2011年3月11日金曜日

値上げ

この頃、原油価格が値上がりしている。かの国の政情不安によるもの、だそうである。私は車を所有していないのでさほど痛くはないが、通勤に車を使用している人は実感していることだろうと思う。
さて、数年前、合衆国政府の『失政』によってもたらされた小麦粉の高騰によって、駅の立ち食いそばの値段が250円から280円に上がった。まあ、もろもろの事情があるにせよ、原料が上がったから値上げ、というのは理解できることであるが、小麦粉の値段が安定している現在も280円を継続するのはどうかなあ、と思う。本当は人件費を上げたかったに違いない、と推測している。今の時代、人件費を上げるというのはなかなか理解しがたい。いい時に、原材料費が上げる。それによって『便乗』値上げを目論む。
社員食堂も、かけそばを250円から280円にいったん値上げしておいてから、ねぎとわかめの『トッピング制』にしてから350円に上げた。これはもっと『悪質』である。実態はそんなに変わっていないのにもかかわらず、ねぎとわかめが好き放題に食べられますよ、だから値段を上げます、ということになる(そんなもんそんなに食べられない…)。

おそらく、そばの一玉の値段は値上げ前の水準に戻っている。このまま値上げしてしまったかけそばの値段をそのまま維持するのはどうかな、と思うがたぶん下がることはないだろう。
これを価格の下方硬直性とよぶ。

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