2012年5月20日日曜日

F-12C をIIJmioで使う しかも050Plus編

震災の際、大活躍してくれたWillcom W-ZERO3[ades](の中に入れたW-SIM)。5月15日に『新・つなぎ放題』のW-Value Select の契約期限が迫ったことにより、解約を決定した。解約→新規契約も考えたが、通信の安定性、という意味ではやはり携帯網にかなうものはないかな、と思ってはいたのだが、私のように電車通勤者でなければPHSは結構使える、かもしれない。
もう一つ、解約の理由がある。例のソフトバンクが旧DDIポケット部分を傘下に収めた結果、基地局(PHS局)から上位側の設備をソフトバンクと共用化している、という情報を察知したためである。ということは、基地局増設だって大広告を打った災害時に使えないソフトバンク網の記憶が一瞬よぎる…。また、宗教上の理由により契約を回避の方向で考えた。新しい周波数割当をさんざん国に文句を言って、しかも、ホームページで光の道アンケートなんかをやって、結局周波数の割当を受けたら嘘のように大人しくなったのだがあの会社の策略はいったい何なんだろうか。純増数一位の虚像の実態は抱き合わせ販売と『寝かせ』であることに気づいている人は少ない。ウィルコムも一台『新ウィルコム定額プラン』を契約すれば、『もう二台無料+基本料無料』がついてくる、というキャンペーンを実施しており消費者側にはうれしいし文句を言われる筋合いはないのかもしれないが、商道徳や倫理性において責められるものはないのであろうか。昔、役所相手にコンピューター会社がやっていた『0円入札』は叩かれたのにな。
ま、普通の携帯がUltra High Speedの無線ルーターになるようないい機種も出してきているのだが、奴隷同然で家族の中で一人節約を強いられている私の身の程ではちょっと無理な料金である。それでも、この回線の実態はPHS+イーモバイルであるからして、一時期は次期携帯の有力な候補として私の中で存在していた。

さて、次期通信端末の選定は、前の職場の携帯電話主任技師/サポートデスク担当(?)であるI氏に相談したうえで、各種のプランを提示していただいた。格安携帯プランとしては、docomoが熱いとのことであった。
なにやら、MNPと月々割とか、月々サポート、月々サポート増額、しかも学割とかを組み合わせれば、パケ放題で月額1,000円を切ってしまうでしょう、ということであった。
ちなみに嫁のauスマホはパケ定額で月4,655円らしい。ただ、これは15か月の学割家族サービスに加入しての結果であり、普通の会社員であれば5,635円となる。かつてのドコモの殿様商売は影を潜めている。自宅の電話がauひかり+まとめトーク(固定→au携帯に対し無料)でなければ是非ドコモさんにお世話になりたいくらいである。
また、ドコモMVNOプランも提示していただいた。
たとえば、有名どころでイオンSIM/b-mobile SIMがある。イオンSIMでは、データ通信サービスプランAと音声通話プランSを組み合わせれば、2,270円となる。回線速度は128kbpsと遅いが、データ通信やり放題、通話付きであるので、各キャリアに対して相応の競争力はある。
また、最近開始されて割と評判のいいIIJmio『mio高速モバイル/D』月945円年縛りなどなし、やhi-ho LTE typeD がある。どうも同じサービスであるらしいが、hi-hoのほうは年契約が可能で、年10,500で月当たり875円になるとのことである。
各プランの検討でさんざん迷った。で、結局ゴールデンウィーク中にイーモバイルの端末GS02(テザリング可)がオクで20,000円で出ているのを見て欲しくなったので、入札していたらその後即決で持って行かれた…。その間に、IIJmio SIMを気分で決定。これは、すでにAir-Edgeのプロバイダとして契約しており、申し込みに手間がかからないためである。で、それに見合う端末を選ぶことになるのだが、これには惨憺たる道のりが待ち受けていることにこの時点では気づいていなかった。
正直、私のドコモの通信サービスの理解など、まったくないと言って良い。師匠であるI氏によると『GS02やイーモバイルS51SE』はSIMフリーな端末でありSIMは使えるもののFOMAプラスエリアが使える800MHz帯W-CDMA通信に対応しているか疑わしい、とのことであった。じゃあ、I氏が使っているXperiaは何なんだ、と思うところであるが、これは『海外から入手したSK17a(北米仕様)』であり、root化により改造を施したもの、だそうだ。プラスエリアのことを考えれば決してSK17iは買うな、というご忠告もいただいた…。
そこで、偶然、F-12Cという端末を知る。ワンセグやFMラジオはついていないものの現時点では格安で売られている。しかもドコモ端末でありながらテザリング可能という情報も…。FMラジオは某社のレビューでは『付いている』という情報であったがとんでもないガセであり、製品には付いていないことをここで明記させていただく。
また、テザリングもビルドV18までは可能であったが、現在白ロムの主流である2011年12月以降出荷のモデルはたぶんV20でありドコモが『穴』に気づいてしまいWi-Fiテザリングがふさがれている、という情報があった。そこで、2011年10月の製品を探すことになったが、疲れていたのだろう。根負けした。結局、安ければいい、それでテザできればラッキー、ということでAmazonで12,300円で購入してしまった。
その後、オクでさらに格安で『2011年10月』の製品が出ていることを知り愕然としたが、I氏は『テザリングはrootをとればできますよ。』と教えてくれたので、若干救われた気がした。

