2025年3月1日土曜日

ロシアとウクライナの戦争の行方

なにやら、合衆国とウクライナの大統領が揉めたらしい。そして世界中が心配している。マスコミが言うには、副大統領が、一国の大統領に対し、感謝していると言えって言ったらしい。例えば、副社長が取引先の社長に対し、俺らの支援に感謝していると言ったらどうだ?って言ったようなもので、日本人の感覚からすると、礼節に欠けるきらいは否定できないように思う。

文意を分析すると、米側が高圧的なんだけど、ウクライナ大統領が聞いてもいいか、と言い、クリミアの侵攻の時からアメリカの大統領何人か変わってるじゃんね、どうよ、っていう問いかけが発端だったらしい。これを、アメリカ大統領は「人々が戦って血が流れて残念だと思っている、支援はヨーロッパとともに継続する。」とでも言えばよかったんじゃないのかな。無難な返しで済んだのに、単純に答えられない、そもそも質問なんてするな、失礼だ、侮辱するな、となってしまった。

その後、合衆国側のコメントは、「この場所を、アメリカを侮辱した」と。議論すり替えが見事起こって、相手の大統領はひどい奴だ、という話となってしまったが、礼儀という意味なら合衆国は戦わずして負けている。むしろ、品位のない会談は人気を陰らせないだろうか。

さらに思うのは、案外、ウクライナ大統領、この質問に対して、アメリカが「謝罪」か「激怒」に陥るのを読んでいたのでは、という点である。あくまで、体裁的にはウクライナ側が懇願するように見せかけといて、実はこれまで以上の支援を引き出す賭けに出ているのでは、と深読みしてみた。あくまで、合衆国側は単純な受け答えのみで、一手先、二手先は読んでくるものの、五手先までは読めない、選択肢も見えていない。しかし、ウクライナ大統領は本職コメディアンである。伏線を回収するのでは、というオチを描いているのかもしれない。

米国は大統領が変わって国益が変わってしまったようだ。ただし、比較的国際問題は予定調和的に解決が図られるので、まだいい方向に流れるとは期待できるもののハラハラする展開になってきている。

確かに、ウクライナが実力通り「負けて」しまえば、大統領が即座に退陣し親ロシア国家に転じれば、ここまでの犠牲はなかったし、合衆国の武器供与もなく合衆国の予算も使わずに済んだ。合衆国の大統領はそのことを言う。一国の大統領に対して、「優秀なセールスマン」と揶揄するくらいである。

しかし、ヨーロッパの専門家も米国の専門家も、そんな単純に終わるものでない、ぐらいのことは予想しているのではないのかな…。

かつて、米国は戦争に対して、挑発や恫喝を繰り返し、我々は挑発に乗ってしまったではないか。ただ、その後の調和的な世界を見ると、あたかも米国は戦争相手を間違えたようでもある。要するに、我が国は、一矢報いることが目的となってしまったが、合衆国は、戦後、アジアでの覇権(市場確保)を確立する、というのがあくまで目的だった。

それが果たされて、地域経済とか、平和に寄与できたのか、と問えば、35点くらいかな、

ただ、日本の描いてきた版図や平和の維持、というものは、60点くらいつけられるか…。

合衆国の頭脳は、なるべく話を単純にして終わらせようとしているが、物事は万事継続するので、実は終わりなんて考えないほうがいいのかもしれない。

話を本題に戻そう。

喧嘩してしまったこの問題は今後どうなるか中立的な立場で予想してみたが、なんとか早めに、双方の人命が失われない形で終結することを願っている。

・予想1 合衆国からの支援が途絶え、もしくは支援の低下を受けてウクライナの経戦能力が低下、降伏または停戦合意。ただし、可能性少。)ただし、降伏という形はなくて、撤収&経済協力とかの形になるのか?。→ 合衆国がプレゼンスを失い孤立化…?

