすれば『住民の命のために…』と思って生きていかなければ働けない職場である。そういったことを今回改めて考えさせられたので、感極まったのであろう。
そこに某大臣のばか発言が絡んでしまった…。まさに、所管大臣のお前が行って来い、という話だ。

消防隊や自衛隊、また現場の方々の献身的な働きはまさに国民の誇りです。しかし、民主党や自民党、官邸、国会議員の他人任せで無責任な働きは国民の誇りではありません。

2011年3月21日月曜日

日本のために祈りを…???

あまり今まで気づいていなかったが、今回の日本の震災で世界中の人々が祈ってくれているが、日本人は正直『???』のような気がする。日本人はあまりにも無信心すぎて祈りを忘れたのか。それともできる限り人の手で何かを実現しようとするのか。とにかく世界の意識と日本の意識は明確にずれている。
祈り、というよりも『心配』という言葉のほうが日本人はしっくり来るだろうな…。世界中が心配してくれている…。

特に、合衆国大統領の祈りって。大戦末期に我国民間人を何十万人虐殺したが、被害者の方に対しても祈ってくれているのか、妙に勘ぐってしまう。

しかし、大きな災害である。この災害のことは人智を超えすぎており、どうだこうだということはできない。ただ、一人でも多くの方が助かり、見つかり、特に年端のいかない子供たちが立派に成人してくれることを願っています。被災者や地域の復興支援は社会と国家の責任として日本国中がんばりましょう。

2011年3月20日日曜日

地震雲?

金曜日、上司が地震雲だというので撮っておいた。地震雲は2―3日で地震が起きるらしいが、現実的にはあまり信じるほうではない…。震度6強なんて起きてしまったのでわが社

戦々恐々としています。
どうかなあ。

2011年3月19日土曜日

radikoに要望してみた

我が地域(静岡市)や勤務先の静岡県東部地域は都内ラジオ局が入感可能で、ニッポン放送などはかなり強い。都内の連中の勝手な思い込みでエリア外にされるのは悔しいので一応要望しておいた。

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静岡での都内ラジオ局の受信状況について

radikoはあくまで関東圏でしか聴くことはできませんが、私の住む静岡県静岡市や静岡県東部では、SBS(静岡放送)などのローカル局並みに都内ラジオ局(ニッポン放送)が入感しておりますし、聴取率も高いようです。また海沿いではFM局まで入感します。私もよくニッポン放送を聴きますし小学校時代からAIWA AR-777で文化放送を聴いて育ちました。
エリア外受信を制限する理由もよく理解しておりますが、東京の放送が現実に聞こえますので実際の状況をぜひ調査のうえ、静岡県中部、東部のradiko解放をご考慮ください。

静岡県東部  下田、伊東、伊豆、伊豆の国、熱海、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮
静岡県中部  静岡、焼津 (あとは未確認です)
受信状況 : ニッポン放送 かなり良好
      文化放送,TBS 高いロケーションで聴き取れる程度(30年前はもっと聞こえた)

2011年3月17日木曜日

震度6強の被害

災害対策本部やマスコミからの情報によると、負傷者は出たものの、深刻な人的損害はなかった。これは、全国的に驚きをもって迎えられている。
瓦屋根の瓦落下、ブロック塀の破損、食器落下、破損、鏡の破損などは多い。後片付けが大変。行政の現場も混乱する。基本的には、粗大ごみの日や不燃物の日に出すように指導しているが、瓦や塀などは道路に出しておき市の職員が回収するとのこと。
地震保険の支払いについては、罹災証明が必要。写真を撮っておくこと、後日行政側で発行する。建築物の強度が心配な時は、行政に相談窓口がある。

マスコミは半ば被害について失礼な言い方であるが面白半分に報道するし、対策本部にくだらないことで電話をかけてくる。正直、業務妨害だろう。被害がないからといって落ちてきた石の大きさをしつこく聞く。地割れの長さを聞く。そんなもんマスコミの人間が行って測ってこい。東北の被災地と違って立ち入りはできるんだから。ヘリを飛ばすよりもずっと安いし。民地なら、お茶も飲めるかも。ほかの地方とは違って緑茶で持てなしてくれる…。

マスコミの人間は頭よさそうに見えて理解力に欠けるきらいがあると常々思う。
夜中に『被害があるだろう』と思い込み低高度でヘリを飛ばし、睡眠や広報の邪魔をするし。被害にあわれた方に対する情報の提供、特に生活を回復するための事務的な情報を報道するように強く求める。マスコミも一般市民と同じ意識=常識を持っていただきたい。取材のためなら何をしてもよい、ということではないんですよ。
今回の被害の中の一つは、マスコミが非常識な取材攻勢をかけたことにより市民や市の担当者の気分が悪くなったことだな。是非このことを記事にしてくれ。

しかも『市内何本も電柱が倒れている』とか『○○ホテルが火事!』とか検証もせずにガセを全国の電波に乗せちゃうし。

静岡の家屋の建築強度係数は1.25である。これはほかの地方の強度よりも25%上乗せをしている、ということになる。静岡地震の時もそうだったが、震度6強を記録してもたまたま揺れの時間が短いので被害が少ない、ということも言える。
家具は固定され、逆にずぼらな私の家では背の高い家具を処分してしまった。役所の職員も動員体制がかかるほどの揺れであれば、自動的に避難所に行くように常に訓練され、役所でも10分で災害対策本部が立ち上がる。でも、一番機能しているのは、市民や消防団を中心とした自主防災組織。こういった意識の高さが倒壊0、死者0の結果につながっている。と思う。こういったことをぜひ全国の電波に乗せてもらいたい。総合的な対策を持って被害を未然に防ぐ体制。明らかにほかの地方とは違うわけだから。
そしてみんな地震が来れば、『本番だ!』っと出張る意識があります。決して受け身ではないんですね。

