2016年2月21日日曜日

【ジャンク】ASUSノートブックEeebook/X205TA-B-32Gダークブルー

またまた買ってしまったジャンク品『X205TA』。電源の起動が確認できない、ということで、8,000円程度で入手した。遊ぶのは最適である。
前回の『T100TAL』はただ物理的にイカれているだけだったが、今回はどうなるだろうか。動けばラッキーと思い購入してみた。

まず、充電後、電源ボタンを押した状況から。
電源ランプは点灯するものの、画面は表示しない状況である。BIOSも起動しない。ということは…。昔はFlash ROMを無理やり他機に移し替えて無理やり書き込んだりしたよな〜と思いつつ早くも赤信号である。第一、今のBIOSなんて本体起動しなきゃどうやって書き換えるんだよ。
期待は薄いと思いつつ、解体作業へ。
ネジを全部はずしたところ。長いのと中くらいのやつが使われている。
ネット上にあまり解体情報がなかったので、とりあえず裏蓋の一箇所を結構無理やり引っ張ったら外れてくれる構造である。
 

ついで、Winbond周辺部。
本当は、CMOSクリアをしたいところだが、MB上には一切の記載がない。また、ネット上にも少ない状況で、特にジャンクで買った時からこんな状況、というのは対応のしようもないように感じられる。
ついでに、コントローラ部分。

 で、現在は充電池とマザーボードをつなげているケーブルを外して、放置してある。もしかして、マザーボード上の電気がすべてなくなれば、CMOSもクリアされるかもしれない、という淡い期待を抱きつつ。

本日の作業は失敗である。











2016年2月14日日曜日

【ジャンク】ASUS TransBookノートブックT100TAL-B-3735

 年末に携帯2台買ってしまったので、遊び倒している最中である。こんな状況下で仕事も忙しく、本来は何も欲しくはないのだが、やはり欲望には限りなどなくオークションを眺めていたら、こんなものを見つけてしまった。
しかし、ジャンク品であり、電源は入らない、という。復活させるためにはある程度の手当は覚悟せねばなるまい。自分の基準では、おそらく11,000円程度も出せば落ちるだろう、と踏んで入札しておいた。
 しかし、落ちなかった。これ複数台(5台)あり、運が良ければ11,000円程度、通常は12,000円程度が相場らしい。まあ、ジャンクにはこんなには金は出せないか、と思い、一旦はあきらめたものの、知的好奇心に似た欲求があり思い直して再度入札することにした。
 値踏みは、13,800円。 今回は1台しかジャンクは出なかったので、また当該ショップ評価欄に「充電すれば使えた」という評価があり、前回より高くなるだろう、と踏んだためである。この機種、普通は45,000円、過去の最低価格はNTT-Xストアで28,000円ぐらいらしかったので最安と比べても半分以下である。動かないけど(笑)。
 動くか動かないか、といえば確実に動かない。動かない場合は、充電不足で起動しない、といった比較的軽い現象であればしめたものである。軽い現象であることを祈りつつ入札してみたが、幸い13,500円での入札者があったものの後続はなく、この値段でこのジャンク品は私のものになった。

 自宅到着後、早速稼働確認を行った。しかも一晩中。しかし、この機械、電源ボタンを押しても、うんともすんとも言わない。たまたま、この機器はACアダプタとかUSBケーブルとか付属していなかったので、手持ちのタブレット用電源を挿し込み、いっぱい充電させても何も反応はない。ただ、つないだとき、画面に一瞬充電状態が表示される。
 比較的高い勉強代である。タブレットなどなおす技は私は持ち合わせていない。一旦はあきらめた。

