高校生の頃は、身近にあった音楽は、だいたいニューミュージックと言われるものだった。ギターはいつも弾いていたので、好んでコピーしていたのは、オフコースとかチューリップ、長渕、そしてふきのとうだった。
予備校時代は、いったん音楽を断ち切っていたものの夏が終わる頃、家にあったAIWAのでっかいラジカセCS-75Xを親に電話して送ってもらったりした覚えがある。冬に帰省したときはハーモニカ『メジャーボーイ』を鞄に詰めて横浜に戻ってきたな。
そのラジカセで開局したばかりのFM横浜をよく聴いていた。うーん、たしかFM横浜の試験放送も聴いていたような気がするが、開局が1985年(昭和60年)12月20日なんで、聴いてないかな。秋口には、『ふきのとう』の新しいアルバム『星空のページェント』が発売され、FM横浜の15:00頃からの番組、タイトル名は忘れてしまったが細川俊之氏と香坂みゆきさんがやっていた結婚式場が提供している番組で流れていたっけ。
その中に収録されていた『Time goes by』がとりわけ印象に残っている。この曲を聴くと横浜六角橋商店街の町並みを予備校の行き帰り、とぼとぼ歩いていた自分がよみがえってくる。
♪
自分一人の幸せに
悩み苦しんだわがままな日々
♪
花屋の店先で君が
僕の腕を引き止めたことがあるよね
♪
今だけを走り続けたかった
明日を見つめるのが怖くて
ほほに流れる涙さえ拭いてやれず
あれから
Time Time Time Goes by
♪
さて、予備校のクラスは一応、『一流~二流大学私学』に分類されていたものの、成績不良のため年末に『こんな成績じゃ三流も無理』と机を叩かれたくらい成績は悪かった。一科目だけ政経(正確には現代文も向かうところ敵なしではあったが…)は気を吐いたが、残りの科目は偏差値は至極底辺と言っても良かったので、総合すると人並み以下となってしまった。そんなとき、高校の国語教師の言葉を思い出した。駿台『英文法問題頻出問題精講』の後半部分の英熟語だけ覚えろ。そうすれば、結構受かるぞ…。
もう、受験まで一ヶ月あまり。目の色を変えて語呂合わせしながら覚えてみたら、自分&周囲の予想を覆す結果が転がり込んできた…。
さて、晴れて大学生になったが、音楽をやっていたのは前述の通り。そして夏が終わる頃、地元のFM局を通じてとあるグループのサウンドに注目することとなった。その名は、『岩崎元是&WINDY』。残念ながらヒット曲もさほどなくすぐに活動もやめてしまったので、作品もさほどない。ただ、2枚のアルバムはかなり完成度が高く、こんなサウンドを是非やってみたいものだ…と思わせる作品がちりばめられていた。
一枚目のアルバムはコーラスワークを駆使したナイアガラサウンドを彷彿させる音作り、かと思わせておいて、二枚目では井上鑑による洗練された音作り、コーラス隊は岩崎元是合唱隊(一人でハモり)をはじめとして、やまがたすみこ、伊集加代子などを起用しており驚きの作品群であった。
岩崎氏は現在、作曲家、編曲者としてのご活動をされており、当然これらのアルバムもご自身の作品が主であるのだが、『School Days』では岩崎さんぽくない進行だったので作詞者を見たら吉田美奈子となっていた。今でも私自身かなり好きな曲である。
岩崎さんのボーカル自体は、杉山清貴を少し柔らかくしたような感がある。当時ヒットしたのはオメガトライブだったが、予備知識がなければ聞き分けることができないだろう。しかし、似て非なるもの、杉山清貴を『エレキギター』とするならば、岩崎氏のボーカルは『クラシックギター』くらいの違いがある。
一度聴いてみたい方はYouTubeで『岩崎元是』で検索すれば聴ける。本当は岩﨑元是らしいけど。
さて、その岩崎氏の手により当時の作品群がデジタルリマスターとなって『The all songs of WINDY 』というタイトルで発売された(from SOUTH AVENUE はデジタルマスタリングだったような気が…、不確か)。未入手のシングル目当てに是非購入したいと思うが、在庫がなくて…。
2012年7月1日日曜日
F-12C電池持続時間 IIJmio
F-12Cの電池持続時間にご質問があったので、土日暇だったのでテストしてみた。
結構意外なことがわかったので独立して掲載することにしました。
テストA
【前提条件】
