2015年12月31日木曜日

スマホ2題 (au Xperia Z4とHUAWEI Honor6 PLUS)

マイナンバーが世の中佳境である。
いかに国が不合理かつ不効率な仕事を市町村の住民担当に押し付けているか、と言うことを書き綴りたいのだが、一生やる仕事ではないんでとりあえず我慢する。そのうち言うかも。まあ仕事は市町村がやって、国はある程度頭で考えるのだが、まったくこいつら現場知らねえなっていうことが何度もあった。あまり自治体に負担をかけるな、と言いたい。システムでさえ、設計がなっていないところがあってそこは言いたいが、まあそこは秘密の事項になるかもしれないんで。

12月になった頃、これまでiPhone一辺倒だった嫁が、量販店のXperiaを触っていて遊んでいたら、これはいい、ってことになって、オークションで探し、docomo版を購入した。嫁はすでに老眼であり、『でかい、速い、明るい』を満たしている機種でないと満足しない。さらに、docomoのiPhone5sを契約中であるが、高額キャッシュバックを月々に振り分けてもらっており、本当はiPhone本体の価値が落ちないうちに解約し、下取りに出したいところだが違約金が2万円を超えてしまう計算になってしまうのでやめておいた。また、嫁のiPhoneのSIMをXperia Z4に突っ込んでみたところ、通信は出来なかった。これは、通信系のオプションが原因らしい。嫁はちょっと古い契約で、新しい契約であればこの機械に突っ込んでも通信できるとか。詳しい話は忘れてしまったけれども。
そういえば、昔SO-03Cを持たせたことがある。回線はIIJmioであったが、当時はLTEや現在は3Gある高速なオプションなどもない時代、128kbpsの回線でやっていた時代である。 それでも、ウイルコムの貧弱なデータ回線から乗り換えてきたので、感動はしたものの使えない機種となってしまい、iPhoneへと移行した覚えがある。その後、MVNOも高速回線や音声プランが当たり前となってきて状況がつくづく変わったな〜と思う。
で、今回嫁がチョイスしたのはXperia Z4 SO-03G + イオンSIM(IIJmio 音声回線 +1GB)である。総じて、満足していただいている様子である。

最近、随分と白ロム市場は高騰したな、と思う時がある。特にドコモは高い。iPhoneも10万、Xperiaも10万ではないか。半額程度で仕入れたが、それもやっとのことで探しだした。で、IIJmioで使用してみたところ、非常に良い結果である。さすが、といったところ。私もこの機種が欲しくなっていろいろと考えた。

現在、Xperia (SO-03D)をルート化して、デザリングOKにしているし、世の中LTEになる寸前に破格値の新古品を1万円で入手したこともあり、当分変えることなど考えていなかった。 ネットラジオ聴取用が主な目的のためSIMはぷららモバイルLTEの使い放題である。また、IIJmioはMR-03LN(モバイルルータ)に突っ込んであるが、iPad miniのセルラーモデルにはUQのSIMを突っ込んでいるので、モバイルのルータは価値がなくなってしまっているのは事実。正直、回線はそのうち整理すべき話であるが。