 翌日、インターネットで情報を集めてみた。電源が入らない現象はこの機器の系統ではかなりあるらしいが、当該機での現象とは多少異なる。また、直接基盤に触るための『殻割り』についてはこの機器結構簡単に行けることがわかった。時計の裏蓋を外す器具を筐体に差し込み、ツメを外していった。
 そうしたら…。
 上部中央右寄り部分が本機電源スイッチである。ここのタクティカルスイッチが剥離、行方不明となっている。通常はあり得ない欠落なので何者かが何かの目的を持ってやったものと推察される。とりあえず、ここの左右のランド部分をショートさせてあげたら起動した。
 さて困った。このスイッチ部分、横2mm、縦3mm、金属端子を含めても縦4.5mmくらいである。右側にボリュームのスイッチが存在しているが、おそらくこいつを設計上使っているのだろう。ネットで探しまくってもこんなに小さく、そして薄いスイッチは見つからなかった。ちなみにこいつはパソコンの部類であるから、スリープを多用し立ち上がったまま運用するという手もある。これだとタブレット単体では運用が難しいが、キーボードをつけたままだと、キーボードを開いた時にWindowsが回復するので検討の余地はある。
 いろいろ考えた挙句、近所のパーツ屋に相談してみた。曰く「これは大量生産用に作られた部品で取り扱っていない。ジャンクを仕入れてくっつけるしか手はなさそう」ということだった。かなり失望したが、もしかしたら、家でゴロゴロしている携帯用の部品を流用すればなんとかなるかも、と思って工具セットを買って帰宅した。
 例えば、5-6年前のガラケーであればシャッターボタンがタクトスイッチで、流用できるかも、と見込んでのことである。しかし、バラした結果、そんな目論見は見事に崩れた。携帯のシャッターボタンは、フィルム部分に書かれたパターンに接着されており、解析することなどできない。ムリに解析しようとすればたぶん部品自体を壊さないとできないだろう。
 またまた失望した。

 バラした携帯電話の残骸を見てしばし呆然。やはり、電源スイッチは修復できないのか。電源スイッチ自体は腐るほどあるのに、当該機の電源スイッチは薄さが0.5mmほどであり、金属部分を半田でつなげ基盤にマイクロスイッチの類を形成するにしても、相当な技術力が要求されるのは自明である。
 「!!!???」あれっ。一瞬の光明が。携帯電話のキーボード部分はスイッチの塊である。実はキーボード用プリント基板の上に金属のお椀をひっくり返して置いて、粘着シートに貼り付けているだけのことである。「これだ!!!」
 早速、一つ金属の『お椀』を取り出し、当該機スイッチ基盤の片方をセロテープで簡易絶縁し(幸い、中央部に何故かランドが伸びている。これが効いた)、もう片方は、ハンダに接触するように置き、セロテープで覆ってみた。そしてタブレットの裏蓋を閉じたところ…。
 見事に、動作するようになった。

 ただし、電源ボタンのストロークが確保できず、常に若干ボタンを押してしまっているらしい。携帯キーボードのメカニカル感がない。まあ、幸い誤作動はないのでそのままにする。

 実は、この機器、さらにもう一点、不具合を抱えていた。
 SIMトレイを本体に差し込んでも、ロックせず固定できない。これも悩んだ。SIMスロットの物理的構造は普段隠れていて解析できない。このままの状態でSIMを挿すと、通信は安定しないし、ロックしていないのでトレイやSIMの紛失にもつながる。暗い中、スロット部分のいろいろな金属を手探りでとりあえず曲げてみたものの解決しなかった。
 殻割りしたあとで構造を解析したら、これ、iPhoneやHUAWEIで採用されている、リジェクトの時ピンを使うタイプなのであるが、そのピンがあたる押し込みのレバー部分が変な角度で曲がっており、これが筐体の「柱」の部分に当たってしまい十分に差し込めない、ということがわかった。このレバーの方向を正常化させてやることで解決した。

* セロテープには絶縁性はない、と各氏のご指摘をいただきそうなレポートである。まあ、この程度の電流、電圧ならば動作に影響はない、と考えていいのか…。当然私は責任を負えない。本来的には、絶縁テープや自己融着テープを用いるのがよろしいかと。今回は、接触しそうなパターン部分もセロテープで覆って、多少「お椀」が動いても、ショートしないよう安全措置を講じた。正直、この電源スイッチは小さすぎて直径2mmにも満たないもの、かたや代替品のお椀は直径5mmほどで基板上周辺部を絶縁しないとまともには置けない。
* 起動後、Windows8.1が起動、設定したのだが、ライセンス認証ができない、というエラーが発生し悩むことになった。これは結局、リカバリしてやることで解決した。
* すでにWindows 10にアップグレードを済ませている。Windows10にすると、カメラのアプリが入れ替わってしまったらしくどうもパノラマ撮影モードがなくなっているみたい。使わないけど。
* 使用感はなかなかキビキビとした動作をする。起動も数秒。
* 当方radikoをよく使用するが、現在のところ画面が消灯するとradikoの音声も途切れる。AndroidとかiPadみたいな、スリープになっても通信継続みたいな設定はないのだろうか。ちなみにWi-Fi関係の電源のオプションは当然ONにしているけれども、うまくいかない。
* SIMについては、docomo系MVNOはもちろん、UQ mobile も良好に使えている。Androidに比べWindowsのこの辺の設定はなんか迷うところがある。