アカウントと同期の設定 → バックグラウンドデータの設定 ON (ピクト表示緑色です 電池消費大)
メール NTTドコモ CommuniCase(ひどすぎると評判の…) IMAPアイドル受信をON (電池消費大)
電池アプリ(eco モード for Android)導入済み
また、一切F-12Cは使わない状況。ただし1時間に1回、電池の残量を見るのに数秒画面をONにする程度は行った。
3GをON、Wi-FiはOFF。
【試験結果】
午前8:00にほとんど満充電(99%)から実施。
9:00には90%(10%減)
以下、1時間ごとにほぼ10%ごと減っていく状況。
13時(5時間後)、ほぼ半分に。
16時(8時間後)、20%を切った(『充電してください』表示確認)。
17時(9時間後)、10%を切る。再充電開始。
この結果で行くと、18時頃(10時間後)に電源が切れることになりますね。
テストB
今度は050Plusや同期、メールのアイドル受信を切った上でやってみました。
【前提条件】
050Plus 常駐させない
アカウントと同期の設定 → バックグラウンドデータの設定 OFF (ピクト表示灰色です 電池消費小)
メール NTTドコモ CommuniCase IMAPアイドル受信をOFF (電池消費小)
また、一切F-12Cは使わない状況。ただし1時間に1回、電池の残量を見るのに数秒画面をONにする程度は行った。
3GをON、Wi-FiはOFF。
【試験結果】
午前9:03に満充電(100%)から実施。
11:05の時点でさほどバッテリーの消費は認められない(99%)。この状態であれば全然減らない(4-5日もってしまう計算なのでテスト中止)。何も通信しないとすっげえ持つんだなこの機種。
テストC
引き続いて050Plusを立ち上げてどれだけバッテリーを消費するのかテスト
【前提条件】
050Plus 常駐させる(待ち受け)
アカウントと同期の設定 → バックグラウンドデータの設定 OFF (ピクト表示灰色です 電池消費小)
メール NTTドコモ CommuniCase IMAPアイドル受信をOFF (電池消費小)
また、一切F-12Cは使わない状況。ただし1時間に1回、電池の残量を見るのに数秒画面をONにする程度は行った。
3GをON、Wi-FiはOFF。
【試験結果】
午前11:05にほぼ満充電(99%)から実施。
13:05 残り97%(テスト中止)
減りは少し早くなったけれども050Plus はバッテリー浪費の原因ではなさそう。
テストD
引き続いて050Plusを立ち上げて、『メール』アプリIMAP10分ごと受信でどれだけ消費するかテスト
【前提条件】
050Plus 常駐させる(待ち受け)
アカウントと同期の設定 → バックグラウンドデータの設定 OFF (ピクト表示灰色です 電池消費小)
メール NTTドコモ メール IMAP 10分おき受信 (電池消費小)
また、一切F-12Cは使わない状況。ただし1時間に1回、電池の残量を見るのに数秒画面をONにする程度は行った。
3GをON、Wi-FiはOFF。
【試験結果】
13:05にほぼ満充電(97%)から実施。
18:05に75%残。
【まとめ】
結局、当方の環境ではCommuniCase IMAPアイドル受信が異常に電池を消費しているのがわかった。k-9の時も大差なかったような気がするんで、アイドル受信自体がよくないかも。テスト結果では、アイドル受信でなくてもG3+IMAPメール受信が想像以上に電力を消費する、ということもわかった。とりあえず、テストAに比べれば倍以上長く持ちそうな設定。
Excelでテキトーにグラフを作成しましたので、参考にしてください。
結構意外なことがわかったので独立して掲載することにしました。
テストA
【前提条件】
アカウントと同期の設定 → バックグラウンドデータの設定 ON (ピクト表示緑色です 電池消費大)
メール NTTドコモ CommuniCase(ひどすぎると評判の…) IMAPアイドル受信をON (電池消費大)
電池アプリ(eco モード for Android)導入済み
また、一切F-12Cは使わない状況。ただし1時間に1回、電池の残量を見るのに数秒画面をONにする程度は行った。
3GをON、Wi-FiはOFF。
【試験結果】