最後に静岡の地震では笑えるネタを。
http://ninja.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1300225236/

静岡県民は常に地震に立ち向かっています。地震対策だけではないけど、俺は静岡という土地柄を誇りに思う。だから東京から戻ってきたんだな。

まとまり - 日本の素晴らしさ

阪神の時は、『がんばろう神戸』であった。今回は『がんばろう日本』である。それだけ広範囲な災害である。
我が国は、戦後以来、一つにまとまる、ということがなかった気がする。まるでばらばら、利己主義の風潮があった。
しかし、日本の非常時にも失われない気高さと根性は世界に感嘆をもたらした。そればかりか、社員、協力企業、自衛隊、警察官、消防隊のわが身を捨てるような(だけど給料は安い)活躍は日本国内を感動させている。

電力需要は落ちているという。その結果、大規模停電は防げるらしい。わが社でも執務室や廊下はすでに照明を落としているし、パソコンは使わなければ電源を落とすなどの措置を講じている。中電管轄の家庭でも同様の措置を実施している。

苦境は必ず打開できる。日本の魂を信じよう。

2011年3月16日水曜日

JR東海の対応

JR東海の明日以降の予定(ダイヤといえるほどのものではない)を見ると、計画停電を無視した文章になっているので、やはり中電から受電したか、自力の発電設備によるものか。1日休みのうちにそんな工事をしてたなんて。
でも、やはり、社会不安をあおってはいけませんよ。説明不足なことは否めないし、工事をやるならそういうつもりだと広報すべき。『計画停電がある限り休止』といったことは結局利用者に対して嘘をついたことになる。
とにかく、JR東海は1日しか運行休止はしなかった。頑張ってください。

さらに先人たちがまさに苦労した、西富士宮以北の営業運転も望む。山梨県民が買い物や病院に来られない。

身延線回復(一部区間)

運休の理由は電源が不安定だから、安全が確保できない、と言うことだった。しかし回復の理由は電源が確保できた、のみで安全については言及なし。言葉の遊びだけど。
さすが、東部唯一の高架化区間を抱える身延線である。JR東海は見捨てる気はないらしいが、他の区間についても踏ん張ってもらいたい。
身延線は、下記の文面からすると60Hz化を完了したように受け取れるけど(・_・?)。もしくは、JR自力発電所を動作させたか。でもJR東海は発電所を持っていないらしい。15日の情報だと鉄道に優先的に配分みたいなことが書かれていたが、他の路線は回復してないし。

身延線

東京電力の計画停電を受け、昨日(15日)は全線において終日運休とさせていただきましたが、一部当社変電所について、電源を確保 できる見通しが立ったため、本日(16日)については、以下の区間で運転を行います なお、西富士宮駅~甲府駅間につきましては、お客様にはご迷惑をおかけしますが、終日運休とさせていただきます

運転再開(16日の7時30分頃より) 富士駅~西富士宮駅間 7時30分頃から運行再開し、この区間で1時間に1~2本運行する見込み
終日運休 西富士宮駅~甲府駅間

地震発生

わが社の地域は震度6強。当然配備体制であるが行くことができないので自宅から支援を決め込んで寝ていたが、やはり電話がきた。出社したい…。今回は被害が出ているそうなんで、はやく自分の役割を果たしたい。

2011年3月15日火曜日

JR東海の対応 - 在来線運行休止問題

JR東海意見投稿フォームにてたった今意見を申し上げました。私にできることはこれくらい。

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今回、在来線は富士以東すべて休止ということですが通勤及び通学している者にとって大変困惑する事態となっております。車やお金を持っていない、代替え手段を持たない者にとっては、失業や退学、社会不安をもたらします。
JR東海さんの言い分もわかりますが、貴社の社会的使命や過去の負債の税金投入などの事実を考慮し、与えられた資源で最大限の在来線業務継続をお願いする次第です。

なお、それでもなお在来線を休止する、ということであれば、下記の2点をご考慮ください。
① 定期券などの解約の案内を駅の案内板や行政の広報、インターネットなどで広く周知すること。
② 通勤、通学の手段を持たない者に、定期券で乗車可能な代替輸送手段を提供すること。

今回の件は、私は貴社の債務不履行、責任放棄ととらえております。是非、与えられた資源において最大限の努力を見せていただきたくお願いいたします。

2011年3月14日月曜日

計画停電とJR東海の対応 - 在来線運行休止問題

日本国中が『がんばろう』という雰囲気の中、計画停電の時間をやり過ごした俺は、JR駅で看過できない情報を耳にした。
『明日身延線は運休します。』
ちょっと待て。計画停電は3時間に留まるはずである。それが丸一日運休するとは。JR東海側の説明としては、踏切の安全が保てない、ということである。
でも、これだけの説明では万人を納得させることはできないだろう。少なくても計画停電は電車がどの地点にいるか推測できない。しかし、努力すれば近くの待避駅まで運行させ、そこで計画停電の時間を迎えることだってできるだろう。丸一日運休する、というのは企業に与えられた社会的責任を放棄している、と言わざるを得ない。
電源が絡む話である。社会的影響が大きいことを承知でこういうことをやって、電力会社や国に再考を求めているような気がしてならない。企業による企業に対するストライキに見える。
代替手段、例えばバス振り替えなどの手段もとらない。今回の場合は信号機なども停止して危ないかもしれない。ただし、それは限られた時間である。こういうところはやはり無責任である。行政などは、できる限りの物資人員を投入し機能を確保しようとするが、それに対して対称的である。

また、帰りの電車もおかしかった。やけに電車が遅れている。何かと思ったら、すべての交差点で安全確認をして発車、ということをやっていた。おかげで普段の所要時間の3倍もかかったのである。べつに安全確認が悪い、と言っているわけではない。そのように進むこと、そしてそのわけを電車に乗る前に教えるべきである。