IIJsimはデータ通信専用のSIMであるので、音声通信などは当然できない。これについては、050Plusで回避した。アプリを入れてテストしてみたら、128kでも良好な結果が得られたので契約してしまった。ただし、気をつける事項が一つある。
アプリをインストールして契約しようとすると『電話番号』を自分で決められる。これは最近おやじになってきて頻繁に変わる携帯番号をさすがに覚えきれなくなってきているので、若い頃から使い続けたTu-Ka端末の下四桁を指定した。これはすごくうれしいサービスである。その後申し込みの画面はクレジットカードの打ち込みとかやって、最終段階に下記の画面に。
050Plusは音声サービスをすでに契約している端末を対象としているらしく、申し込み最後に050Plus(NTTコミュニケーションズ)から確認の電話をするので、電話番号と認証番号を入力しろ、との文面が出現した。これには困った。そもそもIIJmio SIMである。電話はできない。そこで気を取り直し、試しにau携帯の全然違う電話番号に電話をかけさせ、そこで認証の番号を打ち込んでみたらF-12Cの050Plusが利用可能となったのであった…。

念願のテザリングについては、早速root化を仕込み、と行きたいところであるが40代半ばはそんなに技術的興味がないため、試していない。しかし、USBのテザリングについては簡単にできてしまったので、むしろ電車通勤者の私にとっては余計な電波を出さない分こちらの方が都合がよいと思われる。Wi-Fiは意外にも暗号化により速度が減じられる。もっと速い回線なら問題はないが所詮は128k。これ以上調子づいて落とすことはあるまい。
電車の中でPCにUSBケーブルでつないで使用したところ、正直『速い』のには驚いた…。電車内でradikoを聴きながらブログの更新をする、なんてウィルコム 4Xでは無理だったが、この128kはいとも簡単に行ってくれる。しかも、F-12Cについでに充電できるし。

端末のスピードも128kbpsどころではなく、140k-180kほどは出ている。反応(ping応答)も速いので、普通の3Gと見間違うぐらいである。これは使える…。

電池の消費が案外速い。朝まで充電して6:15に自宅を出るのだが、夕方には30%ほどになっているようだ。IMAPのアイドル受信のせいかな~っと思っていたが、I氏に言わせると『設定→アカウントと同期の設定→バックグラウンドデータ』のチェックを外すと、ビクト表示が緑→灰色になるものの電池の持ちが良くなるようだ。ただ、IMAP(メール)の受信については、アイドル受信をあきらめ、10分に1回取りに行くように設定している。CommuniCaseやK-9なんかのアイドル受信も試したが、今はホーム画面から直接リンクしているドコモ純正の『メール』アプリに落ち着いている。

今回3Gに変えた理由の一つに通勤時radikoを聞きたい、という欲があった。これについては、1時間半程度しかも海あり山ありの道中であるが、びっくりするくらい安定している。128kでも十分安定しており、ぷつっと瞬間的に空白時間が発生する、といっても0.2秒程度ではあるが、radikoは切れないので、私の中で重要な通勤ツールになりつつある。
また、帯域の確保という点でskypeの使用もまったく問題ない。¥690/月を追加すれば、固定電話に対し話し放題なんて魅力的だな。
しかし、IIJmioのHP上には、
SIMカード毎に、クーポン残量がない状態(最大128kbpsの通信時)で、3日あたりの通信量が366MB(300万パケット相当)を超えた場合、当該SIMカードを使った通信の速度を制限する場合があります。
とある。ちなみに、3日radikoを4時間ほど聴いて、また、メール、ブラウザその他の3日のパケの総合計を計算したら、300MBを若干超える程度であった。もうちょっとで制限が発動される…。計算上radikoはそんな帯域は食わないのであるが、実際の使用量はそんな感じであった。人によっては超えてしまう可能性があるだろう。パケ上限に達してしまい、IP電話が夕方からできなくなるっていう事態も想定されるかもな。安いし使わなければ損、なSIMである。今後もこのペースで使わせていただこう。

で、通勤時、帰りの電車で同じ駅から通うN君とたまたま一緒になったので、F-12CとIIJsimを実演して見せたところ、『真似していいですか。』となってしまった。すでに、F-12Cが彼の手許には届いており、また、来週IIJmioからSIMが届くということだそうだ。仕事速いな…。

案外速くて、安定性もいい。IIJmio SIMは私のような使い方にはぴったりな料金と予想を上回る『使いやすさ』がある。

F-12C電池持続時間 IIJmio
http://seikei-kami.blogspot.jp/2012/07/f-12c.html

2012年5月6日日曜日

ICR-RS110MF(S)