午前8:00にほとんど満充電(99%)から実施。
9:00には90%(10%減)
以下、1時間ごとにほぼ10%ごと減っていく状況。
13時(5時間後)、ほぼ半分に。
16時(8時間後)、20%を切った(『充電してください』表示確認)。
17時(9時間後)、10%を切る。再充電開始。
この結果で行くと、18時頃(10時間後)に電源が切れることになりますね。
テストB
今度は050Plusや同期、メールのアイドル受信を切った上でやってみました。
【前提条件】
050Plus 常駐させない
アカウントと同期の設定 → バックグラウンドデータの設定 OFF (ピクト表示灰色です 電池消費小)
メール NTTドコモ CommuniCase IMAPアイドル受信をOFF (電池消費小)
また、一切F-12Cは使わない状況。ただし1時間に1回、電池の残量を見るのに数秒画面をONにする程度は行った。
3GをON、Wi-FiはOFF。
【試験結果】
午前9:03に満充電(100%)から実施。
11:05の時点でさほどバッテリーの消費は認められない(99%)。この状態であれば全然減らない(4-5日もってしまう計算なのでテスト中止)。何も通信しないとすっげえ持つんだなこの機種。
テストC
引き続いて050Plusを立ち上げてどれだけバッテリーを消費するのかテスト
【前提条件】
050Plus 常駐させる(待ち受け)
アカウントと同期の設定 → バックグラウンドデータの設定 OFF (ピクト表示灰色です 電池消費小)
メール NTTドコモ CommuniCase IMAPアイドル受信をOFF (電池消費小)
また、一切F-12Cは使わない状況。ただし1時間に1回、電池の残量を見るのに数秒画面をONにする程度は行った。
3GをON、Wi-FiはOFF。
【試験結果】
午前11:05にほぼ満充電(99%)から実施。
13:05 残り97%(テスト中止)
減りは少し早くなったけれども050Plus はバッテリー浪費の原因ではなさそう。
テストD
引き続いて050Plusを立ち上げて、『メール』アプリIMAP10分ごと受信でどれだけ消費するかテスト
【前提条件】
050Plus 常駐させる(待ち受け)
アカウントと同期の設定 → バックグラウンドデータの設定 OFF (ピクト表示灰色です 電池消費小)
メール NTTドコモ メール IMAP 10分おき受信 (電池消費小)
また、一切F-12Cは使わない状況。ただし1時間に1回、電池の残量を見るのに数秒画面をONにする程度は行った。
3GをON、Wi-FiはOFF。
【試験結果】
13:05にほぼ満充電(97%)から実施。
18:05に75%残。
【まとめ】
結局、当方の環境ではCommuniCase IMAPアイドル受信が異常に電池を消費しているのがわかった。k-9の時も大差なかったような気がするんで、アイドル受信自体がよくないかも。テスト結果では、アイドル受信でなくてもG3+IMAPメール受信が想像以上に電力を消費する、ということもわかった。とりあえず、テストAに比べれば倍以上長く持ちそうな設定。
Excelでテキトーにグラフを作成しましたので、参考にしてください。
2012年6月26日火曜日
消費増税法案の行方
一昨日、民主造反を『80』と当ブログでは予想したのだが、大手新聞社は『明確な反対を40-50, 棄権、欠席を6-12程度と見ているようだ。総じて50-60程度』としていた。
さて、本日の結果、
ゲンダイ 反対57 棄権欠席19 計76
時事通信社 反対57 棄権欠席16 計73
日刊スポーツ 反対57 棄権欠席15 計72
読売新聞 反対57 棄権欠席16 計73
なぜ違う!(笑)
まあ、結果は私の方が近かった、ということで昨日のブログは削除しなくて済みそうだな。しかし、内閣不信任が本当は見たかったけど。原口さんや小沢鋭さんの棄権には、(半ば予想していたけど)驚いた。
これから参院に法案が送られるけれども、ここで、またもや問題を抱えてしまった。
自民党・岸田国対委員長:「(我々に)協力を要請した民主党から、おわびとしっかりした謝罪があり、造反者に対するけじめをしっかりつけてもらわなければ、とても今後、国会審議には応じられない」
