2013年1月15日火曜日

debian (sqeeze) 無線LAN不具合…NetworkManager

先週末から挑戦していたdebianだったが、本日また新しい障害?に出くわした。
自分の会社に持っていき、会社帰りに駅の構内で野良APにつなごうと思ったのだが、接続が思ったようにいかない。自分が遊んでいるLinuxでは普通無線LANの強度表示が出るのだが、相変わらず有線LANの接続表示のまま、であった。この表示のまま自宅では無線LANに接続できていたし、気にはなっていたが実利上は不利益はなかったので、まあ、しょうがないかな、くらいにしか考えていなかった。でも、その他のAPにつなげないとなると問題である。
 
左から二番目がその問題の表示。


実は、5回ほどdebianのセットアップはやり直した経緯がある。どうやら、インストール媒体のLive CDで無線LANにつなげると、この不具合が発生するような気がする。というのも、一回Live CDで自宅無線LANの設定を失敗したときに、普通のLinuxでお目にかかるNetworkManagerのアイコンが出現したからだ。

そこで一回NetworkManagerを削除→再インストールすればいいかもっということで、帰りの電車の中でやってみたら二度とネットワークにつなげなくなった(笑)。そこで、昨日の夜時点でのディスクイメージを用いて、『電車内リストア』を敢行、でとりあえずネットワーク(USBテザ)にはつなげられるようになった。

家に帰って調べてはみたものの、同様な現象は大先生に聞いてもあまりない様子。ただ、debianの子どもである、ubuntuはNetworkManagerの不具合があるとのこと。ただ、なんか違った現象のような…。ピンとこないのが実情であった。

そのうち、海外の英語のページにNetworkManagerの設定ファイルが真とか偽と書かれているページを発見。もしかしたらこれかもっていうことで、設定ファイルの書き換えを実施してみる。

/etc/NetworkManage/NetworkManager.confの、

[main]
plugins=ifupdown,keyfile

[ifupdown]
managed=false  true

に書き換えてやって再起動。
見事に、

というような表示になったのであった。

昨日のEvolutionの不具合は、もしかしてこれが原因かも…。




2013年1月14日月曜日

debian (sqeeze)のインストール記録

Vine Linuxで研究していた『EIOffice』。完全動作させるために、Linuxのデストリビューションを変更したり、古いものを探しだしてきてやってみたりしたが、作業は難航を極めた。CentOSでも、最新のパッケージでは動作しなかったので、まあ、そういうものなんだろう、と諦めてさらに今回debianに挑戦することにした。
まあ、debianでもEIOfficeは動作しなかったけれど。

debianのホームページから最新のLive CDをダウンロードしてみたので、USBメモリに入れてみてまず起動。USBメモリに導入するのも結構大変な作業ではあるが、『Unetbootin』を使用した。Live CDのISOイメージをただ指定すればよい。

で、内蔵ハードディスクの2番目の領域にインストールした。普段は至極redhat系のインストーラに慣れ親しんでいる男である。領域やMBRなどを消してしまいそうで大変であった。特にMBRのインストールはredhat系と違ってパーティションを切った直後に指定するのではなく、インストールが終わってから設定するようになっている。しかも、『ブートパーティションの最初のセクタ』を指定するのではなく、/dev/sda2みたいな指定をしろと言われ、やってみたらエラー(笑)、でそしたら(hd0,2)みたいな指定でも可能ですよ、と書いてあったのでやってみたらOKになった。

[日本語フォント]
その後、起動させてみたところ、なんと!!っ…。日本語が読めない。どうやら、日本語フォントが入っていない様子である。
そこで、
$ apt-get install ttf-takao
をまず行った。普通のIPAフォントでもいいらしいし、フォントマネージャを使って直接入れてもいいのだが、管理者側、例えばパッケージマネージャでは相変わらず文字化けしていたので、大事なのはapt-getで入れることらしい。