東電は責任をできる限り果たそうとしている。原発の現場など、頭が下がる思いである。その中で送電を行っているわけだから、我々は限られた資源の中でなんとかすべき話である。
JR東海は自分の怠惰を人のせいにせず、まず自分たちでできることを努力すべきである。こういう時だからこそできるだけの努力をすべきである。ここはついでに俺もJR東海のまねをして、『明日はJRが動かないから休む』ことをしよう。JR東海はうまい言い訳を教えてくれた。

JR東海の社長はよくこんな運行計画を決裁できるな。そうとう人がいいに違いない。少なくとも、定期券契約の客には契約不履行になるから、本気で止めるなら定期券解約を駅で案内してね。っていうか、社長と直接話したい。広島原爆の際、直後に復旧が始まり感嘆たるスピードで運行回復した誇りはないのか。東電の努力は『日本人』を感じるが、JR東海の対応は日本人の対応ではない。まるでどこかの大陸国家。

JR東海は在来線業務を継続せよ。

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【参考】JR東海ホームページより
身延線

23時30分現在

本日(14日)は、東京電力の計画停電を受け、東海道線の富士駅~熱海駅間、御殿場線、身延線について、出来る限りの列車の運転を計画しました。しかし、この計画停電が今後も続くと、踏切の安定的動作の確保が難しく、また、毎日ダイヤ改正を行なうような不安定な運行を強いられるということになります。
このため、お客様にはご迷惑をおかけしますが、現在と同程度の東京電力の計画停電が続く間、全線(富士駅~甲府駅間)で、明日(15日)以降終日運休とさせていただきます。

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踏切の動作はともかく、
『毎日ダイヤ改正を行なうような不安定な運行を強いられるということになります。』

努力すればできる、といいたい。だって、富士宮までは複線。この言い訳は到底納得できない。
JR東海はダイヤ下手だな。そういえば。俺に組ませろ。

あっまた原発爆発…。

2011年3月13日日曜日

radiko地域制限解除とフリースポット

radikoは関東、関西以外は聴けない仕様であるが、金曜日、情報収集でAndroidのrazikoのニッポン放送を聴いていた(内緒の方法)。念のためである。当然職場なのでNHKのテレビやワンセグなどは問題ないのであるが、ニッポン放送は帰宅難民に一番適した放送をしてたような気がするので。
で、状況メールを募集してたので、送ってみた。
『静岡県。radikoで聴いてるけれども、緊急時は地域制限解放したら…』
そのあと、俺は防災部隊のほうに合流し、医療機関の発電機の燃料がどうだとか、停電の回復が何時くらいになりそうだとか、東電の支店長さんを防災部隊までご案内、とかしてたのでそのメールが読まれたかどうかは知らない。
本日radikoは、地域制限が解除された。臨時的措置だろうが言ってみるもんだな。どうせ今の状況では地域外受信がどうだとかスポンサーがどうだとか言ってられない放送内容なので、radikoの判断は多少遅いが正しい。あとは避難所がフレッツ+フリースポット化していれば、避難された方に対して通信手段を提供できる。

わが社では、主要な施設に対して、フリースポットの実施を考えている。これが実現できれば、避難した市民はそちらの施設までいけば、通信する手段が何かしら確保できる。ラジオ、テレビもネットを通じて提供できる。ただ、中古のPCを置いておけばいい。高齢者などはなかなか受け入れられないだろうが、若い人が手ほどきはできるだろう。災害時にフリースポット、全国に提案したい。

2011年3月12日土曜日

地震による携帯電話の可用性

皆様、大丈夫でしょうか。体験したことない規模と揺れでした。人の命が失われるほど悲しいことはないです。特に幼い子供たちの命が奪われること、こんな俺でも人の親。心が痛みます。心からお見舞いを申し上げます。

さて、今回体験したことを素直に書こうと思います。
わが社はソフトバンクに騙されて(笑)、有線電話を『おとくライン』に切り替えている。静岡県にいるんで、非常に長い揺れの後、『おとくライン』からはもう発信不可能となってしまった。
各方面とやり取りをするのも不可能。連絡する責任を果たせない電話となってしまった。
わが課の電話で『フレッツ』がある。マイラインは市内ソフトバンクであるが、かなりつながらない状況であった。市外はかかりやすかった。

携帯電話では、案外Willcomが大健闘、auもかなりかかりやすかったが、docomoはだめ、ソフトバンクはまったく問題外であった。しかも、ソフトバンクはメールもダメ。

この結果は、わが社の上層部を怒らせている、制限がかかるといってもほどがある。わが社は市民を守る義務があるが、それを果たせない。いくら経費節減といっても責任を果たせなくなる電話は近い将来やめることになるだろう。

孫さんの『光の道』は国民を欺いている。資本投資をケチる中で、ユーザーの獲得に励む。そういうなかでは国を批判する選択しかない…。

反面、KDDIは今回評価高いです。ちなみにWillcom→au、Willcom→auひかり、au→auともに直後の時間帯に連絡が取れてる。嫁はauなんですぐに家族全員の安否が知ることができて仕事場に留まることができた。いざとなったらSkype使えるし。KDDI系を採用したフリースポットは疎通確認後、緊急時対応としてメール認証を外し運用した。
また、Webしずおかを採用した基幹系インターネットもまったく影響なし。すごいぞ。

たぶん、BBとかだと一時ダメだったろうね。現にiPhoneはiPod状態になってた。NTTもそうだがKDDIにも頑張ってもらいたい。ソフトバンクのみ頑張らなくてもいいから今の位置にとどまり、少なくとも人を欺かないでいただきたい。今回の災害対応でSoftbank Wi-Fiスポットは無料提供を決定したそうだが、KDDI系傘下が画策するフリースポットは最初っから無料だしね。スタートラインが違いすぎますよね。孫さん。いや損さん。Willcomを詐欺会社にするのだけはやめてよね。