当の小沢親分はまだ離党しないと言っている。執行部は、処分したいが、本当に処分しちゃうと過半数割れを起こすのでなるべく穏便にしたい、というのが本音。しかし、自民党は、処分しろ、と言っている。消費増税をとるか、それともこれからの国会運営をとるか、となる。野田さんはもしかしたら消費増税のみとるかも知れないが、そうなると、もう民主政権(野田政権のみのことではない)は持たないことになる。
はっきり言おう。今回の結果、総選挙になっても民主党も自民党も利するものはない。どう転んでも小沢さんの勝ちである。しかも、離党は視野に入れているが直ちに離党せず、執行部の処分を待つところなど、まさにこのあたりを計算し尽くしている。民主党が小沢派を処分しなければならない状況を作り出して、さらに党内が混乱し分裂するのを待っているかのようだ。
参院での自民党の審議拒否は、たぶん自民党では計算のうちだろう。審議拒否(反対の理由作り。造反議員を民主党は処分しなかったので、審議拒否しました、と言い訳できる)を行い、採決の際反対票を投じれば、野田政権は崩壊する。
また、採決寸前に問責決議を行ってしまえば、その時点で審議は止まってしまう。当然、参院では野党が過半数を占めるので、可決に持って行くには難しいことになる。
もし、自民党が審議に応じたとしても衆院で、きづな+小沢派が不信任を出してしまえば可決した時点で自民党は審議拒否するかも。
さて、このような危機的状況を野田総理はどのように解決するであろうか。野田総理の手腕をじっくり見せてもらうことにしよう。
本日、J-WAVE JAM THE WORLDで『消費税上がると、自殺増えますよ』って言ってたが、それ俺のネタかな…。ネットの拡散ってものすごいな…。権利なんて主張しませんので、拡散希望でよろしく。
さて、本日の結果、
ゲンダイ 反対57 棄権欠席19 計76
時事通信社 反対57 棄権欠席16 計73
日刊スポーツ 反対57 棄権欠席15 計72
読売新聞 反対57 棄権欠席16 計73
なぜ違う!(笑)
まあ、結果は私の方が近かった、ということで昨日のブログは削除しなくて済みそうだな。しかし、内閣不信任が本当は見たかったけど。原口さんや小沢鋭さんの棄権には、(半ば予想していたけど)驚いた。
これから参院に法案が送られるけれども、ここで、またもや問題を抱えてしまった。
自民党・岸田国対委員長:「(我々に)協力を要請した民主党から、おわびとしっかりした謝罪があり、造反者に対するけじめをしっかりつけてもらわなければ、とても今後、国会審議には応じられない」
当の小沢親分はまだ離党しないと言っている。執行部は、処分したいが、本当に処分しちゃうと過半数割れを起こすのでなるべく穏便にしたい、というのが本音。しかし、自民党は、処分しろ、と言っている。消費増税をとるか、それともこれからの国会運営をとるか、となる。野田さんはもしかしたら消費増税のみとるかも知れないが、そうなると、もう民主政権(野田政権のみのことではない)は持たないことになる。
はっきり言おう。今回の結果、総選挙になっても民主党も自民党も利するものはない。どう転んでも小沢さんの勝ちである。しかも、離党は視野に入れているが直ちに離党せず、執行部の処分を待つところなど、まさにこのあたりを計算し尽くしている。民主党が小沢派を処分しなければならない状況を作り出して、さらに党内が混乱し分裂するのを待っているかのようだ。
参院での自民党の審議拒否は、たぶん自民党では計算のうちだろう。審議拒否(反対の理由作り。造反議員を民主党は処分しなかったので、審議拒否しました、と言い訳できる)を行い、採決の際反対票を投じれば、野田政権は崩壊する。
また、採決寸前に問責決議を行ってしまえば、その時点で審議は止まってしまう。当然、参院では野党が過半数を占めるので、可決に持って行くには難しいことになる。
もし、自民党が審議に応じたとしても衆院で、きづな+小沢派が不信任を出してしまえば可決した時点で自民党は審議拒否するかも。
さて、このような危機的状況を野田総理はどのように解決するであろうか。野田総理の手腕をじっくり見せてもらうことにしよう。
本日、J-WAVE JAM THE WORLDで『消費税上がると、自殺増えますよ』って言ってたが、それ俺のネタかな…。ネットの拡散ってものすごいな…。権利なんて主張しませんので、拡散希望でよろしく。
2012年6月24日日曜日