[アップデート]
Synapticパッケージマネージャあたりで、すべてのアップデートを実施する。

[murrineエンジン]
テーマエンジンであるmurrineが個人的に好きなので、こいつを入れてあげる。
$ apt-get install gtk2-engines-murrine
ちょっと繊細なテーマ(というかコントロール)も手に入る。

[docky]
テーマはMacOSXライクなものを目指しているので、dockyを入れてあげる。
$ sudo apt-get install docky

dockyを入れたあとに、画面下半分が真っ黒になるので、普通のユーザーでこのコマンドを打ってあげる。なんだか、metacityのコンポジットがどうのこうの、ということらしい。
# gconftool-2 --set '/apps/metacity/general/compositing_manager' --type bool true

[ibus-mozc]
日本語入力は何も入っていない。そう言えば、昔はcannaやWnnをよくインストールしてたっけな。muleとかもそれに対応させなければならなかったので、異常に難しかった。ATOKX2も持っているが、最近のは動かすのも大変だから、あまりチャレンジしたくない…。
ということで、先人のページを参照し、

1. http://linux.ikoinoba.net/file/ikoinoba-release_6-1_all.debを取得する。
2. $ dpkg -i ikoinoba-release_6-1_all.deb
3. 一応、パッケージをアッブデートする。
4. $ sudo aptitude install ibus-mozc
5. ここまで完了すると、メニューバーの『システム』→『設定』→『ibusの設定』ができる。
6. /etc/environmentファイルをエディタで開いて、"IBUS_SNOOPER_APPS=xchat,pidgin,empathy,gedit"という文字列を単純に追加する。
上図は実施しなかった。

[プリンタ]
$ sudo apt-get install lsb
あとは、ホームページからLinuxドライバを持ってきてパッケージインストールしてあげればよい。隔世の感。


[LibreOffice3.6]
これはなんともいろいろなことをやってみた。まず、当初入っているものはOpenOffice英語版である。まあ、これでもいいと言えばいいが、やはり日本語メニューがいいってんで、削除→LibreOffice
を入れてあげた。
$ aptitude update

$ aptitude install -t squeeze-backports libreoffice
$ apt-get install libreoffice-l10n-ja

$ apt-get install libreoffice-help-ja
しかし、これで入るのは一昔前のLibreであり、しかもメニューフォントなどはかなり小さいし、表示色なども不具合を抱えているようだ。徹夜でいろいろやってみたが降参。
翌日、apt-get autoremove libreofficeをやってみたが、それでも取りきれなかったので、SynapticパッケージマネージャでLibreOfficeの痕跡を一切合切削除、libreofficeのページから、3つのファイルをダウンロードし、解凍してからパッケージインストール。解凍はダウンロードフォルダに直接実施した。

$ cd '/home/ユーザ名/ダウンロード/LibO_3.6.4.3_Linux_x86_install-deb_en-US/DEBS/'
$ sudo dpkg -i *.deb

$ cd desktop-integration
$ sudo dpkg -i *.deb

$ cd '/home/ユーザ名/ダウンロード/LibO_3.6.4.3_Linux_x86_langpack-deb_ja/DEBS/'
$ sudo dpkg -i *.deb
$ cd '/home/ユーザ名/ダウンロード/LibO_3.6.4.3_Linux_x86_helppack-deb_ja/DEBS/' 
$ sudo dpkg -i *.deb
これで、完成。


[google chrome]
debianに付属しているなんだかっていうブラウザは、Youtubeとかやらすと非力な私のFMV-P8215Tではかくかく再生となってしまう。そこで常用ブラウザとしてchromeをインストール。
chromeをダウンロード、解凍して、
$ dpkg -i '/home/ユーザ名/ダウンロード/google-chrome-stable_current_i386.deb'


ここまでやってやっと普通に使えるレベルになったか…。まる2日ほど。


最後の段になって、Evolutionがうまく動いていないことが判明した。設定しても、オンラインにならず、メール送受信のボタンが押せない。まあ、焦って使うことはない。Evolutionをさらっと削除し、Sylpheedを入れてやった。

