2011年3月22日火曜日

消防隊

わが社の消防第1陣が被災地から帰還した。聞くところによると相当なものだそうだ。みなさんのご支援をお願いいたします。

そういえば、某大臣が7時間放水をめぐって『処分発言』をして、都知事が官邸に怒鳴りこみ『陳謝』したという事件があった。これは自治の歴史の中での珍事件と言わざるを得ない。消防隊の出動や指揮において某大臣は何の権限もない。最高責任者は都知事である。だから都知事は官邸に怒鳴りこんだ。道理である。また、消防の管轄は総務省消防庁であり総務省から見てもあまり気分のいいものではなかったに違いない。しかも国は地方公務員の人事権に対して何の権限を持っていないはずである。そういたところからみて、某大臣の勘違いであるとみてとれる。

本来、東京都下を守る消防隊を出動させ文句を言われ、機器が故障するまで働かせられたのに、横槍が入るというのはどうだろうか。これが民主党の言う政治主導というなら、自治労はもう民主党の支援はするべきではない。その程度の意識で政治主導というなら、完全に自治権の侵害、地方公務員の生命軽視と言わざるを得ない。よっぽどタカ派都知事のほうが部下は幸せである。

今回の消防の活躍は自衛隊と並び感動をもたらした。消防隊の方が涙し、都知事が涙し、某大臣は恫喝し、総理は相変わらず他人事のように見えるが、また何か違和感が…。確かに消防隊は見えない敵と戦ったわけであるが、放射能による危険性以外放水の現場としてはさほど難しい現場ではないように思う。普段から消防隊はもっと命を懸け戦っている。じゃあなぜ、消防隊は涙したのであろうか。
某大臣が脅迫したから…、それもあるだろう。しかしもっと深く考えると、普段から命の危険を顧みず家族のことも時には犠牲にし、我々のために働いてくれている。隊員からすれば『住民の命のために…』と思って生きていかなければ働けない職場である。そういったことを今回改めて考えさせられたので、感極まったのであろう。
そこに某大臣のばか発言が絡んでしまった…。まさに、所管大臣のお前が行って来い、という話だ。

消防隊や自衛隊、また現場の方々の献身的な働きはまさに国民の誇りです。しかし、民主党や自民党、官邸、国会議員の他人任せで無責任な働きは国民の誇りではありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