2016年1月10日日曜日

MR03LNに保護フイルム貼ってみた

モバイルルーターの類は一般的なスマホと比べてみて、数が出ないせいか、ケースやフイルムといったものは値段が高い。フイルムは1,000円するし、革ケースは4,000円を超えている。そこで…。
100円ショップで売られているフイルムを切って貼ればいいじゃん…ってなことでやってみた。別に工作の腕が特別に高いわけではないが、100円で防指紋、マット仕上げ、4.8インチのものを購入し、MR03LNに重ねあわせて油性マーカーで剥がす方に印をつけてみた。幸い、出荷時の保護フイルムを剥がさずそのまま使用していたので、それをなぞる形で。できたものはこちら。
カッターナイフとハサミを使用してフイルムを切断し、バリの部分は爪切りのヤスリの部分で形を整えている。ただ、やり過ぎると削り屑がフイルム部分に入り込んでややこしいことになるので適当に済ました。このMR03LNは画面隅がかなりの曲線になってしまっているので、正直切りにくい。
カッターナイフでの切断時に多少フイルムが歪んでしまったようで端の部分が多少浮いてしまっているし、設計ミスにより、右上の部分が0.2mmほどはみ出てしまっているが大方満足である。ちなみに右の浮いている部分は運搬時についてしまったシワであって私の腕は関係ない。
また、100円だけあって、それほど防指紋の効果は高くないが、それでも光沢仕上げのものよりは目立たなくなった。
最後にケースについては、名刺入れ(使ってみたところかなり窮屈)やiPhone5用のクッションケース(放熱に問題あり)が使用できるが、今は合皮製小銭入れが具合が良かったので使っている。これも100円で見つけたものである。


2015年12月31日木曜日

スマホ2題 (au Xperia Z4とHUAWEI Honor6 PLUS)

マイナンバーが世の中佳境である。
いかに国が不合理かつ不効率な仕事を市町村の住民担当に押し付けているか、と言うことを書き綴りたいのだが、一生やる仕事ではないんでとりあえず我慢する。そのうち言うかも。まあ仕事は市町村がやって、国はある程度頭で考えるのだが、まったくこいつら現場知らねえなっていうことが何度もあった。あまり自治体に負担をかけるな、と言いたい。システムでさえ、設計がなっていないところがあってそこは言いたいが、まあそこは秘密の事項になるかもしれないんで。

12月になった頃、これまでiPhone一辺倒だった嫁が、量販店のXperiaを触っていて遊んでいたら、これはいい、ってことになって、オークションで探し、docomo版を購入した。嫁はすでに老眼であり、『でかい、速い、明るい』を満たしている機種でないと満足しない。さらに、docomoのiPhone5sを契約中であるが、高額キャッシュバックを月々に振り分けてもらっており、本当はiPhone本体の価値が落ちないうちに解約し、下取りに出したいところだが違約金が2万円を超えてしまう計算になってしまうのでやめておいた。また、嫁のiPhoneのSIMをXperia Z4に突っ込んでみたところ、通信は出来なかった。これは、通信系のオプションが原因らしい。嫁はちょっと古い契約で、新しい契約であればこの機械に突っ込んでも通信できるとか。詳しい話は忘れてしまったけれども。
そういえば、昔SO-03Cを持たせたことがある。回線はIIJmioであったが、当時はLTEや現在は3Gある高速なオプションなどもない時代、128kbpsの回線でやっていた時代である。 それでも、ウイルコムの貧弱なデータ回線から乗り換えてきたので、感動はしたものの使えない機種となってしまい、iPhoneへと移行した覚えがある。その後、MVNOも高速回線や音声プランが当たり前となってきて状況がつくづく変わったな〜と思う。
で、今回嫁がチョイスしたのはXperia Z4 SO-03G + イオンSIM(IIJmio 音声回線 +1GB)である。総じて、満足していただいている様子である。

最近、随分と白ロム市場は高騰したな、と思う時がある。特にドコモは高い。iPhoneも10万、Xperiaも10万ではないか。半額程度で仕入れたが、それもやっとのことで探しだした。で、IIJmioで使用してみたところ、非常に良い結果である。さすが、といったところ。私もこの機種が欲しくなっていろいろと考えた。

現在、Xperia (SO-03D)をルート化して、デザリングOKにしているし、世の中LTEになる寸前に破格値の新古品を1万円で入手したこともあり、当分変えることなど考えていなかった。 ネットラジオ聴取用が主な目的のためSIMはぷららモバイルLTEの使い放題である。また、IIJmioはMR-03LN(モバイルルータ)に突っ込んであるが、iPad miniのセルラーモデルにはUQのSIMを突っ込んでいるので、モバイルのルータは価値がなくなってしまっているのは事実。正直、回線はそのうち整理すべき話であるが。

