自分の母親が認知症となり施設に収容され久しい。気づけば、無職の兄が父親の遺産を使い込んでしまいかなり母親自体が経済的に追い詰められた状況になっていた。施設経費については私から補填をすることで何とか切り抜けたのだが、大量に蓄積された税金の支払いや今後のことを考えると、やはり亡き父の遺産を売っぱらったほうが、また、母親の貯金通帳の保全も図らなければ、ということで家庭裁判所に相談した中でやってみた。
結構、時間はかかるものの何とかなれた。知り合いの司法書士にお願いもしてみたのだが、「あんたやってみなよ。できるよ。」とおだてられ、また、自分が「門外漢」なら大変だったかもしれないが結構一つ一つは手慣れた事務だったので、行政各部署の協力を得ながら何とか一つ一つクリア、今は特別代理人の選任の申立てまで来たところ。
一番大変なのは一番冒頭に記入する申立書で、裁判所から持ってくるWordファイルはかなり再現性に欠けて記入項目が足りなかったりする。PDFでダウンロードして、直接PCで記入する、とか紙に書いてしまう、ということならまったく様式的な問題はないが、DOCXをWord2007で最初読み込んだ時にやけに記入項目が少なかったり、表が重なっていたりで使用に耐えうるものではなかった。互換ソフトなども試したが、このファイルに対しては壊滅的な結果であった。この原因は、どうやらこれ一太郎で最初作られたものらしく、その文書をWord変換をかけて現在も使用している、ということがあるらしい。Wordでさえ2013以降でないと対応していないみたいくらい。また、チェックボックスを多用しているので、WordのDOCXをPC上で編集したりすると「☑」に置き換えた後削除をしないといけない、という二度手間感もある。
そこで、もとのDOCを閲覧しながらExcelのシートを作ってみたので、勝手にここに保管しておきます。間違っていてもなんの責任も取れませんがどうぞお使いください。
LinuxなんかだとLibreOfficeが使われてるだろうから、イメージがかなり異なるけどここに置いときました(debian & libreOfficeを使用)。このように紙で申請するものについては、libreOfficeがもっと使われるといいなあ。
【裁判所の提供版と違うところ】
・基本的にゴシック体を使用しています。
・チェックボックスの扱いが簡単です。
・文字の大きさはなるべく再現しましたが1行あたりの文字数はかなり多いです。
・添付ファイルの欄はたまたま見本がこうなっていたんですが、案件もしくは各家裁の版ごとに違うようなので、実際は裁判所とやり取りしながら足りないものを揃えてください。
【thinkfree office calc版】
フォーム(チェックボックス)に対応していませんが、ここに一応変換後整形したものを置いてあります。添付書類のところは実際私が使ったものと同一です。
【libreoffice Writer版】
DOCを変換後、読めない部分を継ぎ足したものです。もともとのWord版は表をオブジェクト化していくつかのパーツを継ぎ足してひとつのファイルにまとめたものなので、変換をしたときに表の位置を理解できずに文字だけ再現したり表を図形のレイヤーとして理解したりで互換性が保証されない、ということがわかってきました。この版においても表の高さを増やすと、レイアウトが乱れるかもしれません。もとのdocファイルは冒頭から書き直したほうがいいかもしれませんね。ここ 結構書き直した版
上記のLibreOffice版をもとにオリジナル特有の表ずれが起こらないように、Word2016で極力表罫線部の書き換えをしたものです。
使用したLibreOfficeのバージョン情報
Version: 7.4.7.2 / LibreOffice Community
Build ID: 40(Build:2)
CPU threads: 4; OS: Linux 6.1; UI render: default; VCL: gtk3
Locale: ja-JP (ja_JP.UTF-8); UI: ja-JP
Debian package version: 4:7.4.7-1+deb12u5
Calc: threaded