・予想2 合衆国内部の政策反動が起き、支援継続、戦争長期化。かの大統領も策を失い支援継続しか選べなくなる。さらに、西側からの派兵も可能性としてはあるが、戦火が拡大してしまうので、そこまでの可能性は少ないだろう。

・予想3 ヨーロッパはウクライナに戦ってもらいたいらしい。となると周辺国が一斉にロシア国境を越えるパターンが浮上する。戦線が拡大し、犠牲が増える。陸上戦で疲弊。戦争は消滅に近い形に。これは自制の気持ちのほうが当然強い(我が国もこのパターンでは関係国ではある)。 → 細分化されさらに複雑なことに。

2024年11月2日土曜日

成年後見人の申立て手続き(様式)

 自分の母親が認知症となり施設に収容され久しい。気づけば、無職の兄が父親の遺産を使い込んでしまいかなり母親自体が経済的に追い詰められた状況になっていた。施設経費については私から補填をすることで何とか切り抜けたのだが、大量に蓄積された税金の支払いや今後のことを考えると、やはり亡き父の遺産を売っぱらったほうが、また、母親の貯金通帳の保全も図らなければ、ということで家庭裁判所に相談した中でやってみた。

結構、時間はかかるものの何とかなれた。知り合いの司法書士にお願いもしてみたのだが、「あんたやってみなよ。できるよ。」とおだてられ、また、自分が「門外漢」なら大変だったかもしれないが結構一つ一つは手慣れた事務だったので、行政各部署の協力を得ながら何とか一つ一つクリア、今は特別代理人の選任の申立てまで来たところ。

一番大変なのは一番冒頭に記入する申立書で、裁判所から持ってくるWordファイルはかなり再現性に欠けて記入項目が足りなかったりする。PDFでダウンロードして、直接PCで記入する、とか紙に書いてしまう、ということならまったく様式的な問題はないが、DOCXをWord2007で最初読み込んだ時にやけに記入項目が少なかったり、表が重なっていたりで使用に耐えうるものではなかった。互換ソフトなども試したが、このファイルに対しては壊滅的な結果であった。この原因は、どうやらこれ一太郎で最初作られたものらしく、その文書をWord変換をかけて現在も使用している、ということがあるらしい。Wordでさえ2013以降でないと対応していないみたいくらい。また、チェックボックスを多用しているので、WordのDOCXをPC上で編集したりすると「☑」に置き換えた後削除をしないといけない、という二度手間感もある。

そこで、もとのDOCを閲覧しながらExcelのシートを作ってみたので、勝手にここに保管しておきます。間違っていてもなんの責任も取れませんがどうぞお使いください。

LinuxなんかだとLibreOfficeが使われてるだろうから、イメージがかなり異なるけどここに置いときました(debian & libreOfficeを使用)。このように紙で申請するものについては、libreOfficeがもっと使われるといいなあ。

【裁判所の提供版と違うところ】

・基本的にゴシック体を使用しています。

・チェックボックスの扱いが簡単です。

・文字の大きさはなるべく再現しましたが1行あたりの文字数はかなり多いです。

・添付ファイルの欄はたまたま見本がこうなっていたんですが、案件もしくは各家裁の版ごとに違うようなので、実際は裁判所とやり取りしながら足りないものを揃えてください。

【thinkfree office calc版】

フォーム(チェックボックス)に対応していませんが、ここに一応変換後整形したものを置いてあります。添付書類のところは実際私が使ったものと同一です。

【libreoffice Writer版】

DOCを変換後、読めない部分を継ぎ足したものです。もともとのWord版は表をオブジェクト化していくつかのパーツを継ぎ足してひとつのファイルにまとめたものなので、変換をしたときに表の位置を理解できずに文字だけ再現したり表を図形のレイヤーとして理解したりで互換性が保証されない、ということがわかってきました。この版においても表の高さを増やすと、レイアウトが乱れるかもしれません。もとのdocファイルは冒頭から書き直したほうがいいかもしれませんね。ここ 結構書き直した版

Microsoft Word 2007以降

上記のLibreOffice版をもとにオリジナル特有の表ずれが起こらないように、Word2016で極力表罫線部の書き換えをしたものです。



使用したLibreOfficeのバージョン情報

Version: 7.4.7.2 / LibreOffice Community
Build ID: 40(Build:2)
CPU threads: 4; OS: Linux 6.1; UI render: default; VCL: gtk3
Locale: ja-JP (ja_JP.UTF-8); UI: ja-JP
Debian package version: 4:7.4.7-1+deb12u5
Calc: threaded