で、目をつけたのがau版のXperia Z4 SOV31である。VoLTEの機種であり、そのままではMVNOのSIMはハネられる宿命にある。しかし、SIMロッククリアすれば、ドコモのSIMも使えるじゃん、ということで、Amazonから購入して遊んでいたところである。どうやらSIMロッククリアは5月まで待たなければいけない機種だったみたいだが、当分MR-03LNで通信させりゃあ良い話で、ぷららモバイルLTEのSIMを突っ込んで通勤時の暇つぶしに活用している。課の旅行でもこの組み合わせを組み合わせを携行したが、困ることなど何もなかった。
ただし、普段はBluetoothテザリングを使用しているので、050Plusが使用できなくて困る。これは仕様上の話であるので、改善(というか仕様変更)を望みたいところである。課の旅行時に一回、電話を使用したが、その時はWi-Fiテザリングにぱぱっと切り替えて使用した。
嫁のdocomo版Z4が95点の出来だとすると、au版Z4は65点の出来である。技術的には難しかった、と推察されるものの、au側の行き過ぎたSIMロックがこの原因である。KDDIはもうちょっと先を見据えた戦略は描けないのか。確かに、VoLTE化は必要かもしれないが、大多数は大した回線は必要としていない。必要としているのは安価であったり、機器の汎用性であったりする。ソフトバンクに比べりゃ応援はしたい気持ちがあるが、2Gにしろ3Gにしろ安易に切り捨て、新しい規格に移行したんで、旧機器は使えません、みたいな気風はどうしたものか。どちらも使える、というふうに持っていかないと機器が売れることはまずない。経営者側が判断を誤っていると言わざるを得ない。この機器を出すのにあたっては、ロックをかけたとしてもMVNOへの考慮はしなかったのか、ということが言える。特にUQはKDDI内の企業だし、SIMの販売元もKDDIだしね。元系列企業のウイルコムを目前でソフトバンクに持って行かれたあの悲劇を繰り返したいのか。

ちなみに、SIMロックを解除せずUQの普通のSIM(KDDI)を突っ込んでも通信は出来なかった。UQの提供するMulti SIM(VoLTE)を使用するためには、UQ側はSIMロック解除しろ、と言っているので、5月になったらSIMロック前にUQのSIMを仕入れて実験し、どこまで出来るか検証した上でSIMをクリアしようと考えている(正直、UQにSIMを貸してもらいたいくらい)。

物欲には限りがないもので、この時点でまたまた欲しいモノが出てきてしまった。一つはASUSの格安ノート、もうひとつはこれから書く『HUAWEI Honor6 PLUS』である。本当は、ASUSのノートPC『ASUS 2in1 タブレット ノートパソコン TransBook T100HA-WHITE』がかなり欲しかったんだけれども、欲しかったホワイトがAmazonでクーポン対象ではなく、また、グレーのモデルも在庫が切れてしまい、こちらはクーポンは使えたものの大人気で一時的にクーポンが切れてしまったらしく、購入をあきらめた。確かに、今年、iPadをキーボード付きで買ったもんで用途が重なる、というのもあるかもしれない。

悶々とした中で年末にこんなのを見つけた。本当はプラチナバンドとプラスエリアに対応した『HUAWEI P8lite』が欲しかったんだけど、格安ではなかったんで…。
【出典 : http://mobile.rakuten.co.jp/
 今まで、フリーSIMの使えるスマホがなかったこともあって、いろいろな実験に使えるかなあ、と思ったこともあり、また、今回半額対象がデータSIM(200kbpsで525円)でもOKとのこと。モノだけ仕入れといて、即解約、ということもできるらしい(性格的にそういうことはしませんけど)。
また、現在(12/28以降)は音声通話を契約する方のみ半額で、ということになっている。

この機種、あまり詳しいことは書かないけれども、ドコモのプラスエリアは対応しているけれどもLTEバンドは1,3,7の対応、とのこと。ドコモはバンド1,3,19,21,28を使っている(らしい)ので、共通するところは1,3のみ、ということですね。
ネットには東名阪でならOKだけれども、その他の地域、特に山間部では苦しい、かもしれない、ということだった。ネットでは、『中途半端』という評価も散見される。