私も実は帰宅難民。社内で待機状態。防災部隊の邪魔してたような気がするが、メールやネットの担当なんで後方支援できただろうか。時間外でなくボランティアだけど…。時間外くれねえかな(笑)。

2011年3月11日金曜日

値上げ

この頃、原油価格が値上がりしている。かの国の政情不安によるもの、だそうである。私は車を所有していないのでさほど痛くはないが、通勤に車を使用している人は実感していることだろうと思う。
さて、数年前、合衆国政府の『失政』によってもたらされた小麦粉の高騰によって、駅の立ち食いそばの値段が250円から280円に上がった。まあ、もろもろの事情があるにせよ、原料が上がったから値上げ、というのは理解できることであるが、小麦粉の値段が安定している現在も280円を継続するのはどうかなあ、と思う。本当は人件費を上げたかったに違いない、と推測している。今の時代、人件費を上げるというのはなかなか理解しがたい。いい時に、原材料費が上げる。それによって『便乗』値上げを目論む。
社員食堂も、かけそばを250円から280円にいったん値上げしておいてから、ねぎとわかめの『トッピング制』にしてから350円に上げた。これはもっと『悪質』である。実態はそんなに変わっていないのにもかかわらず、ねぎとわかめが好き放題に食べられますよ、だから値段を上げます、ということになる(そんなもんそんなに食べられない…)。

おそらく、そばの一玉の値段は値上げ前の水準に戻っている。このまま値上げしてしまったかけそばの値段をそのまま維持するのはどうかな、と思うがたぶん下がることはないだろう。
これを価格の下方硬直性とよぶ。

2011年3月8日火曜日

radiko 続編

今日から地元判定になって、PCでは聴けなくなってしまった。

2011年3月6日日曜日

Office 2010 動作検証

Office 2010 の導入検証のため、TN07Tに入れてみた。
画像編集ツールがなかなかすごい。たとえば、スクリーンショットとか、アート効果とか、背景の削除とか。
しかしながら、TN07Tではアート効果、背景の削除において、下記の画面が出現した。このブログで散々コケにされたんで仕返しにきやがったな。さすがだな。Microsoft.
              エラー!!

WGAによりリソース不足に陥った件

わが社のマシンはほとんどすべてWindows XP Professionalである。ADは2008SVであるが、いまだWindows 7に対して未調整…というかかなり深刻な障害があり、例えばログオンに一時間以上かかったり、ポリシーが適用されるとマシンの速度が遅くなったり、ファイルサーバーの閲覧に時間がかかったりでどうしようもない。検証は常に行ってはいるのだが、ログオンに一時間かかるのではちっとも作業は進まない。3回サーバーの設定を変更して、そのたびにクライアントを3回再起動すれば午前中が終わってしまう(笑)。
ということで当面XPに固執するわけだが、そのXPも安定的に稼働しているとは言い難い。わが社のADのポリシーは、職員クライアントに対しては移動プロファイル+フォルダリダイレクトであるが、平成22年の3月くらいからであろうか、一週間に2-3台くらいの規模でログオンできなくなったり、フォルダリダイレクトのフォルダが見られなくなったり、という障害が発生していた。そのたびにプロファイルを初期化して回避していたのだが、昨年12月中旬ころから数が増え始めいよいよ大規模障害になる予感が漂ってきた。しかも対象機は2006-2008年に導入されたF社マシンに限定されている。

ふとイベントログを除くと、頻繁にWGAが記載されている。WGAはWindows Updateにより勝手にMicrosoftから送られ、一般ユーザでは実施できない。あくまで管理者でないとWGAは答えることができないのでプロセスは残ったままとなるのだが(たぶん)、このときのWGAは答えないとそのプロセスに加え、もう一つのプロセスを発生する仕組みになっていた(らしい)。で、それにも答えないとまた一つ、それにも答えないとまた一つ、どんどんとプロセスを作りやがった(らしい)。
で、結果的にどうなったか。リソース不足となり、わが社のマシンでは、ネットワークボードにまず影響が出た。ネットワークがハングって、フォルダリダイレクトにより提供されていたデスクトップがアイコンが出ないまま表示されたり、当然ファイルサーバも使用できなくなった。対象機を使用している職員は仕事できなくなってしまった。

わが社の精鋭部隊のこの案件にとった対策は、①管理者になってWGAを実施すること。 ②NAV(アンチウィルス)をSEPへバージョンアップ ③ホームページでWGAを再度かける ④Winows XP SP2をSP3にすること
であった。それ以来この障害は回避することができた。

対象機は300台ほどあったのだが、130台上記の対応をとった後、WGAのサイトが消滅しHPでWGAをかけられなくなってしまった。また、その後WGAやアップデート等上記の対応をとらなかったPCについては障害が一切発生しなくなってしまったところを見ると今回の件はMicrosoftによって仕組まれた、のは明らかである。WGAのページを隠すことによりMicrosoftは証拠隠滅を図ったのである。

正規のユーザかどうかチェックを行うために、正規のユーザに損失を与える、ということをどう思いますか。Microsoftさん。不法行為ですよ。
                   TN07Tで復活したWGAをかけてみた