2024年1月29日月曜日

Xiaomi Redmi note 11Pro 5Gと10tのFMラジオ

 かつてHUAWEIの基盤設計のスマートさ、やライカカメラ搭載の画像のキレイさに驚かされてきたのだが、よくわからないかなり政治的な理由によって、市場追放に至ってしまったことについて、非常に残念に思っている。

日本のスマートホン市場も、これによって2-3年の後退を余儀なくされた、と私は思っている。それ以上に、あのスマートな筐体設計、OSの洗練された操作性もHUAWEIを素晴らしさ、の一つであったのだが。

最近娘がiPhone12中古でいいから買って、とおねだりをしてきたので、まあ娘には携帯はすべてお下がりを与えてきた経緯もあって、その望みを聞き入れることにした。ただし、先立つものはまったくないので、私のスマホコレクションを清掃消去しながら順次中古屋に持ち込むことにした。

そうしたら、故障品も含め実に19台もの台数に達し、金額的には8万を超えることができた。iPhone12の中古はインターネットのフリマやオクで4万円程度。目標額を大幅に超えることができた。

さて、娘には中古を買い与えたあと、少々気持ちに余裕があったので、redmi noteの標記2台を購入した。正確には、11 Pro 5Gはオクで、10tは某MVNOの特典で購入したものである。

初めてXiaomiを使用したが、HUAWEIと似ているところもあるが、なんとなく無骨でかなり違うイメージがある。また逆にいい点は、安価でもFelicaを搭載している点。これは助かる。

で、FMラジオ。これはうれしい。しかも結構感度がいいんだよな。ただ、10tの場合、買ってきてすぐには日本対応の周波数にならなかった。OSのアップデートをしたらなりましたよ、76.0MHz〜95.0MHzに。

 

2023年4月16日日曜日

Office365(無料版)について

 Microsoftから提供されている、Officeの無料版でこいつを打ち始めている。このMacBookを中古で手に入れてから、あれやこれやといろいろ試していたのだが、それもこの頃落ち着いてきたので、本来の原稿執筆マシンとして機能させているところである。 

 Wineの動作確認から始まって、Linux、Windowsと動作検証をしてきたのだが、まあ、いろんなことをやっていてもこちらは楽しいのであるが、本来のパソコンとしての機能は生かすことができない。余談だが、このMacBook、Linuxとしては最低だった…、音を出すことができなかった…。いろいろやってはみたものの、全ては厳しい結果に終わった(笑)。 

 さて、表題に戻ろう。この頃は、オープンオフィス的なLibreOfficeがあるので、オフィスソフトもそんなに昔のある時期的な、Microsoft一辺倒な時代は終わっているような印象を持っている。特に、個人環境では、何も大枚をはたいてまで(今はそのような表現は該当しないが昔は…。)Microsoft製品に頼らなくてもいいような気がするが、Windows10をインストした際にちゃんと昔のOffice2013を入れてはみたものの、OS自体にMicrosoft Officeの無料版(Office365) があったのでこいつを今使っているところである。 

 Office365は当然、有料版であるもののなんの支払いもしなければ、機能限定版が無料で使える。Windows10を最初に入れた頃は「なんだこんなもん邪魔」くらいの取り扱いをしていたが、今試しに文章を打ち込んでみたら案外軽快な感じで、エディターとしてはむしろ十分である。個人として、マイクロソフトには個人的に過去十分すぎる献金を行なってきたので、こいつで料金を払うことはまずないが無料で使っていいなら使わせていただこうではないか。 

 そういえば、昔、thinkfreeオンラインというオフィスが提供されていて、自分も試用したことがある。当時は、こんなものがあるのか、くらいの感覚だったが、マイクロソフトのこいつは、必要最小限、かつ、禁則処理に代表される日本語の扱いは要求を満たしていると思うので、しばらく使ってみようと思う。 