同僚に『無期限貸与』していただいたICR-RS110MF(S) 。かって予備機として購入したものであるが、FMラジオの感度が思わしくなく、一回開封しただけの新品として貸与していただいた。FMラジオの感度が悪い、という感想もいただいているが、私にとってはこの製品は子育て世代にはかなり難しい製品であり、いつかはほしいと思っていた製品である。生活費の確保に追われ購入する金がないため。感謝…感謝。

さて、この製品であるが、アンプスピーカーと一体の製品である。ICレコーダーであるが、この製品の売りとしては、FM STEREO/AMラジオチューナー付きレコーダーであり、ラジオサーバーとして有名なOLYMPUSのhttp://olympus-imaging.jp/product/audio/vj20/index.htmlと同型機と言ってよい(ライバル会社の製品をOEMで採用するなんて…本当はかなり出来が良いのかも)。また、使い勝手のよい機会として、SANYOを承継したパナソニックからも、RR-RS150-Kという製品が出ている。
パナもサンヨーも同族企業といってもよいくらいにかつては仲がよかったのであるが、ラジオの音作りとしてはパナソニックのそれではなく、どちらかというとソニーに近い素直な音がする。それに対してパナソニックの日本製のラジオはなんとも歯切れのよい音がする。Panasonic RF-U99とか、RF-U36などたまらない音だ。現行機である海外製のRF-U150Aはかつての心地よさは半減しているが、名残はあるようだ。

さて、FMラジオの感度が悪い、という件であるが、確かに通勤ラジオで販売されているソニー製
SRF-R431やSRF-M98に比べると劣るようである。これは内部の問題なのか、設計上の問題なのか突き止めようともしていないのでわからないが、ひとつの原因として、通勤時に使うとなると付属のヘッドフォン=アンテナが長すぎてマッチングしていないような気がする。
普段80MHz前後を聞いているとすると、1/4圧縮として、94cm程度あれば良いのだが、このヘッドフォンは驚いたことに全長160cmほどあるのだ。1/2圧縮をねらったとしても、今度は短すぎることになってしまうだろう。90MHz以上の周波数帯で、やっとマッチングする長さである。

そこで、別製品に付属していたヘッドフォン(90cmくらいか)を使用したところ、そんなに感度の悪さは実は気にならなかったのであったが、これが正解かどうかは保証しない。

アマゾンあたりのレビューでFMにノイズがのる、というのも我が家では確認できていない。通常時は自宅のクレイドル(アンプスピーカー)装着時には見通しの放送塔があるため、かなり良好な受信ができる。かといって、マンションの奥に設置しているため、かなり減衰しているのではあるが。本日は雷が鳴っており、受信にノイズが入ったのは、信じがたいが雷のせいだったかもしれない。今は収まっている。
また、AMについてもマンションの奥だからあまり期待していないが、なんとか付属のループアンテナで実用になっている。また、本体だけを離して、窓側に持って行けば良好な受信が得られる。ただし、我が家はかなり電波の強い地域であり、遠距離受信を本気に求めているわけではないので参考にならないだろう。もしかしたら、本機はアンテナを付け替えできるためBCL用途にも向いているかもしれない。

現在は、NHKのラジオニュースを5:00-6:00の間録音して、朝の電車で聞いているのだが(電車内は電波が弱い。特に山間部ではひどい)、そういった使い方にも簡単に対応できるのが本機である。また、ちょっとした研修会や、会議の際にもささっと取り出し気楽に録音できるのがいい。当然の話であるが。

こいつを使っていて思い出した。かれこれ6年前から4年前まで愛用したSANYO製携帯『W33SA』には当時にしては珍しくアナログTVとワンセグが両方とも搭載され、またFMラジオも同居していたが、こいつにはSpatializerの3Dステレオ技術が搭載され携帯のスピーカーといえども侮れないものであった。現在はスマフォの天下であるがここまでやってくれる製品は皆無である。ICR-RS110Mにはモノラルスピーカーしか搭載されていないが、ステレオスピーカーかつ3Dステレオが搭載されれば、かなり楽しめる製品になるに違いない。

2012年5月3日木曜日

Raziko 復活!

Androidの神アプリと言われている(おやじである私にはあまりこの表現好きではないのだが)『Raziko』が復活した。
そもそも、この4月にRadiko側が編成替え(放送局が増えた)をしたことにより、Razikoが結果的に締め出しをくらってしまったらしい。地域外ユーザー対策云々言われているが、この事実は未確認である。

復活の方法は簡単である。
RazikoとRadikoを双方削除し、それに加えて、SDメモリのルートにある変なJPGも削除しておく。で、また入れ直してあげるだけでよい。私のAndroidは1.6なので、このあたりうまくいかなかったが、再チャレンジしている間に聞けるようになっていた…。だめであれば、ESファイルエクスプローラでいったんバックアップをとっておいて、野良アプリとしてインストールする方法も。

なんかうまく書けないが、試してみてください。