2011年3月1日火曜日

花粉症

30代になったころ、静岡に転居したのであるがちょうど機を同じくして花粉症が勃発した。最初は年に何回か朝の通勤電車で鼻水の止まらない日があったり、くしゃみが出そうで出ない→かなり苦しいことがあった。で、耐えられなくなり、数年後病院へ行き問診だけで花粉症の診断を受け薬をいただいた。しかし私の場合薬は効かない。いや、効かないくらいひどかったのである。
大変だった。2月から5月連休までは口を閉じて寝られない。そんな日が続いた。
実は、今も花粉症であるが、朝鼻水とくしゃみが数回出るだけで日中はほとんど症状は出ない。これは、体質改善の効果があったのかな、と思っている。よくヨーグルトを食べることで粘膜を保護する方法を聞くが(あるあるでやってたよな)、私の場合は社員食堂でどんぶり一杯の野菜を食べることで結果的に軽減したらしい。もともとはコレステロールの抑制に始めたことであるが、コレステロールもそれなりに落ち気をよくして3年続けてみたら、そういえば俺花粉症だったよな、という感じである。確かに、データを見ると昨年、一昨年と桁違いに花粉の量は少なく野菜作戦の効果はわからなかったが、今年は計測値振り切れ状態の時間帯があるなどかなりひどいらしい。しかし、私はくしゃみ程度で済んでいることを考えると効果は絶大である。食べる野菜の量も半端ない…。(花粉の量が少なくても私の花粉症はひどかった。)
結局体の質を植物に近づけることによって、花粉に対し攻撃をしない、と言い聞かせている、という状態なのか…。ヨーグルトは対症療法だけど、これは…。

静岡は花粉が多い。これは公害だ。間違いなく大気汚染である。国に公害対策諸法の発動を要求する
って言っても木を切るしかないか。

2011年2月27日日曜日

広告

久しぶりに、電脳売王の広告を見た。
『消去されたROM内のWindowsXPのデータ復活に成功された事例もあり…』
って、このブログのことなんだろうか。
面白いマシンであることは認めるけどね。

2011年2月22日火曜日

【再挑戦】KOHJINSHAお得意のリカバリ領域

再挑戦してみた。
Microsoftが言うには、レジストリいじくれとか、パラレルインストールしろ、とか一般庶民にはまったく意味のわからないことで解決しろと書いてある。理解しようにもあの下品な(笑)文章では理解できない。
で、もしかしたら、ディスク先頭領域にまずXPをインストールして、Sysprepすればなんかうまくいくような気がしたので、やってみた。一言で言えば簡単であるが、この場合、多種多様の工程を踏まなければならない。
① ディスクを全く空にして、XPをインストールする。今回使ったのは、Windows XP Professional。
② インストールが終わったら、念のためドライバとか壁紙とかをCドライブにコピーしておく(工人舎さんはそうやっています)。
③ Administratorにて、FlashやAdobe Readerなどをインストール。
④ Administratorにて、Ownerというユーザーを管理者にて作成しておく。
⑤ ログオフして、Ownerにてログイン。画面、スクリーンセーバー、IEのホームページなどを設定しておく。で、Administratorのプロファイルを削除(あまり意味はないですが、多少容量を減らすため)。
⑥ 再度ログオフ、Administratorにてログイン。
⑦ 隠しファイルとか見えるようにしておいて、システムのプロパティ→詳細設定→ユーザプロファイルの『設定』→『Owner』を反転させてコピー先をDefault Userを選択し、権限はEveryoneとして、コピーを実行する。
⑧ コピー後のDefault Userは隠し属性が消えるので、一番上の階層のみ、隠し属性をつけてやる。
⑨ 『Owner』ユーザーを削除。プロファイルも削除(HomeではSysprepの過程で自動的に削除されますが私のProfessionalでは消えません…)。
⑩ CドライブのルートにSysprepというフォルダを作成し、ここにDeployの解凍ファイルを置いてやる。Deployというのはメーカー製のPCでC:\SUPPORT\TOOLS\DEPLOY.CABなんかによく置かれています。
⑪ で、Sysprepを実行し、『再シール』を行います。Sysprepフォルダは次回起動時に自動的に削除されます。

Sysprepを行うと、自動的に電源が切れるが、ここで、GHOSTのパーティションイメージをとり、ファイル名を『SYSTEM.GHO』としておく。

生成したSYSTEM.GHOは、前もって作成しておいた、SX3のリカバリ領域+ディスク全体のGHOSTイメージの中に突っ込んでやる。具体的には、GHOSTエクスプローラを使用して、ファイルの配置が済んだら『コンパイル』を行っておく。

で、やっとここでSA5に戻してやる。いい具合にイメージ展開が済み、起動時にF8を押してPE及びKOHJINSHAのリカバリメニューを登場させリカバリしてみた。ここでも成功。よし、いい調子だ。XPを起動させるぞ、しばらくたったときの画面がこれ。
やっぱりうまくいかない。ちなみに、遅いSA5なので、ここまでの所要時間は13時間…。
また、負けた…。

2011年2月19日土曜日

消費税上げ必要…経済3団体と連合

政府は消費税上げに対し世論を背景にしようとしている。重ねて言うが税収が足りないから、消費税を上げる、ということであれば、実は本末転倒の理論である。消費税を上げた分、消費性向は減少し在庫は増え所得は減るのである。この記事では、経済三団体と連合が賛成したようであるが経済学的な観点はまったくなく、付け焼刃的な政策である。
それに、増税論議を経済団体や労組とやること自体支離滅裂である。消費税は産業界のみならず市場経済メカニズムを疲弊させる。かえって産業界が反対する法人税の増税では消費に影響を与えない。高い消費性向の中で最後に所得税、法人税をとるので。このことに産業界は気づかないのか。

