2014年11月1日土曜日

XmailのメーリングリストとOP25B対策

自宅内WindowsサーバーにはXmailがインストールされていて、WindowsXPが退任したのをきっかけに再度再構築をはかった。
当初はうまく行かなかったものの、どうもバグがあちこちにあるらしく、最新版に入れ替えることで動作に成功したが、ちょっとばかり違うことをやりたくなって『メーリングリスト』の構築に手を伸ばしてしまった。
職場では、メールサーバーやSMTPの中継サーバー、そして同報型メールサーバーの構築もしてきた職員である。とあるメールサーバーの一機能くらいほんの数分で…、と思っていたのが間違いで、徹夜に等しいくらいの労働をしてしまった…。
結局、どこが間違っていたかって言うと、どうやらSMTPのリレーの解釈に問題があるらしい。いろいろログを見ながら設定作業をやっていたが、外からメールが入ってきて、サーバー内のアドレスにたどり着いて、それからメールを送出する動作を一連のものとみなしているらしい。
そこで、『セキュリティ』から『SMTP リレー許可(重要)』を開いて、『■送信者(From:)アドレスによるリレー許可』のところで、『 そのままリレーする。』 を指定するととりあえず行くようになった。
セキュリティは落ちないかなあ、という心配はあるが、外からのSMTPはすべて『SMTP-Auth』が効いているので、まあ、大丈夫かな。
あと、困ったことといえば、『OP25B対策』だった(一昔前はこんなの不要だった…)けれども、これは、
① 自分のモバイルマシンは『自宅内』でも『外部』でも使うが、普通のルーターは『自宅内』では『再帰的検索』を許さず、自宅内からメールサーバーやXmailの『K4』にアクセスするときは『IPアドレス』で、外部からアクセスするときは『ドメイン名』となる。しかし、これでは使いにくいしメール受信の環境もIPアドレスのもの、ドメイン名を記載したものと2種類用意しなければならなくなるので、これを解決する手法としてネットワーク設定に自宅内DNSサーバのIPアドレスを記載する方法がある。しかし、今回も?不安定な挙動となってしまったのでhostsファイルを書き換えることにした。
~$ sudo gedit /etc/hosts
で、
202.XXX.XXX.XXX   aaaaa.bbb ← 追記 (外部からみたメールサーバー)
192.168.XXX.XXX    aaaaa.bbb ← 追記 (内部のメールサーバー)
当然、同一のホスト名で複数のIPである。
次に、
~$ sudo gedit /etc/host.conf
で、
# The "order" line is only used by old versions of the C library.
order hosts,bind
multi on
reorder on  ← 追記 (同一のセグメントのものがあればそちらを優先する呪文)
これをやっておくと、自宅内でもモバイル環境でもネットワークやメールの設定を変えなくても『ドメイン名』でアクセスできて便利。
② 『環境設定』のところで『SMTP ポート(変更注意!!)』の値を『0.0.0.0:25 0.0.0.0:587』とする。
③ また、その下の『■SSL/TLS 関連設定』のところでも、

■SSL/TLS 関連設定
CTRL TLS をサポートする (EnableCTRL-TLS)無効 有効
POP3 TLS をサポートする (EnablePOP3-TLS)無効 有効
SMTP TLS をサポートする (EnableSMTP-TLS)無効 有効







というふう(すべて無効)にやったら、通過するようになった。まあ、ちょっと心配だけど…。
で、職場の人間にメーリングリストからメールを送ってやったら、面白いことに『メーリングリスト』を理解していなくて送る送る…。で『チェーンメールだ!』って言って騒ぐ(笑)。
設定の詳しい人がいたら、最適な設定を教えてもらいたい…。スパムの巣窟にならないことを祈る…。