2023年3月26日日曜日

64ビットWindows10 Pro でクラリスワークス 4.0が起動した

Windows95の頃の製品であり、「セットアップできない」と専らネットブログの噂があるので、セットアップは試さず、動作しているWindowsXP機からそのまま「C:\Program Files」に「Claris Corp」というフォルダをまずコピーしてあげた。で、「.\クラリスワークス 4.0」の中に「CLWORKS.EXE」があるので、そいつを実行してあげる。そしたら、なんだかDLLがないって怒られるので、「..\Claris」の中の「wmf.j32」を指定してあげる。

これで動いてしまうほうが何となく不思議である。正直、家で文章を書くときはすごいオフィスソフトは不要で、でも、thinkfreeでは、禁則処理があまりうまくなく、kingかEIOかOffice365の無料版で十分かな。libreでも可なんだけどさ…。



文字の書式をいじくるときは、SHIFTキーを押しながらマウスで選択しないと動作しない。また、スクロールマウスも古いソフトすぎて無理。どこでもホイールとか動けばいいとは思ってやってみたけど動作しなかった。


2023年3月19日日曜日

MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)でWineとか。クラリスワークス 4.0も動かしてみた。

 最近中古で手に入れたこの機械、使うんではなくて基本、試す、という実験を繰り返している。

 当然、昔、ただのMACOSの頃のようにフォーマットして、OSを入れ直して、ということまでやっている。そこまでやって思ったのだが、案外Macも不具合が多いんだなーとの印象を持った。

 最初、前ユーザーからはBig Surの状態、それはそれでUIもきれいでよかったのだが、当方携帯によくBluetoothでつなぐことがあり、つなぐことはつなげるけれども、5〜10秒後に突然切断されてしまうという事象を経験した。

 そこで、El Capitan 10.11を入れてみたが、今度はWindowsを入れるためのBootcampが何やら不具合を起こしていて全然遊べず、こちらとしてもあまり長期間遊べないと判断、そこからOSアップデートを行い、High Sierra 10.13にしたもののやはり不具合があったので再度OS入れ換え、Catalina 10.15に落ち着いた。

 どれも初めての体験でBootcampを経由してのWindowsマシンとしての評価は、すっごく綺麗である。画面とか。中古のマックは使えれば、コスパ高という評価ができるのではないか。ただ、Windows入れるときのライセンスは金額的に馬鹿にならないが、合法的に使いまわせるものをお持ちであれば、かなり満足度が高い。

 正直、私は、MS-DOS Ver.3.1、Windows も3.0からのマイクロソフトユーザーであるので、Windowsの所有資産は半端なく持っている。退職後は、エミュレータでVz Editorを動かし、物書きにでも転身しようかと内心思っているくらい、エディター、ワープロ好きである。本当は、Windows 3.1時代の「WordPerfect 5.2J」を未だに使い続けたいと願っているくらいである。ただし、あれから30年。今いる会社で最初のボーナスで買ったものは、まだ一般的ではなかった、それでも当時のマニアは皆欲しがっていたMicrosoft Office 5 (Windows3.1版)。ちょっと家から離れた遠いところにしかショップはなくて、買いに行くのに親父に電話して車を出してもらったっけ。まだ、給料を袋でもらってたんだよな。もらってそのまま買いに行ったんだよなあ…。あの頃のソフトはみんな夢があった。その頃の大多数の提供媒体だったFDはもうすでに磁気が破壊されつつある。

 さて、私は、ながらくのWineユーザでもあるので、OSを手に入れるとどうしてもWineを入れたくなってしまうという悲しい趣味の持ち主である。ただ、これらのインストールや設定については先駆者の方のブログ等を参考にしていただきたい。私のような人間はわけもわからずやっているところがあるので、人様にお教えできる技術力などないためである。

 今回は、結果だけ書いていく。動いたからと言っても、実用とするわけではないのに(笑)。

【Mac OS XでのWine動作実験】

① Sourcenext ズバリ日記帳2
 ズバリ、ネイティブアプリのように動作する。通信系は未検証。十分実用的である。

② Microsoft Word 2007, Excel 2007
   ネイティブアプリのように動作する。十分実用的である。ただし、私の設定だと、入力文字が汚い。Retinaの性能を引き出せず。一昔前にあった日本語入力問題(エコーラインではなくシステムラインに入力してしまう問題)も解決したようだ。
Microsoft Word 2007のWine上の表示