工人舎のリカバリ領域

工人舎のリカバリ領域(PE)をディスク先頭部分に残したまま、2番目のパーティションにXpをクリーンインストールし、Sysprep を実行して再起動すると、『システムのインストールが完全ではありません』 が表示されて以降SETUPが継続できなくなる現象が発生する。あくまで趣味の世界で不思議だと思っていたが、こういうことらしい。

http://support.microsoft.com/kb/320279/ja

Puppy Linux の無線LAN

久しぶりに悩んだ。そんなことってあるのか。いや、一昔前ならあったけど。
WEPは文字列でなく、16進だったなんて(笑)。頭の体操になっちまった。

2011年2月15日火曜日

Puppy Linux 4.2 【TN07T】

軽量で知られるpuppyをとりあえず、試してみた。
一応画面は出るものの、1024x600の解像度には対応していない。Xの設定ファイルをいじくる必要がある…かな。無線LANもドライバはWEPでやっているがつながらなかった。
無線LANはその後いろんなことをやったがだめだった。音は一発でOK。
そういえば、俺はBSD出身なんだけど。
眠い…。

http://seikei-kami.blogspot.com/2011/02/puppy-linux-lan.html

TN07T(SA5SN12A)リカバリ領域作成実験

とうとう、工人舎のお得意のディスク先頭部分リカバリ領域作成実験を決行するときが来た。
今回の設計は、
① 一番先頭にリカバリ領域を設ける。
② リカバリ領域から起動したときは、先日復活したEmbeddedを復活させる。
③ Embeddedの領域内にはSA5用に調整した、XP HomeとProfessionalのGHOSTイメージを格納し、手作業でそれぞれのOSを復活させる。
という計画で挑んだ。
リカバリ領域は昨日から、さんざん解析したSX3のリカバリ領域をディスクイメージごと吸い上げてある。ただし、XP Homeの部分は前もって削除しておいた。ディスク全体のイメージといっても、MBRとリカバリ領域、それと空白のパーティションが2つしかないイメージである。
こいつを、SA5に突っ込んでみて、KOHJINSHA リカバリメニューが登場するかまず試した。
とりあえずこれは成功である。ただし、もともとのSA5のリカバリってF4で呼び出すはずだが、これはSX3を実験的にパクっただけなので、F8でブートローダーを呼び出すSX3と同一のリカバリコールの仕方である。
次に、Embeddedの領域を2番目のパーティションに置くことにする。リカバリ自体はうまくいったのだが、ここで重要な問題が発生した。ここで、起動してきたEmbeddedのEWF機能が『エラー』となっており、ディスクへの書き込みはすべて無視される。修復の仕方は私は知らない。ということで、今度は3番目のパーティションにHomeを戻ししばらく遊んでいた。しかし、そのまま放置するわけにもいかないので、今度は2番目のパーティションにHomeを戻し、Sysprep後の各種設定対話処理が始まる前に事件は起きた。
『インストールが不完全のため、処理を継続できません。』うーん。これってレジストリをいじればいいって聞いたことがあるが、この状態でレジストリをいじくるって至難の業なんだよな。そういえば、SX3のリカバリ領域から、独自調整したXP Professionalを起動したときにも同様のエラーが出た覚えがある。Sysprepをやめてしまえばいいのだけど、あくまでKOHJINSHAと同じことをしたいという、技術的欲求の結末であった。

工人舎の関係者の方、この回避方法御指南いただければ。

ということで、今回もすべて領域削除を行い今後とも工人舎様に迷惑のかからないようにいたします。ところで、KOHJINSHAのリカバリメニューをコピーしたら違法コピーなんだろうか。こんなのコピーするのは相当な物好きなんだろうけど。あれは良くできてる。

2011年2月11日金曜日

TN07T(SA5SN12A)リカバリディスク作成

工人舎のリカバリ領域って、MBRが特殊で、しかもXPベースのPEブートで、ディスク先頭部分のFAT32部分に隠し領域で置いてあるんだよね。本当は、TN07Tでも同じことを再現しようとしたんだけどEmbeddedを復活させたんで、これは正当な(使える)ライセンスのはずだから…ってんで、調子づいてXP ProとXP HomeのSysprep後のイメージをEmbeddedのイメージの中に放り込んで、GHOST32によりリカバリする感じにしてある。もちろんProもHomeもEmbeddedもマルチブートにしたんですが。こうしとくと、通勤電車の中でGHOSTリカバリできていいんだよね。組み込みWindowsの範囲も逸脱してないか…な。

で、当方工人舎のSX3というPCも所有している。当方の使い方はPCを使うというより、MBRをいじくったり、FATをいじくったりするんで買った直後にハードディスク全体のイメージを念のため取っておいたんですが、壊れるごとに全体のイメージを書き戻したりしてる。だから、リカバリ領域も何回も壊れている。できれば、リカバリ領域を削除しちゃって(実は削除した時期もあるんですが)、DVDだけでブートして工人舎のリカバリメニューを出して復元ってなことをずっとやってみたかった(どうしても今まではディスクを利用した手動復元が多い)。
成功している人はいるらしいんですが、PE自体今自由に使えるのは、Vistaベースのもので、なんかドライブ構成とかRAMイメージとか絡んじゃって、やったことはあるものの力及ばず少々手動が絡んでもしょうがないかな、というレベル。

先日、全然違う某N社のLL370という廃棄マシンのリカバリ領域を分析してたら、偶然、WinPE.ISO(XPベース)というものが出てきたので、こいつと工人舎のリカバリイメージを組み合わせて作れないかな、と思いついた。
で、やってみた。
WinPE.ISOは、不思議なことに、isoの二重構造になっている。中に、PE.ISOというものがあって、これもPE起動するイメージになっている。当然、WinPE.ISOも起動するのだが、よくわからないし、いろいろやっても失敗しただけなので、中のPE.ISOを解析した。
その中身だが、当然ブート可能なISO。中に、I386というシステムフォルダがあって、起動するときのミソは、
STARTNET.CMDとWINPESHL.INIということらしい。
【STARTNET.CMD】
factory -winpe → 記載を全部削除
【WINPESHL.INI】
[LaunchApp]
AppPath = %SYSTEMROOT%\System32\chkenv.exe
となっているので、これを
[LaunchApp]
AppPath = x:\sources\recovery\tools\kjsrec.exe
という感じで書き換える。

あとは、\フォルダ(一番上のフォルダ)に工人舎リカバリイメージの『SOURCES』フォルダをコピーしてISOで書き戻してやったところ、XPベースの工人舎リカバリディスクが誕生。実機SX3にてリカバリしたところ、成功するんでこんなもんでいいらしい。