消費税反対の票読み
今夜の文化放送で田原総一郎氏が『どんどん増えるよ』って言ってたので、当方も調子づいて票読みを直感的にやってみた。
大手の正当な新聞社は、明確な反対を40-50, 棄権、欠席を6-12程度と見ているようだ。総じて50-60程度であるが、私はご祝儀でそれに20上乗せ。80で予想。小沢氏地崩れ的『勝利』。
当ブログでは、その前に不信任案が…っていう見方もしているけれども。
まあ、明日の午後あたり内閣総辞職、消費増税三党合意撤回、が見られるかも知れないけど。俺がもし総理なら、さんざんネジを巻いた財務官僚を呼びつけて怒鳴りまくってるところだな。おまえのせいでクビになったと。
外れたら、ここの書き込み削除ね(笑)。
大手の正当な新聞社は、明確な反対を40-50, 棄権、欠席を6-12程度と見ているようだ。総じて50-60程度であるが、私はご祝儀でそれに20上乗せ。80で予想。小沢氏地崩れ的『勝利』。
当ブログでは、その前に不信任案が…っていう見方もしているけれども。
まあ、明日の午後あたり内閣総辞職、消費増税三党合意撤回、が見られるかも知れないけど。俺がもし総理なら、さんざんネジを巻いた財務官僚を呼びつけて怒鳴りまくってるところだな。おまえのせいでクビになったと。
外れたら、ここの書き込み削除ね(笑)。
2012年6月23日土曜日
小沢グループからの内閣不信任案
やっと、報道で出てきた。このブログでは、効果的な戦術として、小沢グループが採用する可能性がある、としたが、各報道はやっと気づき始めたらしい(笑)。
消費増税をつぶすことが今回目的だが、それはもはや小沢グループではできない。その時点では小沢氏は確実に負けであったが、造反を匂わせ、同調者を募り、その結果54名の造反者を確保する。で、消費増税採決前に前もって不信任案を動議し、可決ともなれば今国会はとりあえずおしまいである。結局何も決められず、党を消滅させる危機を作り出してしまった野田総理のみが悪者に仕立てあげられてしまう。だから、野田総理はすでに『詰み』の状態なのである。『三党合意は画期的』(岡田さん)などと言っている場合ではない。こういった取引は政権をつぶすんだな…。きっと。
前回の不信任騒ぎでは、共産党に欠席されてしまった。今回、小沢さんは共産党に頭を下げに行くに違いない。
組織の中で首相を支えるというのも当たり前である。しかし、首相が『暴走』し止められないとき、抗議し離党する。新しい政党を目指す、ということも大変結構でロマンある話ではないか。また、民主党は次の総選挙はかなり票を減らす運命にある。沈没する船から逃げ出すのは当たり前の話である。
以前、小沢さんは自民党を出て行ったが、そのときは小選挙区制の実施を目前に控え、言わば選挙対策のためと党内抗争の敗北による離党であった。また、鳩山さんの離党も同時期で政策的な離党ではない。今回のような一政策を巡る論点から対立したわけではないので、今回の争点は非常にわかりやすい。
さて、国民の目はどうか。前回選挙の時、民主党マニフェストに『騙され』、投票した人が多い。でも、衆議院の任期は4年である。まだ、できないことが決まったわけではない。あのときのマニフェストが『荒唐無稽』であって国民を欺く結果になったことは、国民が次の総選挙で判断すればよい。逆に任期3年目に『自公』と談合した政治を目の当たりにしたことは、正直、民主ダメ、自民ダメ、公明ダメという印象を強くしてしまった。しかも、その論点はあの消費税である。そんなことやっちゃダメだろ。
少なくとも、国民の過半数は反消費税に世論形成がなされている中で、小沢グループはいま国民の注視をもろ受けている。
確かに、社会的地位、名誉のある人、会社の上層部は消費税の増税に賛成するだろう。石原都知事も、社会保障の費用をどうするか、小沢グループの造反の動きを『私利私欲、我欲、保身だと世間は眺めている。勝手にやれ、という感じだ』、と切り捨てている(6/23産経朝刊)。しかし、子育て真っ最中の世代は、とにかくお金がないのだ。給料も減らされている中、夕飯が1週間のうち4日がカレーであった。子育てが終われば若干増税でもいいけれども、そういった税制は消費税ではとることができない。そこで、現行税制を見直し、消費税導入前の直接税を重視、これにより政府の経済統制(景気の自動調整装置)を強めようという拙論を当ブログで展開させていただいている。だからタイトルも『逆流』なんだな(笑)。