2013年1月1日火曜日

Vine Linux 6.1 にEPSONプリンタを組み込んでみた

Vine Linux 6.1 にEPSONプリンタを組み込んでみた

前回、失敗したエプソンプリンタのドライバ組み込みであるが、下記の通り成功したので、書き留めることにした。
Vineは人気のあるパッケージでその分悩める諸氏がいると思われるので、ご参考までに情報提供。

現象としては、http://avasys.jp/product/linux_driver/lsb/epson-inkjet/escp/からダウンロードしたrpmパッケージが、『認証エラー』となり組みことができない、というもの。
認証エラーだったので、対応策を講ずることがなかなか難しかったが、得意なrootで(笑)ターミナルから組み込みをやってみたところ、一発で原因がわかった。

下記はrootで実行している。ユーザからやるんじゃsuでコマンド投入が必要かと。

[root@localhost ~]# rpm -ivh epson-inkjet-printer-ep-803a-903f-series-1.0.1-1lsb3.2.i486.rpm
警告: epson-inkjet-printer-ep-803a-903f-series-1.0.1-1lsb3.2.i486.rpm: ヘッダ V3 DSA/SHA1 Signature, key ID 8aa65d56: NOKEY
エラー: 依存性の欠如:
    lsb >= 3.2 は epson-inkjet-printer-ep-803a-903f-series-1.0.1-1lsb3.2.i486 に必要とされています

要するに、LSBがドライバの求めるバージョンと異なる、もしくはさらさら組み込まれていない、ということらしい。でも、どうするか。LSBなんてもの、BSDとLinuxを20年やってても、聞いたことがない。Single Side Band(SSB) ね。キャリアを抜いて、左側だけのやつ(笑)。
ただ、avasysのHPにはそんなことが書かれている。実力不足で理解不能だけど。
ダメ元で、下記のコマンド投入。

[root@localhost ~]# apt-get install lsb
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存情報ツリーを作成しています... 完了       
以下の追加パッケージがインストールされます:
  pax qt
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  lsb pax qt
アップグレード: 0 個, 新規インストール: 3 個, 削除: 0 個, 保留: 0 個
6211kB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に 18.6MB のディスク容量が追加消費されます。
続行しますか? [Y/n]Y
取得:1 http://updates.vinelinux.org 6/i386/plus pax 3.4-1vl5 [69.0kB]
取得:2 http://updates.vinelinux.org 6/i386/main qt 3.3.8-14vl6 [6116kB]
取得:3 http://updates.vinelinux.org 6/i386/plus lsb 4.0-1vl6 [26.1kB]         
6211kB を 19s 秒で取得しました (322kB/s)                                      
変更を適用しています...
準備中                                ############################## [100%]
更新/インストール中
  pax-3.4-1vl5.i386                      ############################## [100%]
  qt-3.3.8-14vl6.i686                    ############################## [100%]
  lsb-4.0-1vl6.i686                      ############################## [100%]
完了

なんと、当てずっぽでも案外正解。もしかしてこれは…。
次に、実際のドライバファイル(rpm)を組み込む。

[root@localhost ~]# rpm -ivh epson-inkjet-printer-ep-803a-903f-series-1.0.1-1lsb3.2.i486.rpm
警告: epson-inkjet-printer-ep-803a-903f-series-1.0.1-1lsb3.2.i486.rpm: ヘッダ V3 DSA/SHA1 Signature, key ID 8aa65d56: NOKEY
準備中...                ########################################### [100%]
   1:epson-inkjet-printer-ep########################################### [100%]

あらあら、行けちゃった…。
自宅機は無線LAN機なので、あとは、メニューバーの、
システム→システム管理→印刷、から『追加』を選んで、『LPD/LPRホストまたはプリンタ』を選択、ホスト名はIPアドレスもしくはホスト名を打ち込み、検出ボタンを押しちまえば、すべてがうまく行く…はず。若干のエラーはあるけれども(笑)。