2013年2月5日火曜日

Vine Linux 5.2でATOK for Linux は使えるのか?

かなり昔に買った『一太郎 for Linux』の中身で、『一太郎』は特定のWine環境のJWDにより動作するため、しばらくしてから動かなくなってしまったようだ。反面、ATOKの方は広範なディストリビューションかつ最近のバージョン、たとえばCentOSであれば5.xまで(正確にはcompat-libstdc++-33までは)動作するようだ。
今回挑戦したのは『Vine Linux 5.2』である。ジャストさんのこのバージョンは概してインストールは難しい。その山を乗り越えて完全動作するまでの記録を書いておく。といっても実力不足であり、あまり参考にならないかもしれない。試行錯誤しすぎて記憶が曖昧だし。

まず、コンソールでgtk.immodulesのエイリアスを作成しておく。これをやらないとセットアップさえやらせてもらえない。
# ln -s /etc/gtk-2.0/i386/gtk.immodules /etc/gtk-2.0/gtk.immodules

次に、フェールセーフに入って、
動作保証されたディストリビューションと同様に普通にセットアップする。
#./setupatok

念のため、『システム』→『システム管理』→『サービス』で『ATOKX2』を起動させておく。

で、パネルメニューの『システム』→『設定』→『ユーザ向け』→『漢字変換システムの選択』で『ATOKX2』に切り替えておく。

再起動後、ATOKパレットが起動するのでしばし感動を味わった後、恒常的に『かな入力』に切り替えようとして『プロパティ』を開こうとすると、開けない。当方、仕事上共用機を使う以外はローマ字入力ではないのでこれは困る。徹夜で一晩悩んだがうまくいくすべは持っていなかった…。
ジャストシステムさんのホームページに『サポート:アップデート:ATOK for Linux アップデートモジュール』というところがあって、『http://www3.justsystem.co.jp/download/atok/up/lin/050615.html』( atokforlinux_update_17_0_2_1.tar.gz )に記載されている方法で適用を行えば、再起動後普通にプロパティがいじくれるようになる。

最高だ…。

ATOKのLinux版は『ATOKX』、『ATOK for Linux(ATOKX2)』は持っているものの『ATOKX3』は持っておらず、苦慮しているところだった。まあ、このごろはmozcの登場でATOKの優位性は低下しているものの、『執筆環境』という意味では未だに最強である。
Vineのこのバージョンは画面が比較的きれいだし、『docky』もapt-getできるし、このごろはこれにかかりっきりである。

平成25年2月10日追記
再度、上記の方法でセットアップを試したところうまくいかない…(笑)。どうやったのか今となっては謎…。
あと、使っていてわかったこと。
当方、ローマ字入力ではなくかな入力が多いが、このVine5.2ではATOKを使用したエディタ(StarSuite9, gedit, wine環境でのクラリスワークス)等の編集中に、ctrl+x、ctrl+v、ctrl+cが使えない。ローマ字入力では大丈夫。これは困った事態になった。ほかのディストリビューションでは経験したことがない。一時はSCIMの使用も考えたが、Leafpadではそういうことはないのでとりあえずがんがん入力するときはLeafpadで。一時的にいいときもあったけど、今はまったくだめになった。
あと、Vine5.2では、ワークスペース切替器もなんだかバグってる。

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