今朝の産経一面には、消費増税反対に向けて奮闘努力する小沢グループ、そして不信任案提出となった場合についての、複雑な思惑(特に自民党)についての記事が載せられていた。当ブログが一週間前に指摘したことがやっと記事にされたということで特に解説しないが、なかなかうまく書けているのではないか。小沢さんが『民自公』と裏取引せず、消費増税反対の目標に純粋に突き進むならば、不信任案提出で勝負をかけてくる可能性は高い、と見ている。また、それが可決する可能性も非常に高い状況である。しかし、自民党が野田さんに信任票を入れるようなことになれば、『民主、自民の合併』くらいのあり得ないインパクトがあるし、その可能性もないわけではないが限りなく低い。
野田さんがこのまま総理大臣をやり民主党が割れずに済む方法が一つだけ残っている。これは、『消費増税』を廃案にすること。小沢氏VS.官邸。どちらに勢いがあるか。私は小沢さんと見ている。民主はそろそろ小沢さんのいうことを聞かないと…。
26日はかなり楽しめそうだ…。
* 時事通信などは『民主、自民、公明3党の修正合意により、消費増税法案の衆院可決は間違いない。』と述べているが、さてどうか。小沢系議員が捨て身で不信任の戦術に打って出る可能性は高い。どうせ活躍しないまま総選挙になれば苦戦が予想されるし、『反増税新党』なら国民の人気を一身に受けることにもつながるからだ。
消費増税をつぶすことが今回目的だが、それはもはや小沢グループではできない。その時点では小沢氏は確実に負けであったが、造反を匂わせ、同調者を募り、その結果54名の造反者を確保する。で、消費増税採決前に前もって不信任案を動議し、可決ともなれば今国会はとりあえずおしまいである。結局何も決められず、党を消滅させる危機を作り出してしまった野田総理のみが悪者に仕立てあげられてしまう。だから、野田総理はすでに『詰み』の状態なのである。『三党合意は画期的』(岡田さん)などと言っている場合ではない。こういった取引は政権をつぶすんだな…。きっと。
前回の不信任騒ぎでは、共産党に欠席されてしまった。今回、小沢さんは共産党に頭を下げに行くに違いない。
組織の中で首相を支えるというのも当たり前である。しかし、首相が『暴走』し止められないとき、抗議し離党する。新しい政党を目指す、ということも大変結構でロマンある話ではないか。また、民主党は次の総選挙はかなり票を減らす運命にある。沈没する船から逃げ出すのは当たり前の話である。
以前、小沢さんは自民党を出て行ったが、そのときは小選挙区制の実施を目前に控え、言わば選挙対策のためと党内抗争の敗北による離党であった。また、鳩山さんの離党も同時期で政策的な離党ではない。今回のような一政策を巡る論点から対立したわけではないので、今回の争点は非常にわかりやすい。
さて、国民の目はどうか。前回選挙の時、民主党マニフェストに『騙され』、投票した人が多い。でも、衆議院の任期は4年である。まだ、できないことが決まったわけではない。あのときのマニフェストが『荒唐無稽』であって国民を欺く結果になったことは、国民が次の総選挙で判断すればよい。逆に任期3年目に『自公』と談合した政治を目の当たりにしたことは、正直、民主ダメ、自民ダメ、公明ダメという印象を強くしてしまった。しかも、その論点はあの消費税である。そんなことやっちゃダメだろ。
少なくとも、国民の過半数は反消費税に世論形成がなされている中で、小沢グループはいま国民の注視をもろ受けている。
確かに、社会的地位、名誉のある人、会社の上層部は消費税の増税に賛成するだろう。石原都知事も、社会保障の費用をどうするか、小沢グループの造反の動きを『私利私欲、我欲、保身だと世間は眺めている。勝手にやれ、という感じだ』、と切り捨てている(6/23産経朝刊)。しかし、子育て真っ最中の世代は、とにかくお金がないのだ。給料も減らされている中、夕飯が1週間のうち4日がカレーであった。子育てが終われば若干増税でもいいけれども、そういった税制は消費税ではとることができない。そこで、現行税制を見直し、消費税導入前の直接税を重視、これにより政府の経済統制(景気の自動調整装置)を強めようという拙論を当ブログで展開させていただいている。だからタイトルも『逆流』なんだな(笑)。
