2012年10月6日土曜日

KDDIはツーカーブランドを復活せよ(笑)

au is01の更新月になった。できるなら、ガラケーに機種変更してメール(家族にはau電話)のみ使いたい、という計画を立て、参考までに見学をしてこようと思い立った。
印象に残ったのは、ウィルコムの営業さんと話をしてきたことである。といっても、しっかりとした若い女性であったが。
『いま何台お持ちですか。』と聞かれたので、『いっぱい持ってる』と答えたのだが、連休中『この機種がおすすめです。』という。
何かと思ったら、SOCIUSという機種がなんと基本料金(新・ウィルコム定額プラン1,450円)が3年間無料だという。そして、無料の条件として、だれとでも定額への加入が条件という。当然、機器代金は0円である。なかなか良い商売をしている、と思ったのだが、その場での契約はやめてきた。
最大の理由としては、やはりソフトバンクとのインフラ共有によるところが大きい。ウィルコムは結局XGPを持てあまし、ソフトバンクはXGPを欲しがった。XGPをソフトバンクに売るために、そして総務省の目を欺くためには、『計画倒産』しか無かったのだと私は思っている。心情的に孫さんには投機的なキャラクターでありユーザーを煽る傾向があり、でも実は『違う』ところが多々あるため、金を払いたくない、と言ってきた。決してソフトバンク携帯は安くない。

次に行ったPCショップでは、懇切丁寧にauの機種変更について説明をしてくれた。こちらも若い女性であったが。auは著しく機種変更は不利で、客の中にはdocomo, auの2台持ちで、時期が来れば、それぞれMNPでキャリアを入れ替える、ということをやっている人もいるそうだ。その方が機器代金が浮いて得になるんだとか。

昔は、販促金というのがあって、安く端末を出せばキャリアから結構な補助金が販売店に対して交付されてたそうだ。だから、新規は当然安かったのだが、機器変更もそんなに悩まないで買えた。しかし、これはどこかのバカ新聞に投書したバカ野郎がいて、各社キャリアはこの制度を取りやめてしまい、割賦販売方式に改めた。だから現在は、機器代金は高いのである。しかも、各キャリアはパケを収益源と見込めるスマホに移行を図っているためもある。ただ、この割賦金相当の金額をキャリアはユーザーに対して還元する場合(ウィルコムのW-Value Select、docomoの月々サポートとか)もあるが、機種変更はあまりその恩恵を受けられない。バカ野郎の投書がまじめにキャリアに貢献しているお得意様に不利になる制度を作り出したのはどうしてか。特に古くからのユーザが損をする料金体系になってしまっている。MNPの制度化もそれに拍車をかけてしまった。二つの制度もゆがみを是正しようとしたら、逆に別のところがゆがんでしまったように見受けられる。

私は、何度も書いているが古くからのTu-Kaユーザであった。10年を超える期間、Tu-Kaと契約し、最後の2年間は期間が継続したauのユーザであった。auの携帯を持たされたときにびっくりしたことがある。
1 基本料金が実に高い。実にツーカー時代の5倍と言って良い。
2 その代わり、メール処理がすっげえ速い。3Gだから当たり前なんだろうけど。
3 エリアはTu-Kaと変わらねえな…。
4 継続利用の割引率が低すぎ…。
Tu-Ka時代は何しろ電話は使わないユーザであった。いや、メールもない時代から携帯電話は持っていたのだが、電話としてはあまり使ったことがない。なので、ツーカイプラン(1,300円)に2年後くらいに契約変更した覚えがある。それから、ツーカイプランの無料通話付『フリートークプチ』に契約変更した。で、そのままツーカーを10年継続利用したらなんと基本料は、半額くらいになっていた。auは5年で15%の割引でしかない。まあ、最初っから半額に割り引いてる、という契約ではあるけれども。でも、機種変更が高ければ、賢いユーザは転出するだろ。普通。

今は、auになってしまった古き良きツーカー*であるが、ここでKDDIに提案したい。案外、ユーザーはツーカーのような携帯を待っているかも知れない。
1 携帯でネットは128kで十分。特に見ないし…(帯域制限をする)。1日100MB程度の利用制限を設ける。ツーカーユーザーに使い放題は似合わない…。
2 通話は月に何回もしないし、月合計で10分もしないので、通話料金は別に高くて良い(フリートークプチは30秒30円くらいだったかな…)。
3 メールは通話の10倍くらいはやる→無料通話部分(フリートークプチは400円分)でカバーできれば良い。
4 ゲームはやらない。
5 後期ツーカーにとっては不利だった、音楽(メディアプレーヤー)、テレビ機能、FMラジオは本当は搭載してもらいたい…。Tu-Ka by KDDI時代、実にauユーザーが羨ましかった覚えがある。それ以外は特にいらない。
こんな端末、サービスを1,000円/月くらいで提供したら持つだろうな。で、長期ユーザには当然割引率を高くする。
で、端末筐体には、Tu-Kaの文字が。スマホの高機能はいらない。まるで現在のWillcom端末のようなイメージである。スマホ全盛の時代なかなか『ガラケー』は作ってもらえないだろうが、ここは株主の京セラ端末の改造で。
特に、機種変更については、ポイントを使用して既存ユーザには高くても一括3,000-5,000円程度での変更ができなければいけない。

で、スマホをIIJで使用している私は、ガンガンメール(ガラケーのプランEシンプル)のみ使いたいがために、中古W63SA(SANYO製FM/ワンセグ/ICレコーダー付)の購入手続きをとったのであった…。ただし、まだ月末まで解約の余地はある…。

* ツーカーとはここでは、関東、東海、関西で展開されていた、ツーカーセルラー東京、ツーカーセルラー東海(日産、DDI、京セラ)、ツーカーホン関西(日産)のことをいう。その他の地域でもツーカーと呼ばれている会社があったが、こちらはデジタルツーカーであり、日本テレコム+日産連合軍により設立されている。どちらも、ローミング提携先であったが、デジタルツーカーは、数々の変遷を経てソフトバンクモバイルと名称を変え、ツーカーはKDDIへと吸収された。
今の状況を考えると、KDDIは多分会社の整理、存続で大きな誤りを2つしてしまった。
① DDIポケットを売ってしまったこと。結局、変遷を経て現在はSB配下じゃないか。
② ツーカーのブランドを廃したこと。ツーカーユーザーはおそらくau継続はしたものの、料金の高さに辟易して他社転出の道を歩んだに違いない。私もいったんウィルコムに新規契約したし、周りの人もすでにTu-Ka→auはいなくなったんじゃないかな
ソフトバンクはウィルコム、イーモバイルの存続を明言している。キャリアの統合はお客さんに逃げられることにつながるので、残す、という側面もあるだろう。まるで、KDDIの失敗を学習しているかのように見える。

0 件のコメント:

コメントを投稿