2011年7月25日月曜日

円高の抑止

本日、経団連の会長が『為替相場が78円台前半まで円高が進行していることについて、「単独介入では効き目がない。協調介入をやるのかどうか、適切な対応をしてもらいたい」と述べ、協調介入の必要性を強調した。』との報道について、一言。

円の人気については、産業界の頑張りによるところが大きい。輸出立国だから、確かに円高はきついが、私が前に書いているように、円高になっても耐え、労働者がさほどいらない生産手段を備え、法人税、所得税が比較的安い『社会機構』を持つ日本が海外の投資家は魅力的だから、円高になる。法人税の削減を求めておきながら、介入を求めるなど財界も支離滅裂である。まだ、減税プラス資本投資ならば市場は健全性は保たれるのに。
日銀に介入を求めても一過性のもの。経済がわかる総理になれば、日銀は国内に『介入』するだろうな。貨幣紙幣流通量を増やし、法人税を上げ、内部留保をはき出させて日本の金融市場の魅力を減らす。そうすれば、円高は抑止できる。経済界は自分の身を切ることは要望せず、国民に特に労働者に負担のあることばかり要望するが、企業価値を落としてまで日本のためになることは主張しないのだろうか。

ちなみに菅総理はこのあたりのセンスはまるでない。経済は決して『帳尻あわせ』だけではなく(使う金が多いから増税する、みたいな議論にすぐなってしまう)、経済とは作り出すものであることを知らない。小沢さんはこのあたりのセンスは抜群にあるね。

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