③ 一太郎Lite2, 2007,2008, 三四郎2007,2008
 十分に動作。不具合も特に見当たらず。さすがに一太郎は、Wine版をリリースしてきた経緯もあってか、非常に実用的である。日本語入力(さすがにATOKは使えない)もおそらく問題なく行える。また、以前存在していたカーソル問題も解決しており、安心して使えるのではないか。

④ Shuriken 2007, 2008
 一見、大丈夫そうに見えるが、サーバー設定、受信などに不具合がある。また、それぞれのバージョンで違う不具合箇所となる傾向。また、Shurikenの常駐プログラムも動作するが、不安定。Wine版で最適化できるなら製品化の可能性があるのでは、と昔ジャストの営業さんに申し上げた事があることを思い出した。実用には今一歩である。

⑤ Agree 2007,2008
 ソースネクスト社のthinkfree Office のSHOWと同一製品?。使用には耐えうるようだ。
ただし、スクリプトを作ってアプリ化してそこからコールしたら、終了時に大量のログが吐き出されるので、何かしら不具合があるのかと思ってしまう。このログは詳細不明。thinkfree でも同様の事象あり。



⑥ thinkfree Office 3〜neo 2019
 インストール時に大体のバージョンで認証に不具合が発生。認証時に入力カラムが表示できないので、シリアル入力ができなくて悩む。私は主にバージョン7で検証作業を行った。スペースキーを押したり、いろんなことをすれば認証が可能、になるかもしれない。
 そもそも、私がこのワープロをメインに使わないのは、日本語のぶら下げインデント(禁則処理)に対応してくれないからであって(本製品は行末に、。が来ると、。より一文字前を道連れにして改行してしまう。道連れにしても、カーニング等の処理をしてくれれば気づかないが、それをしないため、空白が行末に一文字発生し、あまり見てくれがよくない。韓国ではあまり禁則は厳しくないのか?)、ただし、入力などは問題ないためにずっと買い続けてしまっている。
 Wineでは、Writeの起動直後、入力してすぐにスペースキーを押したりすると、狙った位置にスペースキーが挿入されず、変なところに挿入されてしまう。時間が経つと解消するようだ。
編集されている文章を呼び出してスペース、では問題は発生しなかったが、使用には注意を要する。

⑦ Kingsoft Office 2013
 大方、問題のないように思える。編集作業は全く問題がないだろう。前掲のthinkfreeに比べても実用性は高いと思う。
起動時、MACOSXのWMを無視した無視した起動をしてくるのは愛嬌か。一体何のOSで動いているのか、わからなくなる。独自のAPIを搭載している、ことの証左と言えるかもしれない。
 また、コマンドメニュー呼び出しの際、通常のリボンだけでなく、昔のメニューバーのような体系でメニューが用意されているのだが、こいつは画面左上のKingsoft Office 2013と書かれたロゴ右側の▼部分から呼び出せる。Wine下ではこいつをうまく呼び出せない。ここを使用する時は、▼をクリックした上で、そのままカーソルを下に動かすことで、メニューを表示することができる。ただし、致命的な不具合ではない。十分実用に耐えうる、と思う。KingsoftはMac版もリリースしているので、手間暇かけてWindows版をそのまま使う、ということ自体が(笑)。

⑧ Microsoft Office 2013, 2010, Works 8.0
 結果として、どれもセットアップが完了しない。2013はセットアップですら起動しない。また、2010はセットアップはかかるが、完了しない。多分、何か設定してあげれば完了するのかもしれないが、今回は原因不明である。過去にubuntuで2010を当方起動させているので、不可能ではないかもしれないが、以前は32bit、今回は64bitであり、Wineの動作はそれだけでもかなり違うようだ。
 Worksについては、Office98ベースであり動きそうな気もするが、残念ながらセットアップファイルが誤作動を起こし、セットアップが完了しない。ネットワークツールを設定する際に、32bitか64bitかをチェックしており、その後に容量チェックをしているようだが、今のナンバャクGBという世界をこいつは想定していなかった、のか。

