2012年6月26日火曜日

消費増税法案の行方

一昨日、民主造反を『80』と当ブログでは予想したのだが、大手新聞社は『明確な反対を40-50,  棄権、欠席を6-12程度と見ているようだ。総じて50-60程度』としていた。
さて、本日の結果、
ゲンダイ 反対57 棄権欠席19 計76
時事通信社 反対57 棄権欠席16 計73
日刊スポーツ 反対57 棄権欠席15 計72
読売新聞  反対57 棄権欠席16 計73
なぜ違う!(笑)
まあ、結果は私の方が近かった、ということで昨日のブログは削除しなくて済みそうだな。しかし、内閣不信任が本当は見たかったけど。原口さんや小沢鋭さんの棄権には、(半ば予想していたけど)驚いた。

これから参院に法案が送られるけれども、ここで、またもや問題を抱えてしまった。
自民党・岸田国対委員長:「(我々に)協力を要請した民主党から、おわびとしっかりした謝罪があり、造反者に対するけじめをしっかりつけてもらわなければ、とても今後、国会審議には応じられない」
当の小沢親分はまだ離党しないと言っている。執行部は、処分したいが、本当に処分しちゃうと過半数割れを起こすのでなるべく穏便にしたい、というのが本音。しかし、自民党は、処分しろ、と言っている。消費増税をとるか、それともこれからの国会運営をとるか、となる。野田さんはもしかしたら消費増税のみとるかも知れないが、そうなると、もう民主政権(野田政権のみのことではない)は持たないことになる。

はっきり言おう。今回の結果、総選挙になっても民主党も自民党も利するものはない。どう転んでも小沢さんの勝ちである。しかも、離党は視野に入れているが直ちに離党せず、執行部の処分を待つところなど、まさにこのあたりを計算し尽くしている。民主党が小沢派を処分しなければならない状況を作り出して、さらに党内が混乱し分裂するのを待っているかのようだ。

参院での自民党の審議拒否は、たぶん自民党では計算のうちだろう。審議拒否(反対の理由作り。造反議員を民主党は処分しなかったので、審議拒否しました、と言い訳できる)を行い、採決の際反対票を投じれば、野田政権は崩壊する。
また、採決寸前に問責決議を行ってしまえば、その時点で審議は止まってしまう。当然、参院では野党が過半数を占めるので、可決に持って行くには難しいことになる。
もし、自民党が審議に応じたとしても衆院で、きづな+小沢派が不信任を出してしまえば可決した時点で自民党は審議拒否するかも。
さて、このような危機的状況を野田総理はどのように解決するであろうか。野田総理の手腕をじっくり見せてもらうことにしよう。

本日、J-WAVE JAM THE WORLDで『消費税上がると、自殺増えますよ』って言ってたが、それ俺のネタかな…。ネットの拡散ってものすごいな…。権利なんて主張しませんので、拡散希望でよろしく。

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