2012年7月29日日曜日

強くなったな… 【サッカー】 / It became strong…. [Japanese soccer]

私の高校時代の同級生に「O君」という、サッカーのうまい友達がいた。高校3年の時は席を並べていたこともあり、話をしたところによると中学時代は別の部活をやっていたそうだ。しかし、彼は高校サッカーで頭角を現し県選抜に選ばれ、当時はあまり交流のなかった韓国へと出かけていった。そこで、当然ながら韓国の反日サッカーの洗礼を受けた。かの国は何事においても『日本、日本』と言い、サッカーは『国技』であり、日本に負けることは許されなかった。
今は、確かに『反日』には違いないが、交流といった意味では韓国文化が日本に入り込んできてはいる。しかし、日本文化はどれだけ韓国に入り込んでいるのであろうか。たぶん、日本文化が入り込めば、反日も少しは収まるのではないか。反日は間違った教育を助長している嫌いがある。韓国政府は、もう少しまともな情報を国民に提供した方がよい。特に、日韓基本条約の条項と、経済援助に絡む部分、また軍属に関する補償規定(韓国政府による一括補償)などはまともに開示したことがないのではないか、とも見て取れる。
我々日本人とともに白人支配に対しのろしを上げて戦った勇敢なる朝鮮の人々がいたこと、この事実がともに東アジアの開放に至るきっかけを作ったのである。それなのにこの輝かしい自民族の働きを否定し、日本人と戦いました、日本支配から韓国を解放しました、これは事実かどうかはわからないが隣でこんな教育をしていれば、日本人としては気分が悪くなるのは当然である。そもそも解放した結果が『祖国分断』である。日本時代の朝鮮半島に対する日本国の働きはこの事実から推して知るべきである。その上、現在では韓国人は世界中で粗暴な働きをし、嫌われている。世界中に好かれる日本人とは違うのだ。
少なくとも、我々日本人にとっては、合衆国及び白人列強の非人道的な日本国いじめによる空前のエネルギー危機のもと、列島と半島の資源と食料を確保するための戦争でもあった。この事実と、ともに列強と戦った盟友ということ、そして、結果的に列強を東アジアから駆逐したこと、これさえ認めてくれれば最大の友好国になることができる。非常に残念な戦後の歴史でもある。
さて、話は逸れてしまったが、県選抜×韓国選抜の試合が終了し、結果は負けてしまった(たぶんコテンパンに)そうである。県選抜メンバーはうなだれて会場を引き揚げようとしたその時、一発のボールが選手の列にけり込まれた。この意味は『早く帰れ、二度とくるな』と言うことであった。しかし、まだ高校生の彼らはなぜそんなことをされるのか、全く理解できなかった。実はこの事件は『中山ゴン』氏も証言している。日本人の場合は、一戦交えた後は『じゃ、軽く一杯』となるところが、日韓ともなればその事情と背景がまったく違うのである。韓国人は日本人に対しては何をしても良い、とも教えられているらしい。

平成5年(1993年)にJリーグが発足し同年、『ドーハの悲劇』を経験する。その頃の国際試合はまったく見ていて歯がゆい試合の連続であった。しかし、誰かは忘れてしまったが、外国人の方で、こんなことを言っていた人がいた。『そもそも、日本人ほどサッカーに向いている国民はいないと思います。スタジアムからの統率のとれたすごい応援、ここまでやれる国民はいない。』と。
一転、平成8年(1996年)アトランタオリンピックでは『マイアミの奇跡』を起こす。
日本がワールドカップに初めて参加したのは平成10年(1998年)であるが、その時名波選手は、『優勝してねって言われるんだけど、ああ、本当にこの人サッカーのこと知らないんだな、って思う』と言っていた。そのくらい、世界にはまだほど遠かった。
1999年にはコパ・アメリカ(南米選手権)に参加し、一勝も上げられなかった記憶がある。

それが、である。このごろはなんか違う。日本サッカーの素早いパス回しとスピードが世界を驚かせている。あれは、なでしこがやっていたサッカーではないのか…。それが、オシム→ザック流と相まって、前線をかき乱して戦意喪失させる、なんともダイナミックな要素を加えたサッカーに変貌しつつある。
確かに、体格に勝るチームのサッカーは、前線にどんどんボールと人員を送り込み、ミスと隙をついてけり込むサッカーである。しかし、日本のサッカーは違う。そもそも前線にボールをけり込んでも空中戦になれば不利。だからパスを回して押し込むスタイルで、相手を見ながら自陣内でパスを回し続けいらいらする展開も多かった。しかし、オシム流から明確に変わってきた。『ドリブルではなく、パスは一発でつなげる。』これをやられると、相手は動きようがない。封じられないのである。で、外から抜く実力を持った前線のスピードはもはや世界の驚異である。そうそう、日本人って足速いんだよね~って思わせてくれる程。

海外の反応を見たが、『技術ある』、『フィジカル強し』、『プレススゲエ』、『くそスゲエ』という反応が多い。また、日本人には理解できないが、なぜか日本びいきも多い。挙げ句、日本は『金』も狙えるとの評も。しかし、国内では、案外冷静なんだよね。ヤッター!!!って言う反応よりも戦況を分析し、なぜ外す?みたいな感じ。これも日本人の特性である。

そもそも、日本人は体格が良くないのだから、体をぶつけるスポーツは適さない。その証拠が野球である。接触プレイがないからこそ、世界を相手に闘える。しかし、日本人は相撲、レスリング、柔道といった競技は強いではないか。となると、基本的に体をぶつけないスポーツであるサッカーが弱いわけはない。しかし、実際は体同士がぶつかるからこそ弱かった。しかも、相手を引っ張ったり、倒したりすれば反則、でも当然のように相手は倒しにかかってくる。日本人のように仮に戦争という状況下でも最大限の礼儀と規則を重んずる国民にとっては、半ばルールを無視したサッカーの実戦は理解不能なところである。
これを克服するための策は、素早い『パス』と『スピード』なのである。今度のオリンピックでは日本サッカー、またなにかやってくれるに違いない、と思う。もはや『奇跡』ではない。日本のオッズは現在5位とのこと。世界が日本に注目しているのである。

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いよいよSAMURAI JAPAN(NIPPON/NIHON)はZERO FIGHTERを搭載したようだ。

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