で、昨日届いたんで、まず最初にUQ mobileのLTEのSIMを突っ込んでみたところ、通信はできなかった。一応SIMはKDDIのもの、という認識はしているらしいし、電話番号の認識もしているのだが、SIMのせいなのか、Bandのせいなのかわからない。まあ、これは今後とも調査してみるということで。
 で、次は楽天SIM200kbpsで試してみた。楽天から買ったので、設定済み、とは聞いていたものの、モバイルネットワークの設定値は2つ存在しておりどちらも通話SIMになっていたのでどちらかなあ、と説明書も読まず悩んでいたが、今回は2つ目のもの(rmobile.jp)が正解らしい。ひとつ目のものは旧設定とのこと。
月額525円でどこまで出来るかやってみたが、いわゆるバースト機能が効いており『えっWi-Fi?』と見間違うくらい案外速い。Speedtest.netで分析したところ、初速で5Mbps以上は出ている。この契約に先立ち、長年連れ添ったIIJmioを解約してしまったが、安いし十分代替になる、という結果である。
 全体の使用感としては、
・ 起動時の楽天ロゴが!!!…。
・ 操作感としてはさくさくってかんじ。ブラウジングは多少引っかかる。
・ iPhoneを真似たホーム画面は最初どうかなって思ったけどなかなかいい感じ。すっきりしていて、基本的なところは押さえている。
・ 楽天のアプリ関係が結構入っているが、ドコモ、auのアプリに比べれば…。まあ、余分という人もいるが、私は使わずに放置。
・ おまけされてたレザーケース(PUか?)は質感はかなり落ちるものの、画面のON/OFFがAndroidには珍しく可能となっている。このレザーケースが変わっていて、覗き窓があってケースを閉じると時計が表示される。また、その時計を指で動かすとメディアプレーヤのようなものに切り替わる。一見カッコイイがおじさんは活用法を見いだせない。むしろ、その覗き窓の部分にホコリが溜まってしまう場合がある。
・ 本体の付属品に画面及び背面のフィルムが付いている。ただ、最初っから工場出荷時の保護フィルムが機体に貼付されているので、これを活かす手もあると思う。皮脂はどちらにしてもつきやすい。
・ バンドをフルに活用できない点については、東海地方に居住しているためあまり気にならない。アンテナピクトは振り切れている。
・ 画面表示もいい線を言ってる。PCサイトを表示させ、ページ幅で表示させたとしても文字は判別可能(なくらい)。
・ 050Plusの回線判定は良好。また、回線テストは若干聞き取りづらいところが出ているが、多分使うには問題ない、と思う。
・ Radikoも200kbpsで流しっぱなしにしたけれども、特段問題はなし。ただし、聴取中にブラウザを使ったりすると音声が途切れる。
・ 当機の海外版は『FM ラジオ』が付いている、という情報もあるが、こいつには付いていなさそうだ。復活させる手段があるならどなたか教えてください。

 最後にこの機種最大の特徴、『ダブルレンズ』について述べたい。
この機種の本体背面に2つレンズが載っているけれども、こいつでとった写真が面白い。
こんな感じである。
背景のコーヒーカップをぼかしてみた。Z4が強調されて渋さが出てきてる。
キーボードの上に万年筆をのせて近接撮影。背景のキーボードにピントがドンピシャ、万年筆は多少ピントはぼけたが、ブログ用に縮小する前はニブの文字が判読可能であった。ぼかし効果が効いて前面が強調された。

人物であれば、そこに一旦ピントを合わせておき、『ワイドアパーチャ』機能で写真を撮れば、背景をぼかした写真を撮れる。これで家族の写真をとってあげたら大受け、である。ちょっと上品な写真が撮れる、ということかな。
上記は、机の近くのモノを撮ってみたが、ダイソーから買ってきた、腕とセンスのない私が撮った万年筆であっても2,000円くらいのものになっているに違いない(笑)。

【追記平成28年1月16日】
Honor6 PLUSだと050Plusの動作に不具合が発生している。
まず、Bluetoothテザリングで050Plusは動作しない。これは Honor6 PLUSだけが悪いわけではなく、050Plus側の仕様により一切動作させないようになっている。これについては動作させるよう個人的には要望を行っている。理解できない仕様である。200kbpsの回線でも動作するのに、なんでそんな制限を行ってしまったんだろう。
また、Honor6だとWi-Fi接続下では050Plusは受信も発信もできないことがわかった。050Plus側が言うにはプログラムの再起動をすれば動くかも、ということだったか、それでも改善しなかった。そもそも動作保証のされた機種ではないとのことで、責任は負えないそうである。