で、目をつけたのがau版のXperia Z4 SOV31である。VoLTEの機種であり、そのままではMVNOのSIMはハネられる宿命にある。しかし、SIMロッククリアすれば、ドコモのSIMも使えるじゃん、ということで、Amazonから購入して遊んでいたところである。どうやらSIMロッククリアは5月まで待たなければいけない機種だったみたいだが、当分MR-03LNで通信させりゃあ良い話で、ぷららモバイルLTEのSIMを突っ込んで通勤時の暇つぶしに活用している。課の旅行でもこの組み合わせを組み合わせを携行したが、困ることなど何もなかった。
ただし、普段はBluetoothテザリングを使用しているので、050Plusが使用できなくて困る。これは仕様上の話であるので、改善(というか仕様変更)を望みたいところである。課の旅行時に一回、電話を使用したが、その時はWi-Fiテザリングにぱぱっと切り替えて使用した。
嫁のdocomo版Z4が95点の出来だとすると、au版Z4は65点の出来である。技術的には難しかった、と推察されるものの、au側の行き過ぎたSIMロックがこの原因である。KDDIはもうちょっと先を見据えた戦略は描けないのか。確かに、VoLTE化は必要かもしれないが、大多数は大した回線は必要としていない。必要としているのは安価であったり、機器の汎用性であったりする。ソフトバンクに比べりゃ応援はしたい気持ちがあるが、2Gにしろ3Gにしろ安易に切り捨て、新しい規格に移行したんで、旧機器は使えません、みたいな気風はどうしたものか。どちらも使える、というふうに持っていかないと機器が売れることはまずない。経営者側が判断を誤っていると言わざるを得ない。この機器を出すのにあたっては、ロックをかけたとしてもMVNOへの考慮はしなかったのか、ということが言える。特にUQはKDDI内の企業だし、SIMの販売元もKDDIだしね。元系列企業のウイルコムを目前でソフトバンクに持って行かれたあの悲劇を繰り返したいのか。

ちなみに、SIMロックを解除せずUQの普通のSIM(KDDI)を突っ込んでも通信は出来なかった。UQの提供するMulti SIM(VoLTE)を使用するためには、UQ側はSIMロック解除しろ、と言っているので、5月になったらSIMロック前にUQのSIMを仕入れて実験し、どこまで出来るか検証した上でSIMをクリアしようと考えている(正直、UQにSIMを貸してもらいたいくらい)。

物欲には限りがないもので、この時点でまたまた欲しいモノが出てきてしまった。一つはASUSの格安ノート、もうひとつはこれから書く『HUAWEI Honor6 PLUS』である。本当は、ASUSのノートPC『ASUS 2in1 タブレット ノートパソコン TransBook T100HA-WHITE』がかなり欲しかったんだけれども、欲しかったホワイトがAmazonでクーポン対象ではなく、また、グレーのモデルも在庫が切れてしまい、こちらはクーポンは使えたものの大人気で一時的にクーポンが切れてしまったらしく、購入をあきらめた。確かに、今年、iPadをキーボード付きで買ったもんで用途が重なる、というのもあるかもしれない。

悶々とした中で年末にこんなのを見つけた。本当はプラチナバンドとプラスエリアに対応した『HUAWEI P8lite』が欲しかったんだけど、格安ではなかったんで…。
【出典 : http://mobile.rakuten.co.jp/
 今まで、フリーSIMの使えるスマホがなかったこともあって、いろいろな実験に使えるかなあ、と思ったこともあり、また、今回半額対象がデータSIM(200kbpsで525円)でもOKとのこと。モノだけ仕入れといて、即解約、ということもできるらしい(性格的にそういうことはしませんけど)。
また、現在(12/28以降)は音声通話を契約する方のみ半額で、ということになっている。

この機種、あまり詳しいことは書かないけれども、ドコモのプラスエリアは対応しているけれどもLTEバンドは1,3,7の対応、とのこと。ドコモはバンド1,3,19,21,28を使っている(らしい)ので、共通するところは1,3のみ、ということですね。
ネットには東名阪でならOKだけれども、その他の地域、特に山間部では苦しい、かもしれない、ということだった。ネットでは、『中途半端』という評価も散見される。

で、昨日届いたんで、まず最初にUQ mobileのLTEのSIMを突っ込んでみたところ、通信はできなかった。一応SIMはKDDIのもの、という認識はしているらしいし、電話番号の認識もしているのだが、SIMのせいなのか、Bandのせいなのかわからない。まあ、これは今後とも調査してみるということで。
 で、次は楽天SIM200kbpsで試してみた。楽天から買ったので、設定済み、とは聞いていたものの、モバイルネットワークの設定値は2つ存在しておりどちらも通話SIMになっていたのでどちらかなあ、と説明書も読まず悩んでいたが、今回は2つ目のもの(rmobile.jp)が正解らしい。ひとつ目のものは旧設定とのこと。
月額525円でどこまで出来るかやってみたが、いわゆるバースト機能が効いており『えっWi-Fi?』と見間違うくらい案外速い。Speedtest.netで分析したところ、初速で5Mbps以上は出ている。この契約に先立ち、長年連れ添ったIIJmioを解約してしまったが、安いし十分代替になる、という結果である。
 全体の使用感としては、
・ 起動時の楽天ロゴが!!!…。
・ 操作感としてはさくさくってかんじ。ブラウジングは多少引っかかる。
・ iPhoneを真似たホーム画面は最初どうかなって思ったけどなかなかいい感じ。すっきりしていて、基本的なところは押さえている。
・ 楽天のアプリ関係が結構入っているが、ドコモ、auのアプリに比べれば…。まあ、余分という人もいるが、私は使わずに放置。
・ おまけされてたレザーケース(PUか?)は質感はかなり落ちるものの、画面のON/OFFがAndroidには珍しく可能となっている。このレザーケースが変わっていて、覗き窓があってケースを閉じると時計が表示される。また、その時計を指で動かすとメディアプレーヤのようなものに切り替わる。一見カッコイイがおじさんは活用法を見いだせない。むしろ、その覗き窓の部分にホコリが溜まってしまう場合がある。
・ 本体の付属品に画面及び背面のフィルムが付いている。ただ、最初っから工場出荷時の保護フィルムが機体に貼付されているので、これを活かす手もあると思う。皮脂はどちらにしてもつきやすい。
・ バンドをフルに活用できない点については、東海地方に居住しているためあまり気にならない。アンテナピクトは振り切れている。
・ 画面表示もいい線を言ってる。PCサイトを表示させ、ページ幅で表示させたとしても文字は判別可能(なくらい)。
・ 050Plusの回線判定は良好。また、回線テストは若干聞き取りづらいところが出ているが、多分使うには問題ない、と思う。
・ Radikoも200kbpsで流しっぱなしにしたけれども、特段問題はなし。ただし、聴取中にブラウザを使ったりすると音声が途切れる。
・ 当機の海外版は『FM ラジオ』が付いている、という情報もあるが、こいつには付いていなさそうだ。復活させる手段があるならどなたか教えてください。

 最後にこの機種最大の特徴、『ダブルレンズ』について述べたい。
この機種の本体背面に2つレンズが載っているけれども、こいつでとった写真が面白い。
こんな感じである。
背景のコーヒーカップをぼかしてみた。Z4が強調されて渋さが出てきてる。
キーボードの上に万年筆をのせて近接撮影。背景のキーボードにピントがドンピシャ、万年筆は多少ピントはぼけたが、ブログ用に縮小する前はニブの文字が判読可能であった。ぼかし効果が効いて前面が強調された。

人物であれば、そこに一旦ピントを合わせておき、『ワイドアパーチャ』機能で写真を撮れば、背景をぼかした写真を撮れる。これで家族の写真をとってあげたら大受け、である。ちょっと上品な写真が撮れる、ということかな。
上記は、机の近くのモノを撮ってみたが、ダイソーから買ってきた、腕とセンスのない私が撮った万年筆であっても2,000円くらいのものになっているに違いない(笑)。

【追記平成28年1月16日】
Honor6 PLUSだと050Plusの動作に不具合が発生している。
まず、Bluetoothテザリングで050Plusは動作しない。これは Honor6 PLUSだけが悪いわけではなく、050Plus側の仕様により一切動作させないようになっている。これについては動作させるよう個人的には要望を行っている。理解できない仕様である。200kbpsの回線でも動作するのに、なんでそんな制限を行ってしまったんだろう。
また、Honor6だとWi-Fi接続下では050Plusは受信も発信もできないことがわかった。050Plus側が言うにはプログラムの再起動をすれば動くかも、ということだったか、それでも改善しなかった。そもそも動作保証のされた機種ではないとのことで、責任は負えないそうである。

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