工人舎のリカバリイメージは、システムフォルダがminintになってるんだけど、某N社のPEブートディスクはI386になってる。ここからして悩むんだよね。結構コピーしたり切ったり貼ったり。でも、無視するのが一番いいみたい。
VistaベースのPEはXドライブはRAMドライブだったような…。ここも悩んだな。XPベースPEのGHOSTのGHOは、何ギガもあるんで、Xドライブにおけるわけないじゃん、と考えるのが普通。PEいろいろ。
で、SX3のことをなぜ書いたかって言うと、『x:\sources\recovery\tools\SYSTEM.GHO』をSA5のGHOSTイメージに差し替えちゃえばそのまま動作するんじゃないかって言うちょっとした夢をみています(笑)。

2011年2月9日水曜日

TN07T (SA5SN12A/SA5SX04)の使用感

AMD Geode CPUの使用感を聞かれたので主観的な感想を。
・ こんな5x86に毛が生えた程度のCPUではXPはまともに動かないだろう、という大方の予想(笑)を覆して、案外軽快です。インターネットやオフィスは問題ありません。
・ 音声関係(radiko, suono dolce, Brandnew-J)もそれ自体は問題なく機能しますが、負荷という意味ではきついです。
・ Youtubeは動きますが使い物にならないと考えたほうが…。音声には問題ないもののスライドショーを見ている気分。
・ GHOSTやDriveworksなどのイメージ化ツールの使用はATOMあたりと比べても3-4倍の時間が消費される。

あと、この機器の特性として、キーボードが特殊すぎて、F9-F12はFnキーを組み合わせないと使えません。また、かな入力も配列がかなり異なるため、使い物になりません。慰め程度にかなキーがついているような状況なので、この機器でかな入力をやってしまうと変な癖がついてしまいそうです。具体的には、『け』『む』『ろ』『へ』『¥』『「』『」』とIME ON(半/全 漢字キー)はまともな位置ではありません。

2011年2月3日木曜日

A型インフルエンザ

本日病院行って判定をいただきました。初めてタミフルを飲んでみたものの、何も起こらない。

病院にいった所、感染が疑われるので、マスクをしていただけますか、と言われ、失礼だな、と思いつつも、その気持ちは十分にわかるので病院でマスクを20円で購入し今もしている。若いときに年末年始の病院の受付事務にかり出されたことがあるが、目の前で咳をされて数時間後には症状がでた。いま思うとインフル。

で、今回のインフルの症状として、ひき始めはかなり咳が出る(タンが絡むというよりのどが痒い)ものの、熱が上がってからは出なくなる。高熱の期間もそれほど長くないけど、突発的な高温がでる。そんなにつらくはないかな。もともと熱には強いしね。

かなり元気なんで出社停止期間中、何をして遊ぼうか。

TN07Tドライバ

結局、日本の工人舎のドライバはあてにならない。結構無理やり組み込むことになる。
で、一番いいのは、
http://www.kohjinsha.com.sg/sadrivers.htm

以下2/6追記
試してません(笑)
いや、某掲示板にやっとSGの存在に気づいたみたいだな、と書かれちゃったもんで(笑)。このマシンは面白いんでいろいろと遊べますし、皆様にはいろいろと教えていただいて感謝しております。

きれいにXPを構築するためには、
ビデオドライバはSG KJSドライバを使い(私はEmbeddedから救出したドライバですが中身は同じです)、それ以外は日本の工人舎ドライバを使っています。サウンドについては日本のドライバを前回も書いたとおり『無理やり』組み込むのが結局スマートのような気がします。一切SGのドライバを使用してないので…。

【サウンドドライバの組み込み】
SETUP.EXEは実行せず、デバイスマネージャで使えないマルチメディアオーディオコントローラーを右クリック→ドライバ更新→ハードウェアの更新ウィザードで『いいえ今回は接続しません』→次へ→インストール方法の選択で、『一覧または特定の場所からインストールする』→次へ→検索しないで、インストールするドライバを選択する→『ディスク使用』のボタンを押して、参照→サウンドドライバを解凍したフォルダのWDMフォルダまでいって、『開く』→フロッピーディスクのインストール画面が出て、先ほどのフォルダが指定されていることを確認→OK、でしばらく時間がかかる→Realtek AC'97がいっぱい出てくるので、そのまま次へ、ドライバの更新警告とか出てくるかもしれないけどそのまま『はい』で、完了します。

うまくいくでしょうか。

2011年2月2日水曜日

TN07T(SA5SX04A)のEmbedded復活

フォーマットされていた、IDEフラッシュディスクを復元したことは前に述べた。で、マシンのインストールがひと段落ついたところで、このEmbeddedをディスク先頭部分に組み込み、リカバリ用OSとして動作するかどうか実験してみた。
結論から言おう。立派にXPとして動作する。700MB未満のWindows XPなんてなかなか魅力的。Windows 7やVistaなんて販売しないで、こいつをクライアントOSとして販売すればいいのに。こんないいOSを組み込みOSなんて言っていること自体わけわからん。
ライセンス違反になるかも知れないので、アプリの組み込み実験のみ行ったところ、インストールもできて見事に動作した。
ただし、組み込みOSだけあって初期復元機能が強力で、アプリなどをインストールしたあとでEWF機能を呼び出し、「シャットダウン書込」でシャットダウンして変更部分を書き込まないと、次回起動時にせっかくインストしたアプリやネットワーク設定が吹っ飛んじゃう。
こいつはなかなか楽しかった。
また、このマシン電池すっげえ持続力。SX3の電池容量が見る見るうちに低減し、1年半後使えなくなってしまったのに比して期待できる。