2015年9月27日日曜日

プラチナ プレジール万年筆

毎日、万年筆を使っているが、一番気に入っているのはペリカンM250でニブをM400に換装したものである。全部で正直三万円以上かかっているが、正直書き味はよろしくない。ただ、ちょうどいい軽さと日本語の筆跡はダントツにキレイである。多少の引っ掛かりがうまくかける要素でもある。これは人によって異なる部分でもあるけれども。
金ペンは柔らかいので、筆記中はニブが開く。開いたところが多少引っかかるので、勢い余った筆跡の私にこの微妙な引っ掛かりがブレーキの役割を果たし、ちょうどよい筆跡となる。
また、その他普段使っているのは、Watermanのメトロポリタン、PILOTのCOCOONあたりだろう。メトロポリタンより高いエキスパートもあるのだが、ペン先が気に入らず、またちょっと私には重いため普段使いには使っていない。メトロポリタンもCOCOONも比較的つるつる系で書き味はいいのだが、COCOONがつるつるそのものだとすると、メトロポリタンはさらさら系のブレンドがあるといったところだろか。それぞれ、極端なところ個体によってずいぶん書き味が異なるところが万年筆の醍醐味でもある。

さて、最近、家族で市街地の文房具屋に立ち寄って万年筆を眺めていたところ、見慣れない万年筆が置いてあった。プラチナのプレジールという商品名である。名前は聞いたことがあるが、私の万年筆データベースにはこんなにしっかりとした万年筆ではない記憶が…。キャップをはめたままだと、金属軸なのでPILOTのCOCOONあたりではないかと見間違うくらいの一応『高級感』があるし、またキャップを引き抜くとああ、やっぱり、というような大量生産向けの透明軸が、プラチナスタンダード型鉄ニブをくわえこんでいる。各色をそろえ、ペン先は0.3(細字)、0.5(中字)がある。買うつもりでやさしくペン先をさわってみたら、『?!』。久々のヒットの感触。これは…、ということで買ってみた。


さて、肝心な書き味であるが、プラチナは一般的に『サラサラ感』が強いのであるが、これはインクフローも良好で、『つるつる感』が強い。ペリカンやウォーターマンの鉄ペンに比べると、限りなくパイロットの鉄ペンに近いのである。日本語の漢字は、頻繁に筆記角が変わるので、場合によっては引っかかることも(特に舶来物はその傾向が)あるのだが、この万年筆はよく磨かれているようでそれも目立たない。正直なところ、これでよく1,000円で提供したものだ、と驚いた。ペン軸を黒軸に変えれば、国産であれば3,000円、舶来品であれば5,000円(もしくはそれ以上)であってもおかしくない。それだけ素晴らしい一品である。
このニブは一般的な細字よりも太いようだ。海外製の細字ニブと同等と考えてよい。また、勢いに任せて書き殴るクセのある私にとっては、つるつる感が強すぎて大きな文字ならばよいが、小さい文字はこの万年筆は書きにくい。また、金属軸(たぶんアルミ軸)なんだろうけれども、軽すぎて、また表面がつるつるしすぎて持ちにくいかもしれない。ただし、書くときは指先がプラスチック部分にくるので、実際の使用時においては滑る心配はさほどないだろう。
一番のすごさは、こんな安価な製品であるにも関わらず、あの『スリップシール機構』が搭載されていることである。勘合式万年筆は概してインクが乾きやすいが、この製品は確かに書き始めがしっかりとしている。ペン軸が割れたりしなければ、長期間使える万年筆になり得るだろう。
とりあえず、万年筆を使ってみたい方にもおすすめの一品である。この製品は安いわりにスゴイ。

そういえば、昨年末に注文した、プラチナ3776 Century(超極細)http://www.platinum-pen.co.jp/fountainpen_century_new.htmlは、本当に極細で、最初は取り扱いが難しかったものの、慣れるとかなり小さい文字が書けるようになった。これは普段使いとは言えない、用途限定の万年筆であり、手帳書きと文章の補正用に活躍している。納品まで時間がかかったのは、どうやらメーカー側でニブを削いだり研いだりしたためらしい。超極細の目的を達するため、インクフローは最低限に抑えられており、私の得意な速記には向いていない。ただ、この万年筆を使うとプラチナ万年筆の『根性』が感じられるのである。パイロットやセーラー万年筆とは方向性が異なる、モノづくりへの不器用な執着がダイレクトに感じられるのである。そうでもなければ、商品化の難しい、こんなにも手間のかかる『超極細』を、ほかの3776と同じ値段で提供したりしないだろう。
とはいっても、国産も舶来もそれぞれ特徴があって好きなんだけれども。

