Sister Act 2 は印象に深く残っているのだが、その前作はあまり印象に残っていなかった。たまたまYou Tubeで小分けであるが見られたので、夜遅くまでかかって見てみた。
英語は全くわからないけれども、なんとなくわかる。クラブの歌手が殺人事件を見てしまって命をつけねらわれて修道院にかくまわれ、たまたまへたくそ聖歌隊の指揮をとったのをきっかけにゴスペルに変身させてしまい、みんなと理解を深めていくというストーリー。
主演しているWhoopi Goldberg のパフォーマンスの高さももちろんであるが、恥ずかしがり屋で声も大して出せないようなWendy Makkenaが、この聖歌隊でシャウトするまでに成長した姿は見物である。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=PYoCGwqSbHg
この人の容姿はなんとなく日本人好みな感じがする。今じゃ、艶っぽいおばさんのような気がするが。
驚くことに、この映画に出演しシャウトを見せつける女性たちはほとんどが本職女優と言うことである。アメリカ芸能界の層の厚さを見せつけられるわな。Whoopi Goldberg もWendy Makkena も日本ならいっぱしのシンガーのレベルである。Wendy Makkena のリードや"合いの手"なんかは抑えつけられていたか弱い声が解放された瞬間、というくらいほんとほれぼれするレベル。
この頃は日本の女優さんもほれぼれするくらいのシンガーいないわけじゃないけどね。
* Wendy Makkenaの歌声はAndrea Robinsonによる吹き替えという情報がある。音声を分析したところ、『Hail Holy Queen』では、透明感のあるきれいな声で高温部まで歌っているのに対し、『I Will Follow Him』やAct2の『The Teacher Song』はパンチ力のある比較的だみ声のシャウトである。『Hail Holy Queen』では映画中に当てレコのような形跡(リードが継続しているのに本人はこれで良かったのかと戸惑うシーン)が残されているので、Andrea Robinsonによるものは『Hail Holy Queen』だけなのかもしれないが、映画ではアフレコ当てレコは珍しくないので、その他の曲についても、本人の声もしくはAndrea Robinsonによるものと双方可能性が高く断定はできない。米国版Wikiでは、Andrea Robinsonについて、もっとも有名な仕事はSister Act とSister Act2 のメアリーロバート役(Singing)と書かれているので、かなり濃厚な線だろう。本人や監督はどう言っているのだろうか…。
日本語版Wikiでも、本人の歌唱は『Ain't No Mountain High Enough』のみ、とされているが、その歌唱は『Hail Holy Queen』の声に似ているような…。決して歌は下手ではない。
このシリーズの最高傑作はこれかなあ。どれもいいけど。
http://www.youtube.com/watch?v=0DmZr-YZXqc&feature=related
この映画では黒人Whoopi Goldberg が白人聖歌隊の指揮をとり、今では黒人ハーフの大統領が国の指揮をとっている。昔からこういう国だったなら、日本国も戦争に引きずり出されなくて済んだだろう。なぜか最後は政治的に終わる(笑)。
ほぼ1年前の記事にコメントするのはどうかなと自分でも思いましたが、私もこの映画好きなので。
返信削除>リードが継続しているのに本人はこれで良かったのかと戸惑うシーン
についてはどこだか分かりませんが、クレジットを見るかぎり劇中は吹き替えですね。
BDについていたボーナスディスクのコメンタリーで、ウェンディ自身が「口パクは任せて」(私の耳ではlarned lip syncと聞こえました)と語っていて、I Will Follow Him の場面でも口パクしてました。(これにも音声と演技がズれてる箇所が。ロバートのソロ終わりで口が動いてませんでした)
私も疑問に思ってたのが、Ain't ~での歌声です。
劇中のものとかなり似ていた印象を受けました。
これもコメンタリーからの情報ですが、オーディション?(それとも顔合わせ?)の時点で、監督から歌えるか聞かれたらしいです。「歌えるわ」と答えたそうですが、結果は吹き替え。本人も「恥をかいた」と笑っていました。
この時点でアンドレアさんの起用は決まっておらず、ウェンディさんの歌声に似た人を探した結果アンドレアロビンソンだったのかなぁと。(勝手な推測だけど!)
ウェンディは10歳でジュリアード音楽院にハープで入学してますし、バレエやクラシックギターも習っていたそうですから、音楽に造詣が深そうですね。Ain't~がもし本人の歌声でも納得です。(音楽できる=歌うまい じゃ無いかもしれないけど!)
