2013年1月14日月曜日

debian (sqeeze)のインストール記録

Vine Linuxで研究していた『EIOffice』。完全動作させるために、Linuxのデストリビューションを変更したり、古いものを探しだしてきてやってみたりしたが、作業は難航を極めた。CentOSでも、最新のパッケージでは動作しなかったので、まあ、そういうものなんだろう、と諦めてさらに今回debianに挑戦することにした。
まあ、debianでもEIOfficeは動作しなかったけれど。

debianのホームページから最新のLive CDをダウンロードしてみたので、USBメモリに入れてみてまず起動。USBメモリに導入するのも結構大変な作業ではあるが、『Unetbootin』を使用した。Live CDのISOイメージをただ指定すればよい。

で、内蔵ハードディスクの2番目の領域にインストールした。普段は至極redhat系のインストーラに慣れ親しんでいる男である。領域やMBRなどを消してしまいそうで大変であった。特にMBRのインストールはredhat系と違ってパーティションを切った直後に指定するのではなく、インストールが終わってから設定するようになっている。しかも、『ブートパーティションの最初のセクタ』を指定するのではなく、/dev/sda2みたいな指定をしろと言われ、やってみたらエラー(笑)、でそしたら(hd0,2)みたいな指定でも可能ですよ、と書いてあったのでやってみたらOKになった。

[日本語フォント]
その後、起動させてみたところ、なんと!!っ…。日本語が読めない。どうやら、日本語フォントが入っていない様子である。
そこで、
$ apt-get install ttf-takao
をまず行った。普通のIPAフォントでもいいらしいし、フォントマネージャを使って直接入れてもいいのだが、管理者側、例えばパッケージマネージャでは相変わらず文字化けしていたので、大事なのはapt-getで入れることらしい。

[アップデート]
Synapticパッケージマネージャあたりで、すべてのアップデートを実施する。

[murrineエンジン]
テーマエンジンであるmurrineが個人的に好きなので、こいつを入れてあげる。
$ apt-get install gtk2-engines-murrine
ちょっと繊細なテーマ(というかコントロール)も手に入る。

[docky]
テーマはMacOSXライクなものを目指しているので、dockyを入れてあげる。
$ sudo apt-get install docky

dockyを入れたあとに、画面下半分が真っ黒になるので、普通のユーザーでこのコマンドを打ってあげる。なんだか、metacityのコンポジットがどうのこうの、ということらしい。
# gconftool-2 --set '/apps/metacity/general/compositing_manager' --type bool true

[ibus-mozc]
日本語入力は何も入っていない。そう言えば、昔はcannaやWnnをよくインストールしてたっけな。muleとかもそれに対応させなければならなかったので、異常に難しかった。ATOKX2も持っているが、最近のは動かすのも大変だから、あまりチャレンジしたくない…。
ということで、先人のページを参照し、

1. http://linux.ikoinoba.net/file/ikoinoba-release_6-1_all.debを取得する。
2. $ dpkg -i ikoinoba-release_6-1_all.deb
3. 一応、パッケージをアッブデートする。
4. $ sudo aptitude install ibus-mozc
5. ここまで完了すると、メニューバーの『システム』→『設定』→『ibusの設定』ができる。
6. /etc/environmentファイルをエディタで開いて、"IBUS_SNOOPER_APPS=xchat,pidgin,empathy,gedit"という文字列を単純に追加する。
上図は実施しなかった。

[プリンタ]
$ sudo apt-get install lsb
あとは、ホームページからLinuxドライバを持ってきてパッケージインストールしてあげればよい。隔世の感。


[LibreOffice3.6]
これはなんともいろいろなことをやってみた。まず、当初入っているものはOpenOffice英語版である。まあ、これでもいいと言えばいいが、やはり日本語メニューがいいってんで、削除→LibreOffice
を入れてあげた。
$ aptitude update

$ aptitude install -t squeeze-backports libreoffice
$ apt-get install libreoffice-l10n-ja

$ apt-get install libreoffice-help-ja
しかし、これで入るのは一昔前のLibreであり、しかもメニューフォントなどはかなり小さいし、表示色なども不具合を抱えているようだ。徹夜でいろいろやってみたが降参。
翌日、apt-get autoremove libreofficeをやってみたが、それでも取りきれなかったので、SynapticパッケージマネージャでLibreOfficeの痕跡を一切合切削除、libreofficeのページから、3つのファイルをダウンロードし、解凍してからパッケージインストール。解凍はダウンロードフォルダに直接実施した。

$ cd '/home/ユーザ名/ダウンロード/LibO_3.6.4.3_Linux_x86_install-deb_en-US/DEBS/'
$ sudo dpkg -i *.deb

$ cd desktop-integration
$ sudo dpkg -i *.deb

$ cd '/home/ユーザ名/ダウンロード/LibO_3.6.4.3_Linux_x86_langpack-deb_ja/DEBS/'
$ sudo dpkg -i *.deb
$ cd '/home/ユーザ名/ダウンロード/LibO_3.6.4.3_Linux_x86_helppack-deb_ja/DEBS/' 
$ sudo dpkg -i *.deb
これで、完成。


[google chrome]
debianに付属しているなんだかっていうブラウザは、Youtubeとかやらすと非力な私のFMV-P8215Tではかくかく再生となってしまう。そこで常用ブラウザとしてchromeをインストール。
chromeをダウンロード、解凍して、
$ dpkg -i '/home/ユーザ名/ダウンロード/google-chrome-stable_current_i386.deb'


ここまでやってやっと普通に使えるレベルになったか…。まる2日ほど。


最後の段になって、Evolutionがうまく動いていないことが判明した。設定しても、オンラインにならず、メール送受信のボタンが押せない。まあ、焦って使うことはない。Evolutionをさらっと削除し、Sylpheedを入れてやった。

0 件のコメント:

コメントを投稿