2012年3月3日土曜日

CentOS 5.7をFMV-P8215Tで使ってみた

例の電脳売王で買ってしまったFMV-P8215T(7,999円)。貧乏人だから中古マシンしか買えないが、XP Homeのコアシールが付いておりOSもインストールされているとあって、お買い得と判断した。
中古マシンだから、筐体はさほど期待していなかったが、さすが電脳売王さん。手垢などは見られないくらいきれいにしてくれる。DELLのD430のときもそうだったがなかなかの掃除上手である。

で、最初に入っていたOSはXP Homeであり、起動直後アクチをかけるパターンであった。これで、一日だけ使ったが、翌日、XP Professionalをインストール。二、三回インストを試した後、適当なパターンをイメージ化し、WindowsPEでリカバリ領域を作成、そこからリカバリをかけることにした。
しかし、これで満足するような私ではない。こんな小さくて変なPCをWindowsで使うなんて楽しくはない。いや、使うという表現は正しくはない。私の趣味はパソコンを使うことではない。パソコンを使えるように作り上げるのが25年ほど続けてきた俺の趣味。

いろいろなOSをインストールしてみたが、結論から言うと、今回はCentOS 5.7がナイスマッチであった。FreeBSD、Solaris、MacOSX、Debianとやってみたが、しっくりくるものがなかった。BSD系統のものはインストさえもやらせてもらえない。まあ、これは致し方ない。おそらく、DELL D430のときにインストしたVineもなかなか健闘するだろうが、今回は実験対象には含んでいない。
また、今回は非力なマシンということもあって、あまり多くは望まないことにした。やったことは、例のごとく、MacOSXのはりぼてをかまし(OS-X Leopardを使用)、マウスカーソルを変更(Mac4Linテーマのカーソル部分を抽出)、Thunderbirdをインストール、で、OpenOfficeを削除し、LibreOfficeを全部入れておいた。また、私にしては珍しく、Windows Xpを消しているのでMS フォントもLinuxフォント部分に突っ込んでいる。マルチブート時にはライセンス問題が発生するが、そもそもWindow自体を不要としたのでたぶん大丈夫なはずだ…。
で、ブラウザ、Office、メールくらいしかできないPCが完成した。実は、私の日本語入力は『かな入力』で、CentOS 5.7はAnthyを採用しており、FMV-P8215Tのちょっと変則日本語キーボードでは、『ー』を入力するのにシフトキーを押しながら『¥』キーを押さなきゃいけない、という事実が露見した。普通に『ー』を入力しようとすればなぜか『ろ』が入力されてしまう。これは、たぶん『ろ』キーが『\』キーのためらしい。『¥』なのか『\』なのかAnthyでは判断が付かないのだろう。『キー』と打つと、『きろ』となってしまい不便この上ない。


昨日までATOK for Windowsも入れていたのだが、ATOKならさすがにこのあたり判断してくれていた。ただし、ATOKを使用すると、OpenOffice Writer(Libreも同様)が起動しなくなる。これは、OpenOfficeとATOKのIIIMFの機能が重なるために起きているようである。私には、まだこの部分の解決はできていない。
で、最後にプリンタ(EP-803AW)を入れておしまい。気をつけなければいけないことは、ネットワークを使用したエプソンプリンタは『LPD(LPR)』プリンタということである。これさえ気をつかえば、Linuxでも簡単にプリンタを導入することができる。
ATOK でLibreOffice使えねえかな。

【FMV-P8215T CentOS5.7関連】
SCIM Anthyでの 『ろ』と『ー』の問題【CentOS 5】
Linux エディタの変遷
ATOK for Linux と OpenOffce(LibreOffice)のハング問題
iiimfのアップデート問題
印刷できない…。(selinux問題)

2 件のコメント:

  1. FMV-P8215TへのOSXの導入の仕方を「夢の中の話」として公開お願いします。

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    1. う〜ん。あれはtorrentで入手したMacOSXだったのですが、詳細不明。覚えておりません。夢の中で苦しんだことだけ覚えています。MacOSX(Solarisもね)も広く言えばBSD系統なんで結論から言えば失敗でした。
      デスクトップ画面までの稼働に成功したのは、FMVで言えばE610とかB8230ですね。ただ、巷に言われているような海外由来のPCみたいに結構使える、というわけではなく、デバイス関連に不具合が生じてしまい、ネットワークも使えないPCだったような気がします。すべて夢の中ですが。
      P8215Tは現在MacOSXみたいなLinux機として活躍しております。正直、Vine Linuxとは相性抜群ですね。WindowsではないOSを会社の連中に見せて自慢しております。

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