2011年10月30日日曜日

自治体 フリースポット FS-HP-G300N

自分の仕事的には『順調』そのもので、メーカーとの交渉においては『紆余曲折』であったが、なんとか『先進事例』となっているようである。この事業はそもそも積極的に実施したい『図書館』という存在があって、それを予算確保の上でなんとか支援できないものか、と考えたところ『とりあえず図書館と情報部門で財政当局をゲリラ攻撃』(笑)し、情報部門は図書館の予算確保を条件に引き下がる、という方向を思いついた。要は図書館は積極的に実施すべきと認められるので、一般部局のフリースポットを全部やめるから図書館につけて欲しい、と懇願するつもりであった。
いざ蓋を開けてみたら財政当局は、実際私よりもよく考慮しており、(対SB対策として)本庁で実施しているのならば出先部署もやらなければいけない、と考えたようだ。しかも実施する予算は庁内インフラを投下するよりはるかに安上がりである。財政部門は逆に私に条件をつけた。実施の時は最大限図書館に対し技術支援をせよ、ということである。
結局、一般部局と図書館パラレル展開となったが、なんとか図書館の展開も終わり一息ついたところである。
図書館というのは実に面白いところで、一般部局のお客さんであれば自己責任と考えられるべき範囲も負担している部分がある。資料を分析する部署が置かれていたり、学習室があったりするのは大して学生時代に図書館も利用しなかった私にとっては驚きであった(そもそも学習なんかしなくても成績は良かったのだが(笑)。冗談と受け止めて…)。

図書館は情報部門のインフラは使用できなかった。これを使ってしまうと図書館の業務系も兼用しているため、フレッツの帯域自体を圧迫する恐れがあったためである。フレッツの引き込み及びプロバイダ契約から図書館は業務を始めることになった。
次いで、フリースポットやルーターの設定。これは私が嫌々ながら(笑)実施することになった。
実施にあたっては、利用者用パソコンの設定や既存パソコンの修正を行ってきた。図書館では、もともと情報入手という観点からパソコンの提供業務が最優先らしく、フリースポットの提供は副次的な効果とも言えるが。
図書館は三館あるがすべてでパソコンの貸し出しを行っている。特筆すべきは、ある図書館の学習室では有線LAN接続及び電源接続も可能になっていることである。たまたま最新設備の図書館のため、備品もそういうものを買ってしまった、
ということらしいが、これに情報部門が魂を吹き込んだことにより、まさに便利な環境を提供できたと言える。
FS-HP-G300Nは利用者用PCの使うカスタマイズSSIDを設定できる。利用者用PCを使うのにフリースポットに接続しメール認証なんていちいちやってられないもんね。

これにより、わが社全体では二年間にわたる整備で投入した個数は20個、延べ19箇所でのフリースポットが実現した。

google 先生で市民のウケを調べてみた。
『出先にも拡大していくとのこと、大いに期待したい。』ありがとうございます。今年はもう終わりなんですが、わが社の方法では実施費用も格段に安く上がるため、常に実施拡大が可能な状況にあります。
『市長が変わった雰囲気を感じる』フリースポットは市長及び前市長の命令や市施策の実現、という観点ではなくボトムアップな施策でした(そもそも事業実施自体が副市長決裁。安すぎて…(笑))。施設管理的側面を切り口にし市全体のチームワークにより実現した、というところでしょうか。特に図書館の実施にあっては今年退職の図書館長さんの長年の努力の賜物です。
またのご利用をお待ちしております。
『キャンプ中に入稿…助かった。職員の対応に感謝したい』わが社のフリースポットは郊外にもおいてあります。また、簡易マニュアル等を配備したため、迅速な対応が可能となっています。特に、職員の親切さ、は私もこの会社にいる意義、誇りに思うところであります。

市民の反応は上々である。さて、次は何をしようか…。

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