2011年10月4日火曜日

子どもの虐待問題としつけの一考

子どもを傷つける事件があとをたたない。人の親として、大変疑問である。確かに殴りたくなる気持ちはないわけではないが、命を奪うほどに殴ってしまう、そして、『しつけのため』であるとうそぶく。もはや、ここまでくると親ではない。悪魔である。
よくあるパターンに、『女性の連れ子』というのがある。新しい血のつながらない旦那、もしくは同棲中の男が子どもを殴り始め、女性の方も『捨てられたくない』という気持ちを持ってしまい子どもを殴ってしまいついには虐待死に至るというパターンである。これも、当然許されないことである。常識を持っていれば、連れ子といえども『天からの授かり物』であり、殴ることでさえも躊躇するのが当然である。こういった状況にある女性は、お願いだ。男を守るより子どもの命をまず守ってほしい。一刻も早く正気に戻り、そんな男を捨ててほしい。
社会全体が、子どもを慈しむことが必要である。私も、経済的に許せば人の子さえ育てたいと思う。特に小さい子を街角で見かけたりすると、かわいくてしょうがない。しかし、変なおじさんと勘違いされては困るのですぐに立ち去るが大方の親御さんたちは私と同様の反応を示すだろう。

突然、なぜこんなことを書くか。実は一番下の娘とじゃれ合っている時に、娘の左目を私の人差し指でついてしまったのである。ちょうど腹のあたりに手を伸ばしたときに、彼女はしゃがんでしまい不幸なタイミングで事故は起こってしまった。
しかし、数分後に泣き止み幸いけがはない。まだ若干一部に充血が残っているが、大事に至らなくて済んだようである。その瞬間、私は、私の命を奪われてもいいからこの子の目を無事にしてほしい、と思ったのであった。その事故以降、かなり精神的に参った私を見て、我が娘はなんと自分の目を気にすることもなく私にこんな言葉をかけてくれたのであった。
『気にするなよ。』

まだ、四歳児である。
子どもはしつけなんかをしなくても、親の姿を見て育つんだろう。自分よりもずっと大きい存在である。

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