今朝の産経一面には、消費増税反対に向けて奮闘努力する小沢グループ、そして不信任案提出となった場合についての、複雑な思惑(特に自民党)についての記事が載せられていた。当ブログが一週間前に指摘したことがやっと記事にされたということで特に解説しないが、なかなかうまく書けているのではないか。小沢さんが『民自公』と裏取引せず、消費増税反対の目標に純粋に突き進むならば、不信任案提出で勝負をかけてくる可能性は高い、と見ている。また、それが可決する可能性も非常に高い状況である。しかし、自民党が野田さんに信任票を入れるようなことになれば、『民主、自民の合併』くらいのあり得ないインパクトがあるし、その可能性もないわけではないが限りなく低い。
野田さんがこのまま総理大臣をやり民主党が割れずに済む方法が一つだけ残っている。これは、『消費増税』を廃案にすること。小沢氏VS.官邸。どちらに勢いがあるか。私は小沢さんと見ている。民主はそろそろ小沢さんのいうことを聞かないと…。
26日はかなり楽しめそうだ…。
* 時事通信などは『民主、自民、公明3党の修正合意により、消費増税法案の衆院可決は間違いない。』と述べているが、さてどうか。小沢系議員が捨て身で不信任の戦術に打って出る可能性は高い。どうせ活躍しないまま総選挙になれば苦戦が予想されるし、『反増税新党』なら国民の人気を一身に受けることにもつながるからだ。
2012年6月22日金曜日
造反の行方
非常におもしろい状況である。
追い詰められた小沢さんは、手下を集め50人、ほか鳩山グループや中間派からも同士を集めているとか。
民主党を少数野党(過半数割れ)に追い込むためには、54人の同調者が必要とのことで、すでに離党届を書いている同士もいると伝えられている。
政党政治の基本に立ち返れば、『離党』は好ましいことではない。しかし、民主党は『増税』路線を先の総選挙では約束していなかった。野田総理の公約違反は明らかであり、信を問うてから増税すべき話である。
昨日は野田総理は『詰んでいる』とも書いたが、本日多少の動きがあった。増税法案は26日以降の日程で採決されるとか。これは、すでに執行部がまとまらず採決できないことを意味している。もしかして、今国会での採決は見送られるかも知れない。強行採決もできる状況にあるから、遅らせること自体何かがある。
新聞紙上では、野田総理側の『勝利』を伝え、負けた小沢派は『追い出される』運命にあるかのような書き方をしているが、私は全く逆の見方で、今回の勝利者は小沢さんの方だとみた。これから消費税増税を境に一本の法律も成立しないなんていう状況が発生するのである。
追い詰められた小沢さんは、手下を集め50人、ほか鳩山グループや中間派からも同士を集めているとか。
民主党を少数野党(過半数割れ)に追い込むためには、54人の同調者が必要とのことで、すでに離党届を書いている同士もいると伝えられている。
政党政治の基本に立ち返れば、『離党』は好ましいことではない。しかし、民主党は『増税』路線を先の総選挙では約束していなかった。野田総理の公約違反は明らかであり、信を問うてから増税すべき話である。
昨日は野田総理は『詰んでいる』とも書いたが、本日多少の動きがあった。増税法案は26日以降の日程で採決されるとか。これは、すでに執行部がまとまらず採決できないことを意味している。もしかして、今国会での採決は見送られるかも知れない。強行採決もできる状況にあるから、遅らせること自体何かがある。
新聞紙上では、野田総理側の『勝利』を伝え、負けた小沢派は『追い出される』運命にあるかのような書き方をしているが、私は全く逆の見方で、今回の勝利者は小沢さんの方だとみた。これから消費税増税を境に一本の法律も成立しないなんていう状況が発生するのである。
2012年6月21日木曜日
造反の票読み
本日、民主党内で『懇親会』なるものが開かれ、また紛糾したそうである。当初、明日(21日)の採決予定だったが、どうもこの日程では採決は無理ってなわけで、22日以降にずれ込む、とのことである。
さて、こいつの造反票であるが、民主党内もあきらめ気味らしい。60票を超えるかも、ということであるが、これで造反処分となると確実に過半数割れとなってしまうそうだ。
この事実をもって、今後の国会運営を予測してみた。
1. 消費増税法案採決をあきらめる。→ 不信任案は否決。