それでは、Embedded部分を消すとするか。今日は熱あるし咳止まらないんで最悪。

2011年1月31日月曜日

TN07T (KOHJINSHA SA5SX04A)続編

どうも全国的に同様の悩みを抱える人が多いみたいで、TN07Tのドライバ関連を掲載したら、突然アクセス数が跳ね上がった(笑)。で、今回はその後の調査結果を掲載する。
シンクラとして機能しなかった内蔵IDEフラッシュメモリであるが、好奇心は止められない。この製品は新品と言っていてもフォーマットされていること自体、人の手が入っていることは事実なんでできれば有益な情報を引き出したい、と言うことで、『ファイナルデータ』をかけてみた。
そしたらやっぱり、何かしらの設定の痕跡を発見。ソフトバンクのWi-Fiルータを使用していたみたいだ。で、3G網を使ってシンクラを使用するための設定をしていたところ、何らかの事情で納品できず、やむなくEmbeddedをフォーマット、ということになったのだろう。

しかし、単なるフォーマットだけで救われた。20分後には、起動ディスクのファイル復元に成功し、別マシンに移し、さらにブートに成功した。なぜ、別マシンでブートしたか、と言うと、ドライバを抜き取るためである。
「Driver Magician Lite」を使用したところ、かなりのドライバを発見したが、ほとんどはSA1のドライバと変わらないので放置する。特筆すべきは、
① ビデオドライバはAMDへの特注品らしい。名称は『AMD Custom Driver』で、INF名は『lx_1024x600_custom-8.inf』となっている。こいつを組み込んだほうが前掲のドライバよりも使い勝手がよい。たとえば、このドライバを組み込めばほかの解像度に設定できる。権利の関係があるかと思うのでここにはアップしないが。
② 音源の組み込みは本来RTのSETUPを実行すれば良いだけだが、全然うまくいかない。GEODE - GX3 Audio Driver (WDM)というドライバがここでは使用されていたようであるので、組み込んでみたものの、全然うまくいかず、削除してRTのドライバを組み込んだらうまくいくような気が…
③ このマシンのチップセットは、LX800だが、組み込まれていたドライバは『Geode GX3 AES Crypto Driver』である。これも不思議。まあ、動いちゃうんだろうけど。

で、Windows XPのHome版とProfessional版のイメージをGHOSTで取り、USBメモリでDOSを起動させてGHOSTリカバリの仕組みを本日考えていたところ。でも、GHOSTに一時間ほどかかるので、もしかしたらClean Installのほうが速いかもしれない。

しかしこいつは手間のかかるとげとげしいマシンだな。

2011年1月23日日曜日

TN07TでXP化

電脳売王で出ていた10,999円のシンクライアント『TN07T』を購入。ハードウェアはハードディスクがIDEフラッシュメモリであることを除けば、『SA5SX04A』と同様である(型番:SA5SN12A)。

買ったものはいいが、それから先の困難は予想していなかった。

まず、シンクライアントと思って購入したが、フラッシュメモリは起動しない。本当にシンクライアントで動作させようと思っていたのだけれど、残念。英語でブートディスクがねえぞこらあ、と怒られる。
で、80GBハードディスクを入れて起動するかどうか確認を行うこととなる。
SA5は数あるノートPCの中でもかなりハードディスクの交換が難しいようである。
解体は、
① まず、液晶パネルの回転台周辺の保護カバーを外す。俺はつめが長いので、人差し指のつめを無理やり突っ込んでつめを外していった。
② その左右のカバーを外す。これもつめである。
③ 本体を裏返して、すべてのねじを外す。
④ 液晶に行っているケーブルをすべて外す。いろいろなものがある。
⑤ 指でうまく力を加えながら、本体カバーを分離する。人によっては筐体の間にドライバを突っ込みますが、俺はあまり傷つくのが嫌なので。でも、昔のPC-98ノートみたいにつめを折ってしまうことは構造上そうない。
⑥ で、ハードディスクを外せる。

ハードディスクを交換後、XPをインストールしてみたが、解体も大変だがこちらも大変。とにかく経験したことがないような大変なマシンである。できれば避けたいところだが買ってしまったものはどうしようもない。

ドライバは『SA1』のものが大方使える。http://jp.kohjinsha.com/support/content/supt/driver.html#sa1ただし、無線LANは、『SA5』のものを組み込んだほうがよいだろう。
http://jp.kohjinsha.com/support/content/supt/driver.html#sa5タッチパネルは、上記のページのほかのもので代用。
ただし、ライセンスには工人舎さんくれぐれも気をつけるように指示があります。

ここまでやったところで、なぜか音が出ない。試行錯誤したところで、配線が分断されていることが予想されたのでイヤホンジャックにイヤホンを突っ込んでみたら、『音が出てる!!』。その後不思議なことに音が出るようになった。そういえばイヤホンジャックの周りから意味不明な金属片が露出しているので、組み立ての際、ショックを与えて、音声回路をショートさせたかもしれない。素人はこれだからだめだな。でも、冷静に考えてみたら、意味不明な暗号化ドライバがデバイスマネージャに転がっていたので、AMDのチップセットドライバをこいつめがけて組み込んだ直後に音が出るようになった気がする。

で、最後の難関、『ビデオドライバ』。AMD純正のドライバやほかの組み込み用ボードで提供されているドライバは『1024x600』をサポートしていない。結局、一昼夜検索したところで、下記のドライバがアジャストできたので、悩める諸氏のために、リンクを掲載しておく。
(その他のドライバは組み込んで表示させようとすると、画面がハングってしまう。こうなったら、セーフモードで立ち上げてビデオドライバを削除しないといけない)

http://www.avalue.com.tw/support/downloadResults.cfm?model_num=FPC-08WA1&category1=Allで、
AMD_LX_Win2k_XP_Driver_1024X600.rar がそれ。
* 残念ながら2012.11リンク切れを確認しました。


次は再度インストール後、工人舎得意のリカバリ領域の作成に挑む。
工人舎さん、SA5のドライバ置いてください。