2012年6月22日金曜日

造反の行方

非常におもしろい状況である。
追い詰められた小沢さんは、手下を集め50人、ほか鳩山グループや中間派からも同士を集めているとか。
民主党を少数野党(過半数割れ)に追い込むためには、54人の同調者が必要とのことで、すでに離党届を書いている同士もいると伝えられている。
政党政治の基本に立ち返れば、『離党』は好ましいことではない。しかし、民主党は『増税』路線を先の総選挙では約束していなかった。野田総理の公約違反は明らかであり、信を問うてから増税すべき話である。

昨日は野田総理は『詰んでいる』とも書いたが、本日多少の動きがあった。増税法案は26日以降の日程で採決されるとか。これは、すでに執行部がまとまらず採決できないことを意味している。もしかして、今国会での採決は見送られるかも知れない。強行採決もできる状況にあるから、遅らせること自体何かがある。

新聞紙上では、野田総理側の『勝利』を伝え、負けた小沢派は『追い出される』運命にあるかのような書き方をしているが、私は全く逆の見方で、今回の勝利者は小沢さんの方だとみた。これから消費税増税を境に一本の法律も成立しないなんていう状況が発生するのである。

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