2015年9月25日金曜日

Windows 10でApacheが起動しない

Windows10にレベルアップしてみたら、なんとApacheが起動しなくなってしまった。

ということで、イベントビューアーを拝見したら、
『The Apache service named reported the following error:
>>> (OS 10013)アクセス許可で禁じられた方法でソケットにアクセスしようとしました。  : make_sock: could not bind to address 192.168.0.3:80』となっている。

まさか、と思って『Windowsの機能の有効化または無効化』を開いてみた。


なんと、IISが起動しているではないか。
これを無効化して、一件落着…。

2015年9月3日木曜日

インドネシア高速鉄道 決定前の報道に触れて

タイの高速鉄道につづき、インドネシアでも高速鉄道をやるんだとか。で、興味を持ったので最近の報道をまとめてみた。

日中の受注合戦 終点間近 インドネシア高速鉄道 8月30日 産経ニュース
日本 『総工費約50億ドル(約6千億円)の75%に、利率0・1%で返済期間40年、猶予10年の円借款供与などを確認。着工を2019年から16年に前倒しし、19年に試験走行、21年完成という計画を示した。』
中国 『総工費約60億ドルの全額について、利率2%で返済期間40年、猶予10年という条件での融資を提示。3%以上、最長25年という通常の融資に比べ、「破格の条件」(関係者)で日本に対抗した。』『また中国は、ジョコ氏の大統領在任中である18年に完成させる計画だ。短い調査期間と合わせて実現性を疑問視する声もあるが、通貨安や景気低迷に悩むジョコ氏には魅力的な提案だ。』
『ジョコ氏は12日の内閣改造で、知日派で新幹線方式の優位性を訴えていたゴーベル貿易相を更迭。中国案を推すリニ国営企業相は留任した。日本政府筋は「改造後の閣内にも日本の理解者は多い」と述べ、影響は限定的とするが、逆風となったことは否定できない。』

8月31日 (東洋経済オンライン)
政府筋『「中国案のほうが政府の財政負担が軽く、安全面の問題への対応も適切になされているため、中国案に傾いている」と述べた。』
別の政府筋『インドネシア政府が大規模なインフラ計画の発注で日本と中国の間でバランスを取ろうとしていると指摘した。日本は既にジャカルタの都市高速鉄道と石炭火力発電所の建設を受注している。』

インドネシア高速鉄道 大統領が採用決定へ 9月2日 NHKオンライン
『インドネシアが導入を計画している高速鉄道を巡り、日本と中国が受注を目指すなか、インドネシア政府は2日夜、関係閣僚による会議を開き、日中どちらの計画案を採用すべきかについて議論し、一定の結論に達しましたが、内容については明らかにしませんでした。』
『会議の結論は4日、ジョコ大統領に報告され、日中どちらの計画案を採用するか最終的に大統領が決定を下すことになっています。』

発表は5日もしくは7日だとか。これらを見る限り全体的に日本がかなり不利との印象を受ける。
すでにインフラ面で日本に発注をしており、『今度は中国に発注するかな、建設費も安くて安全面も中国のほうが上だし』と簡単に言ってしまえばこういう意思があるらしい。
しかし、そこには若干違和感が。建設費用はともかく、日本の運行システムの安全面とその実績は評価されていないのか?。

これは某掲示板で言われていたことだが、8月31日の記事は明らかに日本のことを書いている、という指摘があった。
『日本案のほうが政府の財政負担が軽く、安全面の問題への対応も適切になされているため、日本案に傾いている』
これなら世界中が頷く記事となる。報道の記者は案外いい加減なもので、政府関係者が混同してしゃべったことをそのまま書いた可能性がある。現時点では、日本中が失望しているが、案外杞憂に終わるのかもしれない。間違った記事を日本の報道機関は一斉に和訳して流しちゃってることは大問題だろう。もし間違ってるとしたら…ね。
もう一点、あえて9月3日を外した、という説も出ている。これは、中国側の対日戦勝記念日で、『中国に発注します!!』という発表を9月3日にしてしまうと過度に日本側を刺激してしまうので、9月4日以降にした、との説もある。某国の対日戦勝記念日など日本国民は全く気にしない。これも間違えている可能性が高い。仮に『日本に発注します!!』という発表を9月3日にしてしまうと過度に中国側を刺激する可能性はかなりあるだろう。