ちょっと前までTHE MOB DOCTORにレギュラー出演してましたねえ。NCIS(2012)のときは完全に40代前半にしか見えなかったですが、現在54歳・・・。
実年齢よりも若く見えるし、かなり色っぽいですよね。
長くなりましたが、記事が面白かったので書かせていただきました!
通りすがり様、コメントありがとうございます。返信が遅れ、申し訳ございません。
削除まあ、アテレコであっても、当てる歌手が曲によって違うのかな〜って思ってたりもします。例えば、日本の映画でもたとえ本人の歌唱であったとしてもアテレコが多いですし、その場合であっても、細かい節回しは違っちゃったりして。
しかし、通りすがり様、よく分析してますね。しかも知識はもとより語学力も堪能のご様子で、その分析力には敬服いたしました。
特に、Ain't No Mountain High Enoughの情報については初見でございます。ありがとうございます。疑問が納得に変わりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
Ain't No Mountain High Enoughのダイアナ・ロス版を先日聞きましたら、結構大人しい曲調なんですね。これが。『私には越えられない山はない』
私には越えられない山がいっぱい…(笑)。
返信ありがとうございます。どうやら私は日本語もおろそかなようです。
削除自分の文章を読み返したら、「Ain't~」を歌えるかどうか監督に聞かれた という内容になってしまいますね・・・(泣)
監督が歌えるか訊いたのは劇中で聖歌隊が歌った曲で、それに対してウェンディは「歌える」と答えたが、結局はウェンディ自身が「恥をかいた」「口パクは任せて」というハメに・・・。
ってな流れです。
「Ain't~」に関してはまたしても疑問になってしまいますね・・・。すみません。
私はウェンディの大ファンでして。
苦手な英語を必死で勉強していつかNYに行き、ウェンディと握手!サイン!ツーショット!
が夢なんですが・・・。
この分(文)だと英語の前に日本語を見なおす必要がありそうです・・・。
うーん。そうなるとやはり、I Will Follow HimとHail Holy QueenはWendy Makkenaとはネットで言われているとおり別の人の声で、しかも、それぞれの曲で別々の歌手という線は否定しきれないし、Ain't No Mountain High Enoughは本人の声というのが濃厚というわけですかね。一曲でもWendy Makkenaがソロで歌っている曲があれば、判断材料になるんですが、なかなか素材がなく難しい…。
削除そういえば、この映画をテレビで見た後にサウンドトラック盤(Act1とAct2の曲を集めたもの)を入手して、朝の通勤電車でよく聞いていたのを思い出しました。聖歌がロックな感じに仕上がっていることに正直驚きでしたね。日本とは違います。ただ、昔は日本の演歌なんて正直聞けなかったんですが、この頃は歳を重ねたようで、抵抗感がなくなってきました。
Wendy Makkenaの件は了解です。是非とも夢を叶えてください。あの要旨はほんと日本男児がそそる(失礼(笑))感じだと思います。どこか不遇というか不幸な影みたいなところがあって、そこに恥じらいが重なるみたいな感じといいますか(笑)。で、歌うとすごいんだよー!!ってなイメージを大事にしたいんで、劇中の曲で一曲でも本人の歌唱があれば、そのイメージが保たれる…ので追求しちゃうんですよね(笑)。
自分もそのサントラ持ってます!今も入浴時に聴いてますが、ついつい長風呂になってしまいます・・・。
削除10代の自分にとってはまだまだ演歌はまだ遠い存在ですが、テレビの歌番組なんかで時々流れてると、「良さが分かるおとなになりたいなあ」と聴いてみるんですが、自分にはまだ早いようです・・・。
>不遇というか不幸な影
わかります!ちょっと幸薄そうな感じが"たまらない"ですよね(笑) それでいて笑顔も素敵だしかなりそそられ(笑)ます。
ありがとうございます。頑張って夢を叶えます。
これからも地道に彼女を追いかけます(笑)
ブログもちょくちょく見てます。
コメントに付き合っていただきありがとうございました!
いえいえ、こちらこそ。10代とは。ちょうどうちの娘たちと同じくらいですかね。私は40代半ばということで。まあ、このブログは、そもそもマクロ経済とか、政治のネタを中心にやりたかったけど(特に消費税率と失業率と自殺率の関係なんて、当時は疑問視されていたものをぶちあげて、定説となりつつあるような気もします)、その他、UnixとかPC、フリースポットみたいな内容も多くなってきました。趣味なんですけどね。すみません。Wendy Makkenaとは関係ありません(笑)。
削除人生に嫌気がさしたらまた、(そうでなくても)訪ねてきてくださいね。よろしくお願いいたします。