2012年9月1日土曜日

日韓再併合???

戦前の日本の呼称は、『大日本帝国』であり、その範囲は千島列島、樺太、朝鮮半島、台湾そして(統治付託された)パラオにまでまたがるものであったが、敗戦によりそれらは分割統治されほとんど帰ってくる見込みはない。そして、連合国側の突きつけた条件も、『明治以降に獲得した領土は放棄』とされていたので、日本国も当然それを受諾したのであり、この国のかたちも現在のものとなっている。
確かに、樺太のような日露混在の地域とされていたものを、千島列島と『交換』し、いったんは放棄、その後武力占領し、南半分を領有、その後の敗戦により(平和条約の不存在により)その南半分は『帰属未定地』として存在してしまっている地域もある。また、千島4島については国際法上帰属未定地ではあるが、ソ連が軍事占領を行い、また、日本国政府も千島列島及び歯舞諸島が『全千島列島』に含まれる、との見解を当初持っていたために、事実上『放棄した』部分に含まれる、と日本国政府自身が思っていたフシがある。ただし、歯舞については、地勢的にも千島に含まれず、その後の努力により『歯舞諸島』は返還への道筋はついたものの、日本側が4島返還にこだわるあまり、現在まで『日ソ共同宣言の二島引渡条項』さえも履行されていない、と言うところか。
私見ではあるが、ソ連の武力により奪い取られた土地については、返還要求は可能である。今はそういう時代ではないからだ。特に、終戦後、1945.8.15以降のソ連の武力による獲得地については、交渉の余地が残されている。政府はここに目をつけるべきである。

台湾、パラオがあたかも日本時代を懐かしみ親日なのは理解できるが、実は韓国にもそういう世論はまれに存在するらしいことを伝え聞いた。大日本帝国はロシア、日本、北朝鮮、韓国、台湾に分割統治されたのであり、半島と日本を再併合させ、大日本帝国の再興を図れ、と言うことである。なんでも、そういう主張をする人々の多くは被差別階級の出身とのことで、日本が我々を解放してくれた、ということに起因するらしい。

今は、ちょっとトンデモ説っぽいが、極東アジアは政治状況が複雑で、統治機構が空白になったりもすることが過去に何度かあった。例えば、中国に政治的分裂や内線、大量亡命といった有事があった場合、日韓は当然共同して対処しなければならない。今は韓国は反日教育一色だが、おそらくそうなったら、反日などということを言ってられない状況になる。わかりやすく言えば、極端な反日を教育しておいていざ日本が韓国を助けていたことが国民にばれた場合、統治機構の正当性が一気にぐらつくことになる。韓国政府はもっと正直に事実を国民に知らせるべきだと思う。日韓再併合にならないためにも。

2 件のコメント:

  1. http://youtu.be/xFltZHpVDkU

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