日本製は安全性は高いと一般的に言われているけれども、実は金額面でも日本有利、という話もある。細かい利率の計算なんて私はできないけれども、日本案は労働者と原材料は現地で調達するんだとか。これに対して、中国案は中国から原材料と労働者を送り込む。もし日本に発注するとしたら、インドネシア政府は日本人のやり方をよく知っている。なぜなら日本軍政下でも、現地で兵を教育したり、現地で産業を育成したり、というやり方をしたらしい。これが結局今でもインドネシアの皆さんに感謝されている礎になっているのなら、日本を採用する可能性が高い。特に、産業面で日本の建設技術に触れることで、産業の育成に寄与することは容易に想像できる。
もうひとつ、日本に確実に有利なもの、それはインドネシアに存在する歴史である。独立戦争において日本兵も実は戦い、相当国民感情は親日らしい。インドネシアの神話にも日本人は実は救世主として予言されているんだとか。教科書は日本の活躍にかなりのページを割いている状況だと聞いている。まあこれがビジネスに直結するかどうかわからないけれども、ここで中国に発注してしまうと、支持率が下がってしまうのではないか、というくらい親日なのではないか。まあ、これは私が勝手に言っていることだけれども。
インドネシアにとっては日本は特別な存在らしいが、決定はどうなるだろうか。中国案は無理矢理感が強く実現可能性が低そうだし、資金繰りに頓挫するような気もするが。ビジネスに積極的な善意があれば中国も勝てるさ。

* 9月4日のニュースで、インドネシア政府は日中両国案ともに採用しないことを決定、とのこと。表向き、巨額の財政負担に耐えきれない、ということだが、本音は日中両国の熱心な営業活動に辟易し選べなかった、とも言われれている。また、中速度の鉄道で十分だとか。実のところなにを考えたか、はわからないが中速鉄道ならやはり日本の得意とする分野ではある。結局高速鉄道ではなく普通の鉄道の車両をくれ、と言ったところか。
中国としてはメキシコで一者落札して気を良くしたところで、メキシコ政府から「やっぱヤーメタ」(契約できなかったらしい)と言われてしまったので、今回は勝ちたかった。日本は国をあげて「中国には負けられない」戦いを挑んだので、このオチは当然の成り行きかもしれない。頭を冷やせ、というところだろう。

* さらに9月24日、インドネシアは再度高速鉄道建設に向け翻意した、とのこと。今回はどうやら中国側から有利な条件提示があったらしい。日本側としてはいよいよ苦境に立たされている。

* 本日9月30日、朝のニュースで日本案は採用されない、ということだった。 政府保証の有無が決め手だとか。日本案のように「雇用の創出」とか「技術移転」はあまり興味がないらしい。残念だけれども。 

 * 10月1日、新聞紙上で、『中国は地質調査もしていない、駅の数も一緒であり、まったく日本側のコピーである。建設期間も短く、このまま建設すると用地交渉、建設、資金調達、運用と、すべての面でうまくいかない可能性がある。』と報道された。

* 10月2日、掲示板上で「インドネシアの人々が落胆」していることが伝えられる。閣僚から日本側の資料が流れ、それを中国側がコピーしただけで、さらに日本は閣僚に封筒を渡さなかっただけだとも。なんか変な予感がする。個人的な予想として、用地確保前に事業が頓挫し、日本側がODA借款で建設実施もあり、かなと思う。その頃になれば特定閣僚もいないだろうから。中国案では事業遂行を保証するものが何もないような気もする。中国側が建設しているところで、地震が発生し上部工が落下し手抜きが露見するとか、インドネシア側が高い金利に音を上げるとか、十分予想される話である。なんせ特定の閣僚以外は日本製がいいらしいから。日本人はビジネスとして自立できなければ手を出さない。自立が大事である。
大統領が中速の鉄道にするって言った時は、特定の中国を採用したい閣僚が、「どうしても中国にしたい」って主張したけれども、大統領以下「何言ってるの?」みたいな感じだったのかな。でも、強硬に主張するんで、苦肉の策で「そんな速い鉄道いらない」ってお茶を濁すつもりだったらしい。で、今回の条件というのは早く言えば「政府は一切借金しない」ということであるので、たぶん絶対中国を採用したい閣僚が、またまた「中国を採用したい。」って諦めきれずにひっくり返して、他の閣僚から、もしくは大統領あたりに「やれるもんならやってみろ。国民はみんな日本の新幹線に乗りたいって言ってる。だから政府はお前のために金を出すことはできない。国鉄でもない。別会社だ。それでやるんだったら、できるんだったら俺は止めないよ。やれば?」って言われたのかな。今回のストーリーは。これなら辻褄が合う。それなら、その閣僚は契約前に更迭される…かも。あくまでこれは想像上の話だけど。