2. 明後日以降、採決して参議院に送られるが、小沢派造反により、民主党分裂。その後の法案審議、採決もたち行かなくなり、参議院で消費増税は廃案。内閣総辞職もしくは衆院解散。
3. 明後日以降、採決しようとするが、しびれを切らした自民党に不信任案を提出される。小沢派の造反により、成立、内閣総辞職もしくは衆院解散。
4. 明後日以降、採決しようとするが、法案に対し死ぬ気で対応している小沢系議員に絶妙なタイミングで不信任案を提出される。野党と小沢派の賛成多数により、内閣総辞職もしくは衆院解散。
5. 明後日以降、採決して参議院に送られるが、小沢派造反により、民主党分裂。参議院で消費増税までは成立するが、その他の法案審議、採決は一切なされず、内閣総辞職もしくは衆院解散。
素人的に考えると、このくらいか。消費増税を通すことは民主党にとって痛手が大きいんだろうな。将棋で言えば、すでに詰んでるじゃあないか。もう政権自体、長くない。自民党もうまくやったな。さすがである。
小沢派の方々には、分裂覚悟でとことんかき混ぜてもらいたい。
さて、消費税率と自殺率が関連するみたい、と、このブログの冒頭に書いたのだが(2010年8月29日日曜日 『消費税と失業率の奇妙な関連 』)、そもそもこの説はそれよりも1年以上も前に『Just BLOG』上で発表させていただいたものである。昨日調べてたら当時はそんなこというやつはいなかったので、いろいろ調べて書かせていただいたのだが、現在は結構この切り口がずいぶん多くなった。みんな俺の学説パクリやがって、と一瞬思ったが、もっと調べてみたら橋本元総理は気づいてたみたいね。ただ、多くなる傾向はあるものの、立証できる科学的な論文がなく未だに認められていない学説であることは確かである。ま、みんなに認められる学説を披露できるなら、公務員なんてやっちゃあいないけれども…。
さて、こいつの造反票であるが、民主党内もあきらめ気味らしい。60票を超えるかも、ということであるが、これで造反処分となると確実に過半数割れとなってしまうそうだ。
この事実をもって、今後の国会運営を予測してみた。
1. 消費増税法案採決をあきらめる。→ 不信任案は否決。
2. 明後日以降、採決して参議院に送られるが、小沢派造反により、民主党分裂。その後の法案審議、採決もたち行かなくなり、参議院で消費増税は廃案。内閣総辞職もしくは衆院解散。
3. 明後日以降、採決しようとするが、しびれを切らした自民党に不信任案を提出される。小沢派の造反により、成立、内閣総辞職もしくは衆院解散。
4. 明後日以降、採決しようとするが、法案に対し死ぬ気で対応している小沢系議員に絶妙なタイミングで不信任案を提出される。野党と小沢派の賛成多数により、内閣総辞職もしくは衆院解散。
5. 明後日以降、採決して参議院に送られるが、小沢派造反により、民主党分裂。参議院で消費増税までは成立するが、その他の法案審議、採決は一切なされず、内閣総辞職もしくは衆院解散。
素人的に考えると、このくらいか。消費増税を通すことは民主党にとって痛手が大きいんだろうな。将棋で言えば、すでに詰んでるじゃあないか。もう政権自体、長くない。自民党もうまくやったな。さすがである。
小沢派の方々には、分裂覚悟でとことんかき混ぜてもらいたい。
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さて、消費税率と自殺率が関連するみたい、と、このブログの冒頭に書いたのだが(2010年8月29日日曜日 『消費税と失業率の奇妙な関連 』)、そもそもこの説はそれよりも1年以上も前に『Just BLOG』上で発表させていただいたものである。昨日調べてたら当時はそんなこというやつはいなかったので、いろいろ調べて書かせていただいたのだが、現在は結構この切り口がずいぶん多くなった。みんな俺の学説パクリやがって、と一瞬思ったが、もっと調べてみたら橋本元総理は気づいてたみたいね。ただ、多くなる傾向はあるものの、立証できる科学的な論文がなく未だに認められていない学説であることは確かである。ま、みんなに認められる学説を披露できるなら、公務員なんてやっちゃあいないけれども…。
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