⑨ クラリスワークス Ver.4
 マニア期待のクラリスワークス。本体のアップルは早々にこいつを見捨てたような気もするが、未だに一部のWindowsユーザーはこいつを愛用している。
 セットアップはかかったり、かからなかったり…。ただし、¥Windowsや¥Windows¥Systemファイルにファイルをコピーしていないので(これで使用可能になるのはさすがにアップルの技ではないか。)、実機から稼働中のフォルダをそのままコピーしてあげれば良い。
 さらに、Wineで起動させてあげた時に、WMF.j32(これはどうやらWindowsでいうDLLみたいなもの?)がねえぞこら、みたいにダイアログを出して怒られるので、コピーしてあげた中から探し出して指定してあげれば、完璧に動く。
 Windows2000, XPとか7以降、クラリスワークスは動作するものの文字の装飾とかはシフトキーを押しながら、マウスでクリックしなければいけなかったが、私の検証ではそのへんは解消していて、実作業に耐えられる。唯一、問題点を挙げれば、DOCには対応していない点か。あと、スクロール(ホイール)マウスも使えない。Windows7とかでは、特定のフリーソフトを組み込むことで対応できたが、さすがにWIneではやってはみたものの無理だった。
 実際にワープロで動作させる時は、画面拡大を133もしくは167%にしとくと吉。
 そういえば、私が駆け出しの時、某厚生省研究機関に勤めていたI先生は、Apple II Classic上のClaris Worksで論文を書いていたっけ。当時、事務はPC-98で印刷はドットが見えてた時代、アップルからの出力はすでにTrueType化していた。懐かしい…。





⑩ Aurora Ace Ver.2, WX-Word(どちらもWin3.1版)
 いずれも無理。16ビットだし(笑)。当時手法として存在していた、Win32を組み込めばできるのかな…あっ無理だ。
 どちらも評判の良いワープロだった。フル画面のエミュで動作させるしかない。

* 番外編 PC-98エミュレータ
 結構動く。ただし、MacBookでは、キー数が少なすぎて、日本語がONにできない(笑)。そもそも、PC-98エミュは日本語入力を重視してなくて不具合だらけであるが。
 起動時に勝手にONになってる一太郎Ver.3とかは問題ないが、それでもかな入力は無理だった。ローマ字入力は結構いける。
 Anexであれば、Control+右commandキーでFEPをONにできる。テキストレベルの執筆は、VzとかDOS版オーロラエースで十分かも、と思ってしまうくらい。
Microsoft Works 3.1かな

 ただし、キーリピートが効かなかったり、画面が操作不能になったり、それらの不具合が一定ではなかったりする。完全動作は難しいが、用途を区切っての使用はできる。

** 追加編 EIOffice
 この製品は、私は好きである。問題なく動作するが、Retinaを生かしきれない画面表示と、一部英文字において、強制的にイタリックになってしまう問題を抱える。
 全て、致命的な問題ではなく、、承知して動かせば安定して動くし、全く試筆作業には差し支えない。ちなみに、Linux版もあるが、こいつを無理やりやっていけば、ネイティブなMac版ができたんじゃないかな。なぜ提供しなかったのだろう…。


 











2023年3月4日土曜日

au版 iPad mini2の復活(笑)について

 以前、au 版iPad mini2が、SIMの仕様が変わってしまったために使えなくなってしまった、という記事を書いたが、下駄(R−SIM)を履かせて復活できたので、一応報告。

まあ当たり前の話ではあるんだけど、iPhone 5sの時代に買ってあって、まったく使わなかった(というより使えなかった)下駄が、やっと利用方法が見つかってそちらの喜びが大きい。

ちなみに新しい下駄もあるんだけど、こいつを使うと3日もたたないうちに圏外となって、復活させるまで、結構時間を取られてしまう、特に4Gから3Gになったり、あるいはその逆、また、本当に圏外になったりすると、そこで通信が復活できず途絶したままとなってしまっていた。なぜか古い方に変更してみたら、非常に安定している。

まだまだ使えるかなこいつは。ただ、iPad mini2 もオークションでSIMフリーモデルのジャンクを見つけて、修理したい自分がいる。


それでも毎日持ち歩いてたら一週間程度で「圏外」になってしまう。もしかしたら、auのSIMのほうが圏外になる可能性は少ないかもしれないので、今度実験してみるか。