2012年8月2日木曜日

再度、内閣不信任案

参院で増税法案採決前に、衆院で不信任案を提出する、という方針が野党の一部で固まったとのこと。野党の一部とは、共産、社民、みんなの党である。これに生活ときづなが相乗りしたことで、提出が可能になったとのことだ。

自民、公明は、増税採決案に「賛成」であるが、不信任案ということになると微妙。普通では当然、不信任案に「賛成票」を投じることになるが、民主党に同調しすごく「増税したい」が、内閣を「信任」するわけにも行かない。またすでに、自民党若手は執行部方針に反対し「三党合意破棄」を迫っている状況である。
谷垣総裁も頭が痛い。小泉進次郎に出て行かれたら、人気のある人いなくなっちゃうもんな。

正直、自民、公明が不信任案に賛成、ということになると、野田内閣及び民主党にとっては、今まで費やした時間、金も相当な痛手である。会派もぎりぎり与党を維持しているような状況に陥れ、選挙で票も減らすことにもなるだろう。野田執行部は数の計算では小沢さんに勝るが、力学的な計算では負ける、と言うべきか。
結果は自民党次第、まだまだおもしろい状況が続く。

造反議員に刺客をたてる、という話が一昨日あったが、民主党はもうそんな力は残されていないだろう。正直、やめた方がよい。民主党がかなり減らすと言われている来るべき衆院選で、最大限勢力を確保するためには、正直小沢さんに頭を下げ、代表は無理にしてももう一度幹事長職を提供するぐらいやらないとダメだな…。

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現時点 8/5 報道だと、自民党が『独自』に不信任案の提出を検討しているとのことである。最初、この意味がわからなかったが、野党(中小7党相乗り)の不信任案では、『消費税増税法案の成立阻止のため不信任案』なので同調できないとのこと。自民党は『提案理由の違う不信任案には同調できない』立場から、『国会運営の遅滞、野田内閣に対する不信感』を理由にするらしい。
しかし、同一の採決になるのは疑いない事実であるので、違う理由による一つの採決になる…かな。衆議院事務